「惜しい!」さよなら歌舞伎町 がちゃぴんさんの映画レビュー(感想・評価)
惜しい!
主題は悪くないが、全体的な間延びと構成の悪さが気になって集中できない映画だった。役者陣の演技に関しては文句はなく、特に韓国人のデリヘル嬢を演じたイ・ウヌは素晴らしかった。
しかし、脚本演出共に粗が目立って15分おきくらいに現実へ引き戻される感覚があった。観客に突っ込まれるような隙を見せる映画は、良い作品とはどうしても言えない。
妙な長回し・急激にテンポが悪くなる特定のシーン・やけに説明口調なセリフ・群像劇にもかかわらず横のつながりがない・ちょこちょこ差し込まれてくる社会問題、などなど気になる点がたくさんあった。役者の演技が気合入ってただけに残念だった。
あと、さすがに前田はもう少し出してもよかったんじゃなかろうか。最初と真ん中と最後にちょろっと出てただけのような…
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