劇場公開日 2014年10月17日

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誰よりも狙われた男のレビュー・感想・評価

全46件中、1~20件目を表示

3.5こういう静かで熱い話しが大好物です。

2025年5月5日
PCから投稿

実話だろうというぐらいの話のリアリティ
クオリティが高い。あちこちに情報網を張り巡らせ、
どんな小さな情報も見逃さず、点と点を繋いで
より大きな獲物へとアップグレードさせていく。
まさに海老で鯛を釣る。

平和のために、正義のためにとゴタクを並べ
正当化して自分に納得させ、周りも納得させる。
まるで宗教団体の様な言い分。

はじめのアブドゥラの航空チケットの
写真を誰がどうやって入手したんだと
思ったらアブドゥラの息子だと最後になって
気付きました。そこまで食い込む
諜報のやり口がエグ過ぎる。

アブドゥラがセブンスフレンズに名義替え
したときは痺れましたね。
バッハマン達の地道な努力が報われてよかった。
のも束の間、最後はCIAに横取りされてしまった。

結局最後は日陰者は報われず、
表の人間が全てかっさらっていく。
陰の努力があってこその成果なのに。
それを表に出さないからこそ出来る所業でもある。

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to

3.5難しい判断が必要

2025年4月26日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

フィリップシーモアホフマン扮するテロ対策チーム捜査官ギュンターバッハマンにイスラム過激派情報が入った。しかしその要注意人物が保護を求めて来たらどうするのかな。女性弁護士がフォローしてくれれば嬉しいよね。客観的には難しい判断が必要になるな。

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重

4.0名優フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作

2025年3月12日
PCから投稿
鑑賞方法:DVD/BD

2014年2月に急逝した名優フィリップ・シーモア・ホフマンの最後の主演作。

ホフマン演じるのは、ドイツのハンブルクの諜報機関でテロ対策チームを率いるリーダー役。イスラム過激派として国際指名手配されている青年に目をつける。彼をわざと泳がせることで、テロへの資金援助に関わる大物を狙うのだが。ドイツ警察やCIAも動き出し、結末は……。

面白い!

フィリップ・シーモア・ホフマンのどう見てもカッコ悪いダブついた体型が、この映画のなかではカッコ良く見える。ヘビースモーカーで、酒ばかり飲んで、過去の失敗を引きずっている男が。ありていに言えば体裁を気にせず仕事に命を賭ける姿が、カッコいい。
誤解をおそれずに言うなら、役者として一番あぶらの乗った状態で逝ってしまい役者としては最高だったのでは?

スパイ映画でありながら、誰も死なない、誰も拳銃を撃たない、派手なアクションシーンは皆無。でもこの緊張感、その上とても暴力的なものを感じさせる。

カタルシスがない映画。見終わったあとに徒労感が残る。それがテロとの戦いの現実と言わんばかりに。

ラストシーン、ホフマンが車を降りる。カメラはフィックスで降りたあとの座席を数秒映って、そのあとクレジットタイトルが出てくる。あのなんとも落ち着かない間がこの心象風景として脳裏に焼きつく。

「カタルシスのなさ」までもカッコイイ。

プロの仕事ぶりというところでは、映画「マイアミバイス」を彷彿とさせる。チームがまるで家族のよう。ホフマンの右腕の女性(ニーナ・ホス)がいい味出している。恋人でもなく、友人でもなく、同僚または部下なんだけど、もう長年連れ添った妻のような、その上妻ほど面倒くさくなく、気持ちをわかってくれる。そんなことが仕草で感じる。

CIAの女性(ロビン・ライトがクール!)もいい。アメリカのいやらしさがよく出ている。目的は「世界平和」。そこには一点の曇りもなく言い切る厚かましさ。その言葉をホフマンがクライマックスで使う。皮肉まじりに(このへんも面白い)。

弁護士の女性(「ミッドナイト・イン・パリ」に出ていたレイチェル・マクアダムス)は、まあ~普通なんだけど、なかなか色っぽい。人権派の素人さんという感じがよく出ている。それでホフマン側に取り込まれる。ラストのあの騒ぎ方が見事。止めるウイレム・デフォーに引っ張られて、もう服から胸がはだけるのでは?と思うぐらいの勢いで。あのシーンが彼女の名シーンだと思う。

というわけで、出てくる女優陣も素晴らしい。

と、好きなことを書いたが、なかなかカッコイイ映画でした。

ただ一点、気になったのは、ドイツのエージェントは、英語を日常で話すんかい??

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mac-in

3.5誠意とは

2025年2月12日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

すごく複雑な作品だって聞いていたので身構えてたけど
意外にシンプルというか、要は権謀術数のお話。
何よりも結果が求められるテロ対策なんだから、
そりゃスポーツみたいに正々堂々ってわけにはいかないんでしょうと。
ただ、誠意ってなんなんだ?とは思ってしまったかな。

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mar

4.0最後にまさかの展開! あとはスパイ映画の割には地味だった。

2024年5月1日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

知的

難しい

幸せ

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カル―ステ・ガルベンキヤン

3.5男くさい

2023年9月26日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

知的

難しい

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テツトモ

3.5諜報戦のキビしさか

2023年4月1日
iPhoneアプリから投稿

主人公の路線でやらせておいて、最後に「トンビに油揚」。心に響くのは、それまでの主人公。

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adamsmith

3.5とにかく地味な諜報活動

2023年3月30日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

主演がフィリップ・シーモア・ホフマンで無ければ最後まで観られなかったかもな…
っていうぐらい地味な話。
諜報活動とかミッション・インポシブルみたいな派手さは無くて、このくらい地味なのかもな。

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キブン

5.0チェチェン人を泳がせてさらに大物イスラム教関係者を逮捕したいフィリップ・シーモア・ホフマンと他者との対立がこの映画の骨子。

2022年11月11日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

動画配信で映画「誰よりも狙われた男」を見た。

劇場公開日:2014年10月17日

2013年製作/122分/G/アメリカ・イギリス・ドイツ合作
原題:A Most Wanted Man
配給:プレシディオ

フィリップ・シーモア・ホフマン
レイチェル・マクアダムス
ロビン・ライト
ウィレム・デフォー
ダニエル・ブリュール

原作者のジョン・ル・カレは2020年に亡くなっている。

「寒い国から帰ってきたスパイ」
「リトル・ドラマー・ガール」
「ナイト・マネジャー」
「ナイロビの蜂」
「誰よりも狙われた男」
「われらが背きし者」
がドラマ化や映画化されている。

トルコからドイツのハンブルクに密入国したチェチェン人の男。
この男は国際指名手配されているイスラム過激派組織の一員。

ドイツ諜報機関のフィリップ・シーモア・ホフマン、
CIAのロビン・ライト、
ドイツ警察の3者がチェチェン人を狙っていた。

チェチェン人を泳がせてさらに大物イスラム教関係者を逮捕したいフィリップ・シーモア・ホフマンと他者との対立がこの映画の骨子。

派手なアクションなどほとんどないが、
ターゲットを拉致したり監禁したりすることも厭わない諜報機関のやり方もしっかり描かれている。

冒頭からラストシーンまで緊迫感が途切れない。

原作の力だと思うが、
脚本もしっかりしていて見応えのあるすばらしい作品だと思う。

満足度は5点満点で5点☆☆☆☆☆です。

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ドン・チャック

3.5“誰よりも狙われた男”

2022年1月22日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD
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カメレオン

3.0遺作で哀悼の意

2021年10月12日
Androidアプリから投稿

激しい内容ではなく、ひたひたと迫りながら恐怖感はない。心理描写をメインに描かれたのかなと。

ベテラン俳優が多いと落ち着いて観れる、そんな映画。
ご冥福をお祈りします!

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Hironobu

4.0ドンパチがないテロものだが良質な作品

2021年9月17日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

興奮

予備知識なく視聴、辛気臭い展開で騙しものかのようであったが、本流を理解する頃にはとても魅入ってしまいました。
ドンパチ、心理戦というより、ハードボイルド。そして舞台がアメリカではなくドイツ、渋いベンツなどなど、コダワリたっぷり。

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ho

3.5期待を裏切らない満足感

2021年6月18日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

実力派の俳優さんばかり、さすがでした
こういう俳優さん達ばかりだから緊迫感もすごくて、そしてあのラスト!
良かったです

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小町

2.0トンビにアブラゲ

2021年2月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD
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odeonza

2.5タイトルなし

2020年11月25日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

期待していただけにちょっとがっかり地味

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KEI

3.5なぜドイツ語じゃないんだろう?

2020年5月4日
PCから投稿

諜報員たちの静かな攻防戦。リアリティのある抑揚の無いしぶーい映画で、
だからこそ言語だけリアリティに欠ける事が気になってあまり集中できなかったのが心残りです。
ダニエルブリュールいるので余計にになぜ…という気持ちに襲われてしまってなんか勿体無い見方をしちゃったなあ…。
といいつつ、フィリップシーモアホフマンは、ヨーロッパ多言語話者の話す英語を喋っている感が出ていて、やっぱり最高の役者さんだ…と感嘆するしかなく。
映画の結末も相まって、なんだか物哀しい気持ちにもなりました。

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ご飯食べ太郎

4.0ラスト

2019年9月5日
Androidアプリから投稿

全てが渋すぎる。
ミッションインポシブルとは真逆のリアルなスパイ映画。ホフマンの演技が素晴らしい。
そしてあのラスト…。

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レイは!?★

4.0フィリップシーモアホフマンを堪能

2019年8月25日
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ジジ

4.5すごい。とにかく演技のすごさを感じる。

2019年7月16日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

フィリップ・シーモア・ホフマンの素晴らしい演技がとても堪能できる一本。

ストーリーもとても楽しめた。

対テロリストの部署にいて
仕事以外のことに興味を示さない男が主役で
その役を見事に演じ切ってくれてます。

何度も策を講じて敵を追いつめていく
目の離せない展開で、
ラストにおぉ〜と思わせてくれる数少ない映画。

タイトルもバッチリだし文句なしです。

いい意味で、主役がこのビジュアルで
最後まで飽きさせず、
のめり込ませてくれる演技ができる役者さんは中々いませんね 。
この人の演技がもう観られないのは非常に残念。

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fiiiga1

5.0予告のラストは永久保存版

2019年6月17日
PCから投稿
鑑賞方法:VOD

興奮

知的

難しい

凄いタイトルだ。
全部鑑賞して振り返るとなおさらズシンとくる。

テロ。
絶対に防ぎたいけれど難しい…。
イッサは本当のところはどうだったんだろう?

日本でもテロ対策法が取りざたされていたけれど、イッサみたいな目に合うのかな?
 名優の演技や演出等の映画としてのおもしろさに酔いしれるとともに、すぐそばにある現実と思うと、怖い…。
 トミーやアナベル達もいつの間にか巻き込まれているわけだし。

原作未読。有名な『裏切りのサーカス』未鑑賞。
 かなり端折っているのだろう。あの息子が父を裏切る理由が???だったりするのが難点といえば難点だけれど、映画の評価を下げるほどではない。
 そんなわけのわからんところが、何に巻き込まれてどうなっていくのか?あの人の真意は?見えない相手はどう動く?と、渦に巻き込まれてしまった緊張感を体験させてくれる。

ホフマン氏の遺作。
 本当にいつ倒れてもおかしくない様子が、演技なんだか地なんだかで、観ていて痛くなる。尤も演技にひきこまれて、後半気にならなくなるけれど。
 あの予告は永久保存版。本当にいつまでも観ていたい。

そんな映画の余韻と、ホフマン氏への哀悼に逡巡するエンドロールに流れるのが、トム・ウェイツ氏の歌。沁みわたる。

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とみいじょん
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