「よかった」ピクセル 古泉智浩さんの映画レビュー(感想・評価)
よかった
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この題材で描くにはこれ以外の回答はないほどのベストアンサーだったのではないだろうか。大統領が都合よく友達であることなどがいい具合に現実離れしていてテーマに入っていきやすい。
表現がすごい。ゲームを現実に置き換えることはどう考えても無理があるのだが、そう感じさせることを極力減らすことができていると思う。見事な職人技だ。
しかしだからと言って物語が特別面白いかと言えば、別にそうでもなく、まあまあの面白さだった。題材としての限界がある。しかしこれ以上の回答は考えられない。スタッフの皆さんは見事にやりきったと湛えたい。80年代の場面が完璧で泣きそうになった。
アーケードゲーム直撃世代なのだが知らないゲームがけっこうあった。日本とアメリカで流通していたゲームが違うようだ。
カナザワ映画祭から帰宅して普通の映画が見たと思ったので、ちょうどいい濃度のそこそこの面白さで癒された。
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