「映像はいいが、ストーリーはダイジェストそのもの」エヴェレスト 神々の山嶺(いただき) ささみさんの映画レビュー(感想・評価)
映像はいいが、ストーリーはダイジェストそのもの
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漫画版のファンだったので興味を持ち鑑賞してきました。この映画は小説の方を原作としているようですが、小説は未読です。
まず映像は迫力があり非常に良いです。実際にエヴェレストで撮影を行ったようですが、吹雪で荒れる山の映像は圧巻で、映画館で見たかいがあったと思います。(エヴェレスト3Dの方をIMAX3Dで観ていたせいか、迫力という点では劣ってしまうのですが)
ストーリーは漫画版全5巻をひととおり2時間に収めているため、とにかく圧縮圧縮の嵐です。それは覚悟していましたが、個人的にあれっと思ったのが、
・長谷の存在感が薄い
・羽生の過去の話の話があっさり終わる
・岸涼子と深町の関係(この役の必要性が…)
ですね。
一つ一つのストーリーがあっさりしていて動機付けが弱いため、映画から観た人はこの人はなぜこんな行動を??という疑問が各所で浮かぶでしょう。
またストーリー以外で気になったのが、岡田准一の演技です。無理して低い声を張ろうとしているのが伝わってきて、気になって仕方ありませんでした。
各俳優のファン以外にはちょっとおすすめしにくい映画だなぁという感想です。
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