僕はもうすぐ十一歳になる。のレビュー・感想・評価
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この清々しい感じはなんだろうか
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標本にする昆虫をひとり探す少年の姿、周りの大人達はそんな彼を優しく見守っているが、大人達の行動、発言で少年の心がざわつく。でもこのざわつきのおかげで彼は一見無関係なことが繋がってることに気が付く。生死は表裏一体なのである。そんな少年の姿は十歳にしてまるで哲学者、その行動力には清々しさを感じる。
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少年が知る新世界、大人が観る別世界
この世界に普遍的に存在する“死”、それを初めて知る少年。昆虫標本に囲まれ、祖母の死・父が語る南アジアの死生観を経て、少年は世界にはとても身近に“死”が存在していることを知る。少年がそのことを知ったとき、逆に周りの大人たちは“生きる”こととは何かを考え始める。初長編作品となる神保慶政監督が“死と生”という人類永遠のテーマを少年の“新”発見と大人の“再”発見を通して描く意欲作!!(
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