「11本目。30代になった男たちの青春。」ピカ☆★☆ンチ LIFE IS HARD たぶん HAPPY Haruさんの映画レビュー(感想・評価)
11本目。30代になった男たちの青春。
「ピカンチシリーズ」としては第3作目。
正式には、続編ではない「ハーフ」だから、2.5作目か(笑)
前作も、前々作も見た私にとっては、嵐5人の成長記録みたいな感じで、懐かしい気持ちになった。
たぶん、嵐ファンにはたまらない作品だろうな。
今作は、彼らの8年後の状況を説明するだけであった。
一人一人にスポットを当て、状況を説明していくスタイルだったから、
ストーリー性においては、ちょっと残念だった。
ただの近況報告とちょっとしたサプライズで終わってしまった。
でも、ぼんやーりと続編がありそうな気がしたため、是非早急に作って頂きたい。
まぁ、やるとするなら、大野さんが40歳になる前にだな。
一人一人で特筆したいのは、やはり相葉さんだ。
なんで「普通の男」の役が似合うんだろう?
リッチでもなく、ヤンキーでもなく、至って普通の感覚を持つ男の役が、どうして似合うんだろう?
なんとなく、視聴者目線な感じがして、親近感が湧く。
たぶん、相葉さんの持つ「庶民派」な空気感が、良い感じにマッチしているんだなぁ。
あと、二宮の演技はさすがだな、と思った。
一人だけ、何かが違う。
見た目は、露出度高めの服を着た長髪のおじさんで、怪しさがプンプンするんだけど、
「クールなまとめ役」の雰囲気といい、話し方といい、
改めて、演技が上手いなぁ、と贔屓目ながら思った。
最後らへんで、死んだはずのイノッチが目覚めたところは、さすがにビビった。
だけど、30代の青春を楽しむのが、5人に与えられた課題なんだろうな。
時代の流れや環境の変化もあって、5人それぞれに問題があるだろうけど、
10代の頃に味わった「青春」=「初心」を忘れずに今を生きよう、楽しもう、ということを伝えたかったのかもしれない。