「樋口可南子~♪」愛を積むひと みみずさんの映画レビュー(感想・評価)
樋口可南子~♪
大人のための映画を観に行くと、中高年のご夫婦をよく見かける。
そのうちのかなりの方々は、奥さんがかいがいしく世話するパターンだ。
夫はというと、付いて回るだけならまだしも、指示だけは偉そうにする場合も多い。
見ていて(見なければいいのだが)イラッ(-_-#)とする。
佐藤浩市にもその臭いが感じられ、苛つきを感じた。
それだけに、それとは対極にある樋口可南子の凛とした生き方、逝き方が心に染みた。
死期を告げれば、夫がうろたえ混乱し、平穏な余生を送ることはできなかったろう。
遺した手紙も的確で、私もかくありたいものよ!と強く感じた。
この夫婦関係を縦軸に、娘や若者のエピソードが絡み合う。
それらについては、シンパシーを感じない。
娘は男にだらしない感じを否めないし、トオルに至っては論外の外!
北海道はいいよ♪的なテイストも、多すぎてちょっと辟易してきた。
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