マルタのことづけのレビュー・感想・評価
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心に隅にいつまでも居座るような印象
派手さは全くなく、むしろどんよりした気分にさせられる始まりだし、かなり最後の方までどんより、残りますが、その気だるさに強い意志と希望を見いだしていく展開が良いと思いました。メキシコのおそらく?一般的な家庭風景なのでしょうか、それも代返興味深あものがありました。
それぞれの個性が
わかった作品。原作はメキシコ?
あまり派手な舞台ではないけど、日々の生活の中で徐々にクールなクラウディアが皆に心開いていく様子が凄くわかった。マルタが良いお母さんすぎ。父親が全員違うから道理で皆顔似てないはずだ。
天涯孤独のクラウディアがきょうだい其々と心通わせて行く場面が好き、体型気にしてダイエット挫折?してるウェンディの話聞いてあげてるところとか。
最後灰撒いて、其々に言付けしているシーンは泣きました。
これが実話とは!あと、クラウディアこの当時26歳?ティーンエイジャーかと。。
大切な家族。
孤独を切実に感じさせる作品だった。同時に他人との関わり、
予期せぬ出逢いがもたらす人生の転換期を示した作品でもある。
監督自身が体験した出来事からの着想でモデルとなった女性の
次女が実際に次女役で出演している。4人の子供は全員個性豊か。
それを束ねるHIV末期患者のマルタ。虫垂炎で入院時に偶然隣り
合ったクラウディアは、マルタ一家と家族のように関わっていく。
天涯孤独で無表情のクラウディアが、なぜ実演販売という仕事を
しているのか不思議だったが、他人と関われるのはそこしかない。
彼女の抱える孤独が無機質な風景の中でヒシヒシと伝わるのが
今作の特徴で、対岸にマルタの騒々しい家庭が位置する。一見
こんな面倒な一家と関わりたくないと思うが、天涯孤独に生きる
クラウディアからはどの光景も目から鱗だろう。まるで我が子の
ように接してくるマルタから愛情の一片を次々受け取った彼女は、
この一家が抱える問題(母親の死)に対し正面から向き合っていく。
タイトルにある「ことづけ」がすべて奇を衒ってないところが新鮮。
(監督の人生観を変えた出来事がありのままの自然体で描かれる)
水槽の中の金色のまねき猫
この家族をいつまでも見守っていたいと感じた。 マルタの器の大きさ、マルタとクラウディアとの関係や距離感が丁度良かった。 マルタの中に、血の通った人間の本当の温かみを感じた。 そして、母親の偉大さを知った。 ラストのマルタの願い、「私の遺灰は、この町の中にまいてちょうだい。」という 遺言に、心がジーンとさせられた。 謎のアイテム:「水槽の中のまねき猫」「車の窓に張ってあった仏像」のシール。」
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