映画 ひつじのショーン バック・トゥ・ザ・ホームのレビュー・感想・評価
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復刻上映だが今見ても面白い作品
今年425本目(合計1,075本目/今月(2023年12月度)26本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))
親族上の小さい子が今度(子供ならではの)入院するとのことで、その間の入院の時間つぶしにと思ってグッズ購入のついでに私も見て帰りました(グッズはありましたがパンフレットはなかったです)。
いわゆるクレイアニメに入ります。私が見たときは字幕版でしたが、セリフが極端に少なく、出てくる字幕もかなり少ないので(出てくる漢字字体は「土地売却済み」のような4~5歳の子には理解しがたい点はあるとしても)、字幕も何も全部すっ飛ばして「映像だけを見る」というのも良いのではないかな、と思っています。
このタイプのいわゆる「クレイアニメ」が当時のころからあったこと、また、公開から8年(もうすぐ9年)たとうとしている中で、現在(2023~2024年)まで通用するレベルの描写がされていたのが一番良かったです。
また子供向けアニメなので(とはいっても、大人が見ても別に笑われるわけではないし、そういうこともなかった)、ストーリー展開が非常にわかりやすく「誰が誰でどうなるかわからない」といったことはまずもってない、ということも言えます。この点は結構高評価かなと、と思います。
今回復刻版を(グッズ購入のついでに)みたのは、どうもこのシリーズ、2023年の年末か2024年の年明けかに最新作が出るから、ということでの復刻版上映が順繰りでなされているためのようですが、その「最新作」にも注目、といったところです。ドラえもんやクレヨンしんちゃんのように、「一定量の日本語の聞き取りを必要とする」子供向け映画と違う趣がありますし、クレイアニメのその描写に関していえば大人が見ても良いかなといったところです。
採点に関しては特段気になる点がないのでフルスコア切り上げの扱いにしています。
有名なんですね、ひつじのショーン、初めて見ました。楽しかったー。 ...
有名なんですね、ひつじのショーン、初めて見ました。楽しかったー。
セリフがないのにこの面白さ、いやーやられた。犬やひつじが動物でもあり、人間臭くもあり。対して個性豊かなのに名前すら無い人間(牧場主)くもっためがね、交換しろよ(笑)
ひつじ数えると眠くなるのは万国共通?その他、随所にセンスのいいギャグあり。新作の方もぜひ見たい。
スタチャン無料放送鑑賞
ショーンといたずらブタ
例によってショーンは牧場主にいたずらを仕掛けるが、トレーラーが大暴走、大都会に来てしまう。
そこには情無用の動物捕獲員がいた。
ギャグがイギリス風で面白かった。
芸術!…観る人を選ぶかな
ひつじのショーンに関しての知識はほぼゼロ。
こういうキャラクターがいるという事くらい。
クレイもの初。効果音のみのセリフなしも初で、慣れてなくて、前半一時間はおもしろくない…?と思いつつも、いつの間にかハラハラワクワク!
羊たちが考える奇想天外な発想、見たことない展開の連続でおもしろかったです。
これが、クレイで出来てると思いながら観ると、一層すごいと思うのが増しました!
セリフもないのに表情、しぐさでストーリーを進めることが出来るなんて!
セリフがないから、気づいたら見入ってしまいました。
余計な物がなくて、純粋に起こってる出来事を楽しめる。その楽しさに気づけて、ちょっとした初体験です。
退屈な毎日の連続のありがたさや家族?の大切さも感じることが出来て幸せな気持ちになりました。
作品の完成度はとても高いです。
細かなところまで考えられてる。
ただ、作品の内容的に観る人を選ぶかな。
鑑賞人数の多さや高評価が意外でした。
観た大人はわたしくらいかと…。
子供でも賢い子供が好みそう。
<ノーカット?>
映画の原点に立ち返った作品
日本でも知られるクレイアニメ「ひつじのショーン」の長編映画化作品。
ひつじやほかの動物はもちろん、人間も言葉を喋らず、動きと表情だけでストーリーを語る見せ方は、チャップリンやバスター・キートンなどの無声映画と同じ。
まさに映画の原点に立ち返った作品で、笑えてハラハラして最後にホッとする。
大人から子供まで誰でも楽しめる作品。
面白い!
面白かった。
面白かったし、この映画を作るのにどれだけの時間と手間がかかっかのだろうと思うと尊敬しかない。
映画版にふさわしいスケールの大きさでいつもテレビで観てるけど、とても満足しました。
いつもファーマーにイタズラばかりするけどかまってほしい子どものようなショーンたちに笑って泣けて、
愛情で繋がってる人と羊と犬の絆にほっこりした。
クレイアニメ自分でも作ってみたくなりました。
毎日毎日同じ朝も、また違った朝に見える
『ウォレスとグルミット』で知られるアードマン・アニメーションズによる新作クレイ・アニメ。
主人公、羊のショーンは『ウォレスとグルミット』にも登場したらしいが、正直あんまり覚えてない…。
それでも、これはこれで、一本のアニメ映画として楽しめる作りになっている。
毎日同じ牧場生活に飽き飽きしたショーンらは、ご主人様をトレーラーの中に眠らせて自由を満喫。ところが、トレーラーが暴走して、さあ大変! ご主人様を追って、大都会へ…!
まずユニークなのが、全編台詞ナシでの展開。
NHKで放送されてるTVシリーズも台詞ナシらしいけど、こちらは約一時間半の(TVシリーズよりずっと)長丁場。
台詞ナシで大丈夫?…なんて心配は見てたら皆無に。
むしろ、それが魅力。
どちらかと言うとポーカーフェイスのキャラたちが織り成す、リアクション豊かな珍騒動。
チャップリンはたまたミスター・ビーンを彷彿させ、同時期公開の『ミニオンズ』もある意味台詞ナシ、台詞応酬コメディより、感じるユーモアは万国共通。
手書きアニメやCGアニメとは違う、アードマン・アニメーションズによるクレイ・アニメの、毎度毎度見事な手腕は言うことナシ!
ストーリーも分かり易くていい。
ご主人様を捜せ!
ショーンらの文字通りの“擬人化”。
手術医に変装した牧羊犬ビッツァーなんて…ププッ(笑)
一方、ご主人様も。
何やら記憶喪失になっちゃって、牧場での腕を活かした仕事で思わぬサクセス…!?
この両者が擦れ違ったりリンクする構成も巧み。
こういう動物を主人公にしたなら、悪役は必須。
動物収容センターの捕獲員がしつこくて、危機危機のハラハラ。
ショーンたちは無事ご主人様と再会出来るのか…?
ご主人様の記憶は戻るのか…?
スリルとドタバタの中に、捕獲された動物たちのドラマをおまけし、ショーンらとご主人様の絆をそつなく描いてほっこり。
毎日毎日同じ朝も、ある経験をすれば、格別の朝に見える。
最後に…
全編通してクスクス、ニヤニヤの笑いだけど、つい吹き出してしまったのが、動物収容センターでの真向かいの檻の微動だにせずメッチャ睨んでくる犬。
アカン、思い出しただけで…(≧∇≦)
エンドクレジットで微動だにしないオチが!
「やっぱりお家がいちばん」
盆休み&帰省の間に書き切れてないレビューをガンガン
上げようと思いきや、墓参りやら友人・親戚巡りやらで
ほとんどゆっくりできず、それどころか映画の1本すら
観られずという有り様。
実家は最寄りの映画館まで車で2時間くらい掛かるので、
映画館で映画が観られる事のありがたみを改めて感じた次第。
という訳で?今更ながら、お盆前に観ていた本作のレビュー。
この映画については『ウォレスとグルミット』のアードマン
スタジオ最新作……くらいの知識しか無かったのだけど、
お気に入りのレビュアーさん等を含めて
好意的なレビューが多かったので鑑賞。
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まずはやっぱり、クレイアニメの手造り感って良いっすね。
CGも一部使っているのかもだけれども、フルCGアニメにはない
この素朴な温かみ。なんだか観ているだけでホッとする。
全編に散りばめられたユーモアもバッチリだ。
思わず口元が緩んでしまうような無邪気で楽しい笑いが、
端から端までギッシリ詰まってる。
どのネタもクセや毒っ気は強くなく、子どもも安心して
観られる点がグッド。じゃあ大人にはタイクツな出来?
というと全然そんな事はなく、大人の鑑賞にも耐えられる
キレがある笑い。この見事なバランス感覚!
しかもそれを全編セリフ無しでやってのけるのだからスゴい。
好きだったのは、刑務所みたいな収容施設のシーン。
“シシシシシッ!”と口を啜るレクター博士っぽい猫とか
マッチョ過ぎるプードル(骨ダンベル(笑))とか
威圧感たっぷりにこちらを睨みまくる犬(?)とか
小ネタが利いてて楽しかった。
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そして何より、
ひょこひょこと動くキャラクターたちの魅力的なこと!
主人公ショーン率いる羊たちの息のあった掛け合いが
楽しい楽しい。レストランでのドタバタ(メニューが
前菜(笑))などにはクスクスし通し。
暴走するトレーラーの中でのんきに寝ぼけてたり、
ローテーション催眠術でアッサリ眠ってしまうご主人も可愛い。
007も真っ青の完全武装動物ハンター・トランパーさんも、
悪役だけどちょっとヌけてる所がなんだか憎めなかった。
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全編楽しくて笑えるけれど、心を動かす部分もしっかりあって、
ご主人を探す牧羊犬くんの必死な姿や、
いざご主人を探し出した後の展開にウルウル。
ご主人が最後にショーンたちを思い出す方法も優しいし、
みんなを手助けするブサカワなワンちゃんの最後も優しい。
よかったね、君にも帰る場所が出来て。
平凡で単調な毎日に慣れると忘れてしまいがちだけど、
平凡で単調という事くらいに平和な事は無いし、
帰る場所がある、帰りを待ってくれてる人がいる、
それって本当に幸せな事だと思う。
ジュディ・ガーランドの昔々の言葉を借りれば、
「やっぱりお家がいちばん(There's no place like home)」。
盆休みとかで実家に帰る度に感じるが、
故郷みたいな場所って、やっぱこの世のどこにも無い。
という訳で、メイメイ故郷は大事にせにゃあかんですよ。
羊なだけに。(←座布団没収)
<2015.07.26鑑賞>
間違いなく傑作ですっ!!!!
テレビでのショーンがもともと好きで、でも映画はお金出して見に行く程じゃないんじゃ・・・・・と思っていました。でも見に行って本当に良かったです。いたるところに笑いのセンスが光っていて、ずっとニヤニヤしっぱなしでした。
でも一番いいのは牧場主とショーンたちの、普段はゲンナリしたりイライラしたり鼻で笑ったりする間柄なのに、やっぱりお互いのこと大事なんじゃねえかお前ら!!!!って観客が感極まって涙が出てしまうようなシーン。そこへのもって行き方がまたいい〜。
子供連れが多かったですが、大人でも充分楽しめます。むしろ大人の方が子供にはわからないところによく気づくので、もっと楽しめるんじゃないかと思います!
セリフ無くても面白かった。
ウォレスとグルミットシリーズのファンですが、ひつじのショーンはテレビの方は観ておらず、何の事前知識の無い状態で鑑賞しました。
ひつじが8匹くらい登場しますが、主人公を含め個性がでてるのは3匹くらいでした。セリフが無い分それぞれに個性を出すのが難しいと思いますが、ちょっと残念でした。
ショーンとビッツァーの関係は良かったです。
これこそ一体感!映画館で見るべき!
「ウォレスとグルミット」「チキン・ラン」などクレイアニメの最大手アードマン製作の長編アニメを、仕事終わりで鑑賞。
観出してから、
「そーいえば、ひつじのショーンのこと何も知らない!もしかしたら、全然付いていけないかも…」
と、一抹の不安を胸に鑑賞し出しましたが、
予備知識なんか一切不要の
ちょーぜつに下らなくて、
ごくじょーにエンタメしてる、
さいこーけっさくでした!
一切セリフなしの粘土映画、
しかも、オトナばかりの会場内で、
大笑い起こったり、感動のすすり泣きが聞こえたり、
渋谷のド真ん中とは思えないくらい、のどかな空間が流れていました。
自分も、94分の鑑賞中にいろんな感情がひっきりなしに沸いて、
仕事終わりで疲れいたはずの脳が、あれよあれよと研ぎすまされていき、
鑑賞後は仕事後ってことを忘れるくらい、晴れやかな気分になっていました。
小規模公開で、きっともうすぐ終わっちゃいますが、
ぜひぜひ劇場で観て欲しい一本です。
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