くちびるに歌をのレビュー・感想・評価
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船の汽笛の音は、ドの音
映画「くちびるに歌を」(三木孝浩監督)から。
「アンジェラ・アキの名曲『手紙 ~拝啓 十五の君へ~』を
モチーフに生まれた中田永一の小説を新垣結衣の主演で映画化」、
この解説に、ちょっと惹かれて鑑賞した。
ストーリーが連想しやすくなってしまい、かえって難しい。
逆に、安心して観れる、という表現もできなくないが、
やはり、もの足りなさが残ったまま、ラストを迎えてしまった。
そんな中、今回私のアンテナに引っかかったのは、
「船の汽笛の音は、ドの音」というフレーズ。
あっ、そうか、確かに「ド〜」という音階、ずっと延ばしていると、
「ボ〜」と重なり、船の汽笛になっている。
主人公のひとりとなっている男の子の兄が障害を持っていて、
時々「ボー」と口にするのは、病気のせいだと思っていたが、
実は「ド」の音を出していたということにも、気がついた。
船の汽笛で「2回は、出発の合図。前進、前進」というフレーズも、
船の音を生活の中で耳にする、小さな島の住民ならではの視点として、
面白かったと思う。
そんなことを書きながらも、やはり主演の「新垣結衣ことガッキー」が、
最初からラスト直前まで、ニコリともしない仏頂面で演技し、
最後に1回だけ、船の上から満面の笑みを浮かべるシーンがよかった。
笑顔が似合う女性が、笑顔を見せない役、難しい演技だったろうなぁ。
P.S.
発声練習のフレーズ「AEIOUEA あえいおうえあ」
私たちは「IEAOU いえあおう」だったなぁ、たしか・・・(笑)
出港の合図
私は五島列島を訪れたことはないが、ぜひ行ってみたいと思わせる、美しい景色だった。
この映画は、少年と少女と先生という、三者が中心に描かれているが、それぞれが、自分の存在意義に対する思いを、心に秘めている。原作とは異なるが、自分を認められなかった三者が、音楽を通じて克服していく姿が、清々しく、とても感動した。特に、柏木先生が再びピアノを弾く場面は、選曲が素晴らしかった。悲愴が、これほど人の心を包み込むように優しく感じたのは初めてだった。親に捨てられたと嘆く少女は、それを聞いて涙を流し、再び前に進もうとする。
コンクール後の合唱は、心を浄化してくれるようで、エンドロールまで美しい余韻が残った。
全ての青かった人へ
なんとなく時間が出来て、こちらのレビュー便りにという程度で観たら非常に満足度の高い1本でした。
生徒の成長物語であり、何よりも主人公の大きな成長という展開が素晴らしいですね。
心を動かしたい時に観る1本です。
合唱の魅力
今まで合唱自体に興味を持たなかったし、地味なものだという認識があったが大きく覆された。中学生のパワーを目の当たりにし、自分の中学時代が懐かしくなった。
歌が持つパワーってすごいなあと実感。
最後の『例のアレ』をやるシーンは目頭が熱くなった。
良い映画だけどね
レインマンを思い出したが、自閉症を使うためだけの設定でもう少し掘り下げてほしかった。
主役はあくまでも中学生で、新垣結衣の役は別に誰が演じても大きな違いは無いと思う。
映画としては佳作だが、上映時間が長い。
素晴らしかったです
ガッキーファンはもしかして、この映画に出たことで何も得ることはなかったと思ったかもかもしれません。このヒロイン、最後近くまでイライラさせられるし。
でも、本当にいい映画になったのはガッキーと生徒たちのおかげです。
リアル生徒のたちの世代にはもちろんですが、人生を重ねた大人にこそぐっとくる映画かもしれないですね。
15歳といっても、ひとくくりにはできない。
みんな、それぞれの事情を抱えながら、15歳の今を必死に生きていることを、しみじみと思いました。
私は、夫とこの映画を見に行きました。
何も知らずに時間が合ったので見ました。
でも本当に、見て良かった。
私たちは、自閉症の息子を持っています。
途中から涙が止まりませんでした。
お父さんが、会場に自閉症の長男さんを連れていらして、でも入らずロビーで待つ。本当によくわかります。お母さん一人を会場に入れて合唱部の次男さんのステージを見せる・・・不器用なお父さんの、とても大きな愛を感じます。
そしてそのあとに起きた一見ちっぽけな奇跡・・・私たち夫婦はこの場面を忘れることはないでしょう。
ガッキーの抑えた演技と生徒さんたちをはじめとした若い俳優陣の魂のこもった演技。
それを支えるベテラン俳優陣はさすがの余裕あふれる名演。
長崎の美しい島の風景、長い間誰をも受け入れてくれていたであろう、地域に深く根ざした教会の懐の深さ。
地味かもしれません、でも様々なメッセージが込められた本当に素晴らしい映画でした。
最後のあの子を囲んで歌う場面で
なんこか、心情の変化の描き込みについて突っ込みたいところが
ありました。
が、最後のあの子を囲んで歌う場面での合唱、
ガッキーの立ち振舞だけでこの映画は合格!
久しぶりに映画で泣きました。
若いって素晴らしい。
試写会にて鑑賞。
全国学校音楽コンクールの課題曲となったアンジェラ・アキの
「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」をモチーフに、中田永一が原作を
書き下ろした小説の映画化。長崎県五島列島を舞台に、臨時教師
として赴任してきたピアニストと合唱部員との葛藤と交流を描く。
冷淡なピアニスト柏木をガッキーが演じるが、今回は笑顔もない。
辛い過去があったのだろうと推測はできるが、幾ら、だとしても
生徒に対してそんな態度はないだろーが!と大人気の無さに驚く。
しかし今作は生徒が主人公。歌の歌詞同様、自分に宛てた手紙を
書かせる柏木だったが、彼らが抱えた家庭事情や思惑が明らかに
なりドラマが深まっていく。30歳も当に過ぎてみると、若いとは
何て素晴らしいんだ!と(毎度こればっかりだけど)思わされる。
しかし生徒が抱える事情の何と複雑なこと。
メインは自閉症の兄を抱える弟と、愛人を作って家を出ていった
父親を持つ女生徒。どちらも一筋縄ではいかない問題を抱えており
まだ15歳だというのに疲れ傷ついている。どうにもこうにも泣けた
のは、弟である生徒が書いた手紙。まるで兄のスペアとして生を
受けたような書き出しと、両親の死後も兄の世話を一生せざるを
得ない責任に満ちたその全文。そうじゃないよ…親には両方とも
可愛い子供だよ!とつい心で叫んでしまう(これは母親なら誰もね)
自身の存在を認めてもらえたことの喜びを弟は臆病に表現するが
これは泣ける。そして、父親からニ回も裏切られてしまう女生徒。
子供にとって親がどれほどの存在か。まだまだ親が重要な役割を
担う年齢の子供達であるのに、まったくもって許し難く情けない。。
しかし彼らには合唱がある!そして友人達も皆素直でいい子ばかり。
私が15歳の頃は、こんな可愛い中学生ばかりではなかった^^;のを
思い出しつつ、ラストの合唱はかなり聴かせる。とにかく可愛い。
(大人になっても辛いことは辛い。でも経験値がそれを対処します)
すごく素晴らしかった
どこをとっても素晴らしかった。歌がすばらしくて、歌や音楽の感動が当然のようにあるのだが、それだって考えてみればうまくいく場合といかない場合があり、この映画は最大限うまくいっているのではないだろうか。大前提として世界の素晴らしさを肯定している目線で、それを信じたい気持ちになった。
この映画の中で自分が誰に一番近いかと言うと、主人公のろくでなしのお父さんだ。オレにも3回しか会ったことのない、言わば捨てたも同然の娘がおり、結果的にそのようなケースになっていて、引き取れるものなら後も先もなく引き取りたいし、赤ちゃんの時にオムツの交換や寝かしつけをしてあげられなかったことをとても後悔している。彼女もそろそろ中学生になろうとしている。しかし、そんな自分を捨てた父親が合唱会場に見に来てくれているのではと、期待している主人公のナズナちゃん!そんな表現をしてくれて本当にありがとうございます!と言いたい。
歌がとにかく素晴らしかった。優勝はできなかったけど、携帯を通じて、出産中の先生に聴かせようとするのがすごくいい。結局、歌を歌う、それが目的になっているのはどうなのかという問題提起にもなっており、歌を歌うとしたら一体誰に聴いて欲しいのか、とても重要な事を語っている。オレはこれまで漫画を、20代の時に読んでいた当時のヤンマガ読者に向けて描いているのだが、果たしてそれでいいのか。そのまま20年以上も続けてきてしまった。だから売れていないのではないのか。そういう問題ではないのかもしれない。
新垣結衣ちゃんが、非常に感じの悪い女を演じていて、嫌だなと思っていたのだが、どうしても完全に嫌いにはなれなかった。美人だからというわけではなく、彼女の乗っていた車が生徒に鉄くず同然と言われるほどポンコツのおそらくMTのトラックで、そんな車を平気で乗り回す人が憎むべき人であるわけではないと思わせられた。
とにかくすごくよかった
私的備忘録
横浜ムービル
いつも通りの閑古鳥。
無BGM系のBGM
非ミュージカル
駄中の駄映画
新垣結衣
始まりは長崎らしく教会でいのるところから。十字を切る。
訛り激しい五島列島。産休とりたる教師の代わりに、赴任をするは新垣結衣。ピアノは絶対に弾かないという新垣。
「みんなで歌お〜お〜〜。心萌えるうーたーがっ、うたがー」
久しぶりに聴くと体が震える。つまらなそうな映画でも、心に染みることはある。合唱はずるいwww
すけべ男子の入部に反発する女子。
学校のパソコンからyoutubeで新垣結衣の過去動画をみる。時代ヨノォ。
ほんの「桑原くんの声綺麗だもんね」の一言で合唱部に入部した貧弱桑原。兄は知的障害者。
毎日兄を迎えに行くが、入部で隔日にしてよいかと、親に問う。母はとりあえず聞くものの、父は頭ごなしというのを超えて、白けた態度でやめとけと諭す。
友人妊婦と不純な男子の入部理由の話になり、新垣「何がきっかけでも音楽出会えたならよかったんじゃない」
【拝啓:15年後の自分に手紙を書く】
新垣「歌詞も知らずに歌うのなんて十年早い」
弱気桑原に優しく声をかける活発な部活仲間。女子のスカートがめくれるスポットはかれらの秘密基地だ。純粋に嬉しくなる桑原は兄の迎えをそっぽかし、部活に出る。⇨ここのシーンはなんともいえない甘酸っぱいしーんである、男同士が友達になる瞬間をまさに描写した迫真のシーン。いくつになっても、懐かしい瞬間なのだと思う。
急いで迎えにいくが、兄はいない。
パニックを起こした兄は新垣のボロ車を叩く。桑原も合流。兄の言葉が新垣に刺さっているのか。車で2人を送る新垣。
「ボーってのは兄の機嫌がいい時に出るんです」
という伏線打ち。
裏で父に叱られるのを玄関で挟み聞く新垣。ここで桑原は部活をやめることを告げる。
新垣「本当にそれでいいの?君が決めたの?」という安い言葉。桑原の同意に、翻意を迫らない冷酷な新垣。
迎えを代わって母は応援してくれる!
母「さとるぅー、そういうときはごめんじゃなくて、ありがとうっていうのよー」⇨安い!
知的障害者は味を出す!ということがわかる。
桑原が部活に行くと、無言で受け入れる
新垣。⇨安い!
ふざける男子。ぶつかる女子。
中村ちゃん「だから男子はだめなのよ」
プロローグで祈っていた中村ちゃんの父は、女と駆け落ち。母は病気で早死。田舎の高速ネットで、当然全島民が知っている。
中村ちゃんの自転車を押すけいすけと2人で帰る。恋模様か。ひぐらしの鳴く声が実に風情であるよ。
腹を触って先輩が後輩を指導する裏庭の男子を、いじめと勘違いする女子。真相がわかって笑顔。
教会にて
新垣「なんでそんなに合唱がんばるの?」
中村「ただ好きってだけじゃだめとですか」
父さんからの電話をきる中村ちゃん。
校歌斉唱でピアノをお願いされ壇上に上がるが、弾けなかった新垣。
妊婦「もしかしたらひかないんじゃなくて、弾けないのかもしれない」
中学の時から付き合っていた彼を去年に事故で亡くした新垣だった。なかなか忙しくて会えない2人であったが、携帯の最後の伝言には「ごめん、急いでいくから」とメッセージ。罪悪感を感じている新垣であった。というのが真相。
帰りの車にて
桑原「先生って生きてる意味って考えたことありますか」
桑原の手紙
「15年後に私は兄と一緒にいますか。兄が自閉症じゃなかったら、僕は生まれていませんでした。両親は兄の面倒をみるために私を産んだのです。ですから僕には不安がありません。兄とともに生きていくのです。ですが時に疎ましくなることもあります。でもやはり兄とともに生きていくのです。」⇦同旨だか言葉が適当すぎる。
新垣「私のピアノは誰も幸せにしないの」⇨何を斜に構えてやんの!
妊婦「ユリのピアノを一番まっているのはユリ自身じゃなかと」⇨安い!
中村ちゃんちに父登場!
夏の縁側で、スイカを食べるシーンは沁みます。見た目だけで沁みます。そもそも中村ちゃんちは全体的に沁みます。和です。優しい言葉をかけて中村ちゃんが揺れていたのに、朝になると金を取って父は逃げた!
中村ちゃん「先生、知ってます?船の汽笛はどの音だって、お母さんに教えてもらったんです。たまに神様なんていないんじゃないかなって思うです。うちがうまれたしまったがために、あんなお父さんと結婚する羽目に。私なんて生まれなきゃよかったと思うんです。ねぇ先生、私、お父さんに2回捨てられたとです」みんなを迎えに行きますと言って、外に走り出す中村ちゃん。⇨うーん、安い!
ここで新垣がドの音を弾く!
外の中村ちゃんが反応!
ついに弾き始める新垣!
中村ちゃん号泣!
新垣ピアノをBGMに、新垣の手紙
ここで合唱部がなだれ込み、新垣を囲む
ピアノ付きの合唱厳特訓が始まる。真面目に励む部員たち。向上心爆発。
「勇気を失うな
くちびるに歌を持て
心に太陽を持て」
という額縁を抜く(撮影として)
これが監督のメッセージか。
本番。
桑原家で見に来たが、父と兄はホール外から聞くとのこと。しかし兄は中に入りたがる。
妊婦はこれなくなりますた。
生徒「本当のことを教えてください!」
新垣「緊急出産になりました、あなた達にできることは一生懸命うたうことよ」
仲間割れが起こる生徒たち。
中村ちゃんは練習から逃げようとする
新垣「逃げるな!春子も戦ってるの、あなたはここで戦いなさい、逃げないことを教えてくれたのはあなたじゃない!私はもう逃げない、私も戦う。あんたは一人じゃなか、みんがおる。」⇨安い!
ここで番が来る。
けいすけ「いい考えがある、松山(妊婦)先生に電話しよう!」
新垣「うちらの歌、春子に届けるよ!」
取り次ぐ体育会系教師。
長崎市の方を向いて祈るじさばさのカット。
拝啓15歳からの手紙
を合唱しながら、今までを振り返るカットの連続。安いなぁ。
体育会系が携帯を持ってみんなの下に。どうなったと!どうなったと!と一瞬の緊迫の後、新垣が泣き出すとすぐに、赤子の泣き声が聞こえ、生徒一同歓喜というおきまりのパターン。
保護者が生徒をねぎらうのをみて、寂しがる中村ちゃんだった。会場のピアノでドの音を二回鳴らす。すると障害者のアニが反応。伏線発動!ここで兄が「なずな、泣かんとよ、前進、前進。あんたがいてよかった」と亡き母の言葉を呟く。
実は昔、中村ちゃん母が教会にいたとき、兄が後ろで聞いていて、「僕はいていいの」と声をかけ、なずな母は「あんたもよー」と返していたのだった。
兄は歌を聴けなかった。聞きたい聞きたいと騒ぐ兄。
即興でやれとそそのかす新垣。
「みんなで歌お〜お〜」を会場踊り場で兄に披露する一同。父は恥ずかしがるよん。
すると他校の生徒も巻き込み大合唱が始まる!!!なんや、このベタ展開。
という別れの手紙の裏読み
「正直あなたたちが嫌いでした。子供くせに口が達者で、何にでも一生懸命で。私たちは一人じゃない、あなた達はひとりじゃない、これはあなたたちに教わったとても大切で簡単なことです。」
帰りの船の汽笛がなる。
「ド シャープ」
帰りの見送りに生徒一同
「先生!せーーのっ、わらってーー!」
にたり。
手を振る新垣、追いかける生徒たち。ここでアンジェラアキのモノホン手紙
ロビーでの合唱に関して
久々に大当たりな感動作でした。
誰か個人の演技力の力でもない
歌の力だけでもない
すべてがうまくいった感じです。
ラストに自閉症の兄が聞けなかったと聞いて、合唱部の子たちがアカペラで合唱をする場面。あまりに単純で臭い。あり得ないという人もいるのでしょうが、合唱でコンクールに出たり、バンドでライブをやったりしたことがあるひとは、分かると思うのですが、参加した生徒たちはいわゆる、テンションが上がった状態。興奮冷めやらぬ。と言う状態だったのです。
あの場面でみんなが知ってる「マイバラード」を歌ってる人たちがいる
みんなが見る
一目で、誰かのために歌ってるというのが分かる。
そうなると、自分も参加したくなるのがテンションが上がった時の
音楽をやっている人間です。
だから、実際のコンテストでああいう場面が起こっても
何ら不思議ではない、あたりまえの場面だと思いました。
参考になるかわからないですが
中学校で教員をしていますので、予告編を観たときに、是非劇場で観たいと思いました。
アンジェラ・アキさんの手紙を題材にしているようなので、卒業式前に観ようと思いましたが、こちらは関係なかったです。
学校生活の様子や劇中に流れる合唱曲に親近感をおぼえました。合唱は吹替でしょうか、とても美しく、特にコンクールではフルに流れたので、合唱を聴けただけでも満足でした。
BGMがほとんど使われておらず、ポップコーンを食べづらかったです。よい演出でしたけど。
内容は、原作未読だったので、新鮮に観ることができました。140分があっという間でした。原作を読んで、もう一度観たいです。
3回泣ける
いや娘が吹奏楽部と合唱部だったので昔を思い出し感動しました。
劇中、合唱コンクールの場面、自閉症のお兄さんのために歌う場面、ガッキー先生が
島をさる場面と3回泣ける!
前進前進 笑って 心に残ります。
船の出発はドのシャープ2回
まず、五島列島の景色の美しさや、中学生時代を思い出させてくれるのが良い。
そして、恋人が死んだのは自分のせいだとしてピアノが弾けなくなった柏木ユリ、自分が生まれなければ母は幸せだったと責任を感じる仲村ナズナ、自閉症の兄の世話をするために生を受けたと割り切る桑原サトルなど、それぞれに抱える問題に涙してしまう。
ただ、出産時に歌声を電話で届けたり、ロビーでアカペラの大合唱になったりというのは、少し現実味のなさを感じる。
大切な人と観たい映画
まず、長崎県・五島の風景がとても美しく長崎弁にも癒されました。
何度も泣けるシーンがあり、ハンカチ必須です!!
この映画を通して、前に進む力をもらった気がします。
みんな生まれてきてくれてよかった。このメッセージが一番強く心に響きました。辛くなった時に何度でも観直したいお気に入りの映画となりました。
あんたがいて良かった
お兄さん最高でした
本来の言葉の意味を理解しているか分からないけれどお母さんが亡くなりお父さんに捨てられた彼女にはとても大事な助けになる言葉だったと思います
めっちゃいい映画!!
見る前はただ単に、新垣結衣さんが好きだからっていうのだったんですけど、実際に見てみるととても感動できる映画でした!!
生徒さんたちの歌声が物凄く心に響きました!
最初は大切な人を亡くしたゆり先生(新垣結衣さん)はピアノをひけなくなってしまったけど弾けるようになったのも感動的でした!
最後の合唱コンクール終わった後の、
お兄さんへの合唱もとても感動的ですごく心に残っています!
もう一度見たい映画だと思いました!!
「感動」をありがとう[泣]勇気をもらいました[笑]
大変な「感動」をいただきました。
それは、
単純なストーリーで、サァ泣け、サァ感動せよと言わんばかりの展開です。
自分はダメなんです。こんな、わかりやすいストーリーは。
自分はダメなんです。こんなに、感動を押し売りされると。
自分はダメなんです。こんなにも、生きることをしつこく、でも画一的に描かれると。
多様的な「生」を描いていると思わせているその反面、じつは、「正」な「生」を強制されているような気になってしまうんです。
「自閉症」としのアノお兄さんは、まさに周囲の者が理想化した「像」なんです。
そうなんです。
登場人物の誰もが、理想化された自分を演じているんです。演じようとしているんです。最初はそれを拒否していた者でも、最後はそうなってしまうんです。怖いですね〜〜。
「女と逃げたパパ」だけは、見事に違いましたね。
でも最後まで、娘はその理想像を追いかけましたね〜〜。
ということで、とても怖い「教育映画」でした。
全39件中、21~39件目を表示