「誰でも1つは取り柄がある。世代でなくても楽しめる、ザ・アトラクションムービー!!」ピクセル 映画コーディネーター・門倉カドさんの映画レビュー(感想・評価)
誰でも1つは取り柄がある。世代でなくても楽しめる、ザ・アトラクションムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:ゲームの世界観がフルCGで見事に再現され、その圧倒的スケールに驚かされる。80年代のゲーム世代には、懐かしさ満点の描写も多数登場。親子で安心して観られるのもうれしい。
否:当時のゲームをよく知らなかったり、そもそもゲームに興味がなかったりすると、人によっては結構退屈かも。
ゲームのキャラクターが侵略してくるということで、パックマンやドンキーコングを始めとする数々の名キャラクター達が、スクリーンを所狭しと暴れまわります。街を縦横無尽に駆け回るその迫力に圧倒されます。当時のゲームを全く知らなくても楽しめそうですが、やはり知っている世代の方々からすると、
「そうそう!あったあった!」
と、感動必至の描写が満載かと(笑)。好きだったキャラクターを探してみるのも面白いかもしれませんね。
内容としては、ゲーム以外に取り柄がなく、不遇な運命を辿っていた主人公や、大統領にはなったものの、鳴かず飛ばずでバッシングの嵐にさらされていた親友が、自分達だからこそ出来る方法で地球の危機に立ち向かっていく姿が、まさに痛快です。また、主人公のウィットに富んだセリフのやり取りの数々も、非常にユーモラスでむしろカッコイイです(笑)。
グロシーンやラブシーンもほとんどありませんので、親子で安心してご覧いただける、まさにアトラクションムービーです。大人世代は懐かしくて感動出来、子供世代は新鮮で楽しめる、そんな家族サービス向け映画です。
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