「ほぼ原作どおりの実写化。原作ファンの人も、そんなに文句ないと思います。」映画 暗殺教室 Push6700さんの映画レビュー(感想・評価)
ほぼ原作どおりの実写化。原作ファンの人も、そんなに文句ないと思います。
多少端折ったり、最後の方は設定を少し変えたりしているけれど、内容的にはほぼ原作通り。
原作を映画にするのなら、ここまではやるだろうというところまで、きっちり入れてまとめています。
実写にするのなら、おそらく変えたいと思うであろう「コロせんせい」をマンガ通りのキャラでやっているところが特によかった。
でも、原作知らない人がポスター見たら、くだらない、ふざけた冗談映画にしか見えないと思う。
突然、月が、どこから来たのかわからない超生物に破壊された。この生物は次は地球を破壊すると宣言する。しかし、マッハ20で移動できるこの生物、ほぼ無敵で、殺すことができない。そんな時、この生物は突然、日本の名門中学校椚ケ丘中学校の落ちこぼれクラス、2年E組(通称エンドのE組)の担任をしたいと言いだす。しかも絶対に生徒に手を出さないという条件も出した。困り果てていた地球側は、これを逆に利用し、賞金100億円をかけ、生徒達に武器を渡し、訓練し、その生物を殺させることにした。しかし、やはりなかなか殺せない。生徒達は、この生物に殺せない先生ということで、「コロせんせい」と名前をつけた。
「暗殺教室」は先生が怪物で、設定もハチャメチャだけれども、中身は普通の学園物で、テーマも多少深いところがある。
でも、自分が年を取っているせいか、面白さがあまりよくわからない。
中学生の立場で見られるような映画ではないし、かといって先生が怪物では、先生にもなれない。
原作は読んでいるので、実写になった面白さはあるけれども、展開がわかっているから、その分面白さがなくなってしまう。
この映画は、原作ファン向けというよりも、原作を知らない小・中・高校生向きだと思う。
でも、羽住監督はこんな作風だったかな?
これで、いいと思っているなら、「ワイルド7」を原作通りやってほしかった。