さよなら歌舞伎町のレビュー・感想・評価
全90件中、61~80件目を表示
面白かった。でも、 セックスシーンのハードな人と、ハードでない人の...
面白かった。でも、
セックスシーンのハードな人と、ハードでない人の差が大きすぎる!
どちらか寄りにした方が自然で良かったなあ。
ラブホテルが舞台でR15なのだから、当然ハードな方にした方が良かったと思う。その演技のできるキャスティングにすべきでしょう。
オトナの事情があったのでしょうね。
で、前田敦子の起用・セクシャルなことができないことが絶対条件であったなら、たとえば、結婚まで処女という敬虔なカソリックとか、セックス恐怖症の重症患者とかの設定にしてラブホテルに放り込めば面白かったのになあ。
脱がないけど、セックスしようのセリフとか、「駅弁」のじゃれあいとか中途半端も中途半端だったよ。
いくら嫌だって、やりたくないことをやるしかないときだってあるさ。
舞台がラブホテル、数組のカップルの群像劇。
音楽が軽いぶん、ジメジメもベットリもしない。うまい。
セックスビジネスに携わってるひとだって、ふつうの人たち。
普通にセックスもすれば、嫉妬もする。
隠し事だって程度の差こそあれ誰だってある。
それが、たまたま同じ日の同じラブホテルで交錯したわけ。
緩い間延び感と、ハンディの映像が、じわりと染みるには効果的だった。
ただ。中途半端になるのなら、前田敦子じゃなくてもよかったんじゃない?
脱ぎっぷりも、尺が長い下手な歌も、甘過ぎ。
まあ、こんなもんかな。
いいカット、いいシーンがあっても間の悪さを感じました。
こんなもんですかね?基本長めです。
うわー、こんなにやったらダサいのにっていうところで切ります。
こういうのシナリオで入れて欲しくないなっていう感じのヤツを入れられてしまいます。
こっちはおなかいっぱいです。
女の子はみんな可愛かった。
そこは間違いないところです。
男も可愛かった。
けれどもそんなことしないんじゃない?っていうのが入ってたりとかして凄く嫌な気分になる。
けれども全部けなしたもんでもないんです。
けっこういいところはたくさんありました。
それだけに勿体無い。
「ゆとり」版「グランド・ホテル」
前田敦子に眉唾で向かったものの…結果思った以上に良作で、得した気分の一本。
映画関係者には評価が高いのに、観客目線では全くポンコツなアッちゃんは、結果ポスターに出るのが?な出番の多さで一安心笑
やはり高評価の訳はサッパリ分からないけど、少ない出番で「オンナのクソな所」を見せたのは見事…
(浮気や風俗に行かないタイプの野郎は、戦慄すべし)
作品自体も、新宿のラブホテルという定点を舞台に。
性と欲に振り回される凡人たちの愚かながらも滑稽な群像劇として◯
何より目立ったのは韓国に帰るデリヘル嬢を演じた女優さんかな…
いや、本当に良かったなぁ!
故に気になる「女優のプロ意識」の温度差か…
ともあれ、見かけの印象以上に胸に来る作品。
新宿とお台場
いくつかの男女の物語が並行して語られるが、重要なものは松重豊と南果歩の時効を迎える夫婦と、韓国人のカップルのエピソードではなかろうか。
松重と南のアパートでの生活が紹介されるシークエンスでの二人のキスがとても印象的。このキスシーンがあればこそ、このあとに出てくる数々の性的な描写を落ち着いたトーンのそれとして受け入れることができたのではなかろうか。
そして、デリヘル嬢をして稼いでいる韓国人の女と、日本人の女の相手をして小遣いを稼いでいたその恋人。この二人の物語だけで映画を一本撮ってもいいくらいに、このエピソードがこの作品の中枢をなしているように思った。
別れ話で涙を見せまいと、男の作ったキムチハンバーグ(どんな食べ物なのか想像もつかないが、、、)を女が無理に頬張るシーン。それと、お互いの秘密を知った二人がラブホの浴槽で向かい合う長いカット。キム・ギドクでも観ているかのような切なさを感じさせる。被写体の二人が韓国人であるからではなく、この二人の科白を排した演技がキム・ギドクを思わせるということだ。
映画鑑賞のためにしばしば訪れる新宿の靖国通り界隈。毎日夥しい数の人間がそこへ吸い寄せられるのだが、そこに留まることを望むものはいない。そうした街としての新宿の対義語として、お台場の街の名が主人公の口から出てくることが面白い。
みんなが憧れるお台場は、しかしその街へ行く目的も、留まることが許される理由も、限られた人間にしか与えられない。新宿が誰でも受け入れてくれる街であるのに対して、お台場は限られた者にしかアクセスされない。新宿は何の用もなくふらふらできるのだが、お台場はそこにある高級ホテルやショッピングセンターに相応しい人間にしか開かれていないのだ。
今の東京、いや世界の都市で、増大しつつあるのはどちらのタイプの街だろうか。
間がイライラするけど…
妙に間延びする場面がありイライラしたけど全体的には話の流れも悪くなかった。なんだかんだみんな爽やかでもう少しドロドロでも良かったかも。
ちなみに…前田敦子は沢山は出てこないです。
平成のにっかつロマンポルノ
クリア画質のロマンポルノです。
AVじゃなくてあくまでロマンポルノ。
燃えざるをえないシチュエーションをバラエティ豊かに見せてくれます。
昭和臭がプンプンしますw
役者陣も安定してて、長時間の映画ですが飽きずに観れました。
ただ、せっかくのロマンポルノなので、
AKB時代の前田敦子ファン層などはバッサリ切り捨てて
R18+で上映して欲しかったですねw
こういう映画に珍しい、清々しい観後感でした。
平日夕方でガラガラだと思ったら(失礼)、
ロイ・キムさんの舞台挨拶で超満員w
初めて見る彼は、丁寧な好青年でした。
歌舞伎町に溺れた底辺の人々が、
微妙に絡み合っていく。
それはとてつもなく果敢なくて、切なすぎる。
けど皆、意外にカラリとしている。
そこが救いであり、この映画の魅力。
俳優陣のカラダを張った演技に、
つい見入ってしまいました。
若い頃、この町で数年バイトしたことがある。
そして、こういう人たちをたくさんみた。
シゴトに不満だらけの人も、
家出少女も、デリヘル嬢も、枕営業のオンナノコも、
インチキなチンピラも。
そんな街に自分も飲み込まれ、
すべてを奪われそうで怖かった。
そんな場所だったことを想いだしてしまう、
リアリティがありました。
ひとつのホテルを軸に、
一日の出来事が展開していく。
大好きなギミックだけど、
ミステリートレインのように、
唸らせるくらいの決着が欲しかった。
それと
登場人物を削ってでも、
もう少し深みを表現できたら。
そこだけが、惜しかったです。
でも
清々しい観後感を、劇場全体で共有できた。
こういう映画に珍しく、素敵な時間でした。
元気でさよなら歌舞伎町
一言でいうと、場面設定から来るおどろおどろしさと違い大人のメルヘンと云った見終ってホッコリする映画。今悩みを抱えている人はこの映画を観るときっと「今の自分の人生もそう悪くは無い」「人生を受け入れることで幸せに近づける」ことに共鳴できると思う。
前田の出世は脱ぎっぷり次第
もはや主役級の染谷 ベテラン松重 南らがよくこんなマイナーな作品に出たなと 前田がロードショー作品でデビューするのは脱ぎっぷり次第か?!
惜しい!
主題は悪くないが、全体的な間延びと構成の悪さが気になって集中できない映画だった。役者陣の演技に関しては文句はなく、特に韓国人のデリヘル嬢を演じたイ・ウヌは素晴らしかった。
しかし、脚本演出共に粗が目立って15分おきくらいに現実へ引き戻される感覚があった。観客に突っ込まれるような隙を見せる映画は、良い作品とはどうしても言えない。
妙な長回し・急激にテンポが悪くなる特定のシーン・やけに説明口調なセリフ・群像劇にもかかわらず横のつながりがない・ちょこちょこ差し込まれてくる社会問題、などなど気になる点がたくさんあった。役者の演技が気合入ってただけに残念だった。
あと、さすがに前田はもう少し出してもよかったんじゃなかろうか。最初と真ん中と最後にちょろっと出てただけのような…
歌舞伎町って、
面白かった!エロいシーン多いけど不快なエロい感じではなかったし、韓国人の子可愛かった!染谷くんはサイテーでした(笑)まあ、こんなにいろいろ一気にあるわけないだろ!とは思ったけどその分面白かったと思います。
前田敦子は客寄せ
前田敦子はそんなに出ない。最後の歌は違う人が良かった。ただ、可愛いと思ったし演技は成長していた。
これはテンポ悪いと言われてるが、それは監督の作風であって出来が悪いのではない。
映画はテンポや娯楽という考えの方には不向き。
エピソードとしては家出少女とAVスカウトマンの話が一番好き。
秀逸なのは、韓国人の話。
あの長回しは感情が一気にきて心打たれた。
群像劇だけど爽快さよりもいろいろな感情を最終的に感じる作品。でも時効カップルは爽快さはあり。
印象に残る佳作。
前田敦子はいる?
刺激あり笑いあり心に刺さる場面もあっておもしろかったです。染谷くん、南果歩さんの演技、韓国女性のカラダの張りっぷりすばらしかったです。
その他何箇所か、ん?や、うーん、、という場面もありながらも全体的におもしろく観てよかったです。
一番残念なのはこれだけみんなが体を張る中ほんの少しの出番で、最後が一番見せ場なはずなのに前田さんの表現力の無さでしらけました。
前田敦子が主役として打ち出されるのはこの映画ではマイナスにしかならない気がしました。
アイドルのイメージ打ち壊して見直したと思わせてくれるのを期待しましたがそのままだったのでこの方目的ではない自分には非常に残念でした(ファンの方気分を害されたらスミマセン)
個人的に共感したのが、
「我慢も一定を超えると今までできていたのが嘘のように出来なくなる」というセリフ。
新大久保や鑑賞している当劇場までの道のりが舞台で出てきたのは臨場感あってよかった。
昭和の匂い。
いま怒涛のように新作が公開されている監督のひとり、廣木隆一。
荒井晴彦と組んだオリジナルの1本である。荒井晴彦ばかり取り上げられて、クレジットされているのだから、ほんとは同等に扱わなければならないであろう中野太との共作である。
新宿のラブホテルを舞台にした群像劇である。
群像劇というだけでポイントは高い。
一流ホテルマンを目指しながらも、しがないラブホテルの店長をしている徹(染谷将太)。
韓国人のデリヘル嬢ヘナ(イ・ウンウ)。
逃亡中でラブホテルの掃除婦をしている鈴木さん(南果歩)。
たぶん、ひとりひとりがそれぞれに1本の映画にできそうな濃いキャラクターである。そうかつてのにっかつロマンポルノなら、それぞれが主人公である。
そういう昭和の匂いがする映画であった。
「時効」などというタイムリミットも昭和の産物である。
特にひかれたエピソードはヘナの最後の客である。浴槽のシーンの長回しは廣木隆一の面目躍如というところだ。ただ、風俗で働くことが汚れること、という価値観は、やっぱりいまだに根強いのか、と少し残念に思う。
徹の妹 美優(樋井明日香)がAV女優をやっていることについて、本人は立派な仕事だよと言うが、親には言えないという。これはわかる気がする。
樋井明日香、我妻三輪子、河井青葉と新しい女優も出演している。
この中で、河井青葉は要注目である。
これがオリジナルというのがうれしい。
全90件中、61~80件目を表示