「真の、HUGっと!!プ〇キュア!!」きみはいい子 アンジェロさんの映画レビュー(感想・評価)
真の、HUGっと!!プ〇キュア!!
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日常会話で構成され、第一印象は是枝作品を思わせましたが、是枝作品より中身があって、時間を忘れて観入ってしまいました。子供の頃母親に繰り返し怒鳴られたり、ぶたれていた記憶が蘇りました。父親はいつも見て見ぬふりでした。おかげで私は怒鳴らず虐待も無視もしない大人になりました。子供にとっての牢獄と小学校教師の難しさを、臭い演出無しで上手く描いていました。高良健吾の先生役は全方位から舐められそうな感じが良く出ていました。池脇千鶴は「そこのみにて光り輝く」より光り輝いていました。虐待の描写だけで終わった「子宮に沈める」という映画もありましたが、HUGに救いを見たり、自閉症?の子がとても賢かったり、本作は前向きに描かれていて、難しいテーマなのにプロの仕事を観させて頂きました。HUGは正直全然足りないので、誰か毎日HUGして下さい。私の母はもういませんが、今でも母の作ったお握りが食べたくなります。アパートの子の母親が出て来ませんでしたが、虐待されようが子供にとって母親は一人しかいないのだと思います。尾野が決して頭を撫でないのが怖いです。
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