「スーパー“ゲームオタク”ブラザーズ」ピクセル 近大さんの映画レビュー(感想・評価)
スーパー“ゲームオタク”ブラザーズ
エイリアンが往年のレトロゲームのキャラになって地球を侵略!
立ち向かうは、かつてのゲームオタクたち…!?
パックマンにドンキーコング、その他にも出るわ出るわの懐かしのゲームキャラたち。
ドンピシャ世代には堪らないSFコメディ。
自分はこの世代よりもうちょっと後のスーファミ世代。
正直知らないのも多いけど、パックマンやドンキーコングはプレイした事ある。
結構難しいんだよね~、ドンキーコング。
ジャンプのタイミングとか。
ゲームの懐かしの思い出はさておき、感想へ。
ゲーム感覚のエイリアン迎撃は見ていて楽しい。
パックマンなんて特筆。
パックマンを実体験型リアルゲームにしたらあんな風になるんだろうなぁ。
道路やビルとビルの間や路地裏なんかをステージにして、その中を移動して…こりゃ面白そう。
ラストステージのドンキーコングなんてそのままTVバラエティーのアトラクションに出来そう。
自分だったらこう動いて、こう操作して…なんて考えながら見ていた(笑)
…実は、面白かったのはこの“ゲーム”の部分だけ。
話の中身はあまり面白くない。
基本は典型的なアメリカン・コメディ。
だって出演が、アダム・サンドラーにケヴィン・ジェームズだもん…。
サンドラー演じる主人公の電気工が大統領と幼馴染みなんて、絶対あり得ないとは言い切れないけど、設定に無理あり過ぎ。
その主人公が仕事で出会った女性が政府の人間とかも。
楽しいのはいいけど、ハラハラドキドキが感じられない。
ハリウッド映画史上稀に見るへっぽこの大統領と政府、軍人たち。
これは皮肉…かな?
ラジー賞にノミネートされたほど酷評。
確かに誉められた出来じゃないけど、気楽に楽しめるエンタメ。
ドンピシャ世代のゲーム好きの方なら一見の価値はアリ。
ゲームはマリオ好きで、ファミコン、GB、スーファミのマリオ類はほとんどかなりやったなぁ。
1、2、3、ワールド、カート、マリオランド、同2、ワリオランド、ヨッシーの卵、ヨッシーアイランド、マリオRPG…。
唯一Wii UのNEWスーパーマリオブラザーズもやり、その高グラフィックには驚いた。
またしてもマリオはワンシーン出演。(マリオを探せ!)
権利などの問題で難しいのかもしれないけど、ラスボスはクッパにして、主人公のピンチに善玉エイリアンがマリオに扮して…とかだったら!
それともいっそ、続編を作るとしたら、マリオをベースにして…。
興行・批評共に奮わなかったから続編の企画は無いだろうけど…、実現望む!