「震えの来るような名場面」きみはいい子 おおさか歩さんの映画レビュー(感想・評価)
震えの来るような名場面
次にどんな困った事態が起こるのだろう、と一種のホラーをみるような気持ちで高良建吾の主人公に感情移入しながら見続けると最高潮にうちひしがれたときに来るあっ、と思わず声の出るような場面、これを観るためだけにでも価値がある。尾野真知子がインタビューで語っていた演技する際に気を付けたことがそのまま映画の根幹でだった、というのは最後まで観て気づいた。池脇千鶴の演じた母親の造形と必然性にただ感服。
コメントする