「壮絶さ。」エヴェレスト 神々の山嶺(いただき) たまきさんの映画レビュー(感想・評価)
壮絶さ。
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けっこう酷評を目にしたけれど、
その上で観ても、私には良い映画だった。
羽生丈二(阿部寛)は、
死をも恐れずに誰も登ったことのないルートを攻め続けるけれど、
死をも恐れないとは言え、
死んでもいいと思っている訳ではなく、
必ず生きて帰る、と思っているからこそ、
本当は怖くてたまらないんだなぁ、というシーンがあって、、、
そこが、物凄く印象的だった。
そんな羽生の姿を追う、
カメラマン深町誠(岡田准一)も、
元々は山を登っていた山屋。
ほぼ直角の氷の壁になっているルートから、
エヴェレストの山頂を目指す羽生について登っていたけれど、
途中で諦めて、一旦ベースキャンプに戻ってしまうも、
やはり、と思い直し、再び羽生の後を追い掛ける。
再会のシーンは、涙も忘れるほどの壮絶さを感じた。
なぜ、山に登るのか。
そんな理由、本当は誰にも解からないのかも知れない。
果敢に登り続ける、本人にさえも。
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