「シュールでブラックなコメディ」100歳の華麗なる冒険 ばひんぽさんの映画レビュー(感想・評価)
シュールでブラックなコメディ
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スウェーデン製ということで、北欧=暗いサスペンスのイメージしかなかったが、予想の斜め上を行くシュールでブラックなコメディだった。形式は、あてどなく老人ホームから脱出をはかった100歳のロードムービーの合間に、彼の壮絶なる人生を淡々と描写している。過去と現在の事柄に接点はないのだが、2倍のやんちゃで100歳の凄さが笑えてくる。
本人はただ爆破が好きというだけ。あとは特に人間味なく流れるままに過ごしていると、フランコやスターリンなど関わり国家的影響を及ぼしている。そんな彼が100歳の現在でも、道行く先でハプニングがおこり自覚もないままギャング一味をほぼ殺害してるというとんでもないおじいちゃんである。
こんなストーリーだが2時間超とたっぷり尺があり、その過程で巻き込まれた周りのメンツも冴えないいいキャラをしている。
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