「幸せの秘訣」100歳の華麗なる冒険 よしたださんの映画レビュー(感想・評価)
幸せの秘訣
100歳になる主人公の老人はこれまでの人生で様々な困難に遭遇している。この困難を彼は苦難とはとらえていない。まるでゲームでもしているかのようにピンチの数々を切り抜けるのである。辛いからと言ってうつむくこともなく、淡々と善処することで思わぬ幸運とも巡りあう。
くよくよしていても、びくびくしてても人は死ぬときは必ずやってくる。それがいつ来るのかというだけの問題で、それまでの間が楽しいか、自分の好きなことが出来ているか、というのが幸せというものだと映画は語る。
現実離れしたご都合主義の幸運も随所にみられるが、人生に満足している人間の運命なんて、他人から見れば「なんでこいつばっかり運がいいんだ。」と言いたくなるようなものではないだろうか。良いときも悪いときもある中で、悪いことにこだわらずに自分が楽しいと思うほうへ顔を向けていることが幸運をつかみ取る秘訣だと教えられた。
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