夫婦フーフー日記のレビュー・感想・評価
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【”どんな時でも妻は書け!書き続けろ!と作家の卵の僕を励まし続ける。永遠に・・。”笑って泣けるファンタジーコメディ。夫婦を演じた、佐々木蔵之介さんも永作博美さんも、矢張り、巧いなあ。】
<Caution!内容に触れています。>
■出会ってから17年後に結婚した作家志望のコウタ(佐々木蔵之介と妻ユーコ(永作博美)。
その直後、ユーコの妊娠と彼女がガンに侵されていることが発覚。
入籍からわずか一年後にユーコは亡くなるが、闘病ブログの書籍化に浮かれるコウタの前に、死んだはずのユーコが全然幽霊らしくない姿でフツーに現れ、二人の出会いからをユーコがコータに突っ込みながら物語は進む。
◆感想
・今作は、佐々木蔵之介と永作博美が夫婦を演じ、息の合った夫婦漫才のような掛け合いを愉しむコメディである。
・時間軸が行ったり来たり、構成が粗いのが難であるが、それでも面白い。
<最近、映画で永作博美さんを拝見しないのが、少し寂しいなあ。今作の様なチャーミングな役も、「八日目の蝉」での重い運命を背負った女性もキチンと演じる良い女優さんである。>
11月22日は、いい夫婦の日
11月22日は、「いい夫婦の日」ということで鑑賞。
切ない物語ですが、主人公と幻影妻の掛け合いが夫婦漫才みたいで面白い(幻影妻が、ツッコミ)ので、重くはない。
永作博美さんは、やはり魅力的ですね。
原作は闘病ブログ。ある夫婦の出会いから別れまで。 ちょっとあっさり...
原作は闘病ブログ。ある夫婦の出会いから別れまで。
ちょっとあっさり描きすぎている気がするが、重たくなりすぎず、大切なところは伝わってきた。永作博美が良かったです。
笑えて、ホロリとして、温かくて、フーフー愛日記
共通の友人を介して出会った、作家志望のコウタと快活な性格のユウコ。
それから17年、ずっと仲の良い友達で、色恋には発展しなかったが、ユウコがお見合いをする事となり、それがきっかけでプロポーズ。
晴れて結ばれ、子供も産まれ、幸せの絶頂だったが…、
ある日ユウコに直腸がんが見つかり、急逝してしまう…。
実在の夫婦の愛の軌跡とがん闘病記を綴ったブログを基に映画化。
この説明だけならよくある湿っぽいお涙頂戴劇。
そうだったら、この夫婦には申し訳ないが、大して惹かれなかったろう。
しかし映画は、大胆味付け。
まず、思ってた以上にコメディタッチ。
それを盛り上げてくれるのが、佐々木蔵之介と永作博美。
とにかくこの二人の、軽快なやり取り、掛け合い、“夫婦漫才”が最高!
本作の魅力の大部分を補っていると言っていい。
周りの友人たちも個性的。
そして、回想形式…と言うか、二人のこれまでを綴り纏めた出版予定の原稿をツッコミ&言い合いしながら、二人が共に歩んだ日々を振り返る。
でも、ユウコは故人なのに、どうやって…?
ユウコは死んだ。…筈なのに、目の前に居る! しかも、やかましく散々話し掛けてくる。
そう、死んだヨメが幽霊?幻影?となって、ダンナの前に現れ…という設定。
これもそう珍しくはない設定だが、これが実話を基にしているから驚き。
実話を基に、そんなファンタジックな大胆設定にしていいの…?
これで作品がつまらなかったら話にならないけど、特筆すべき!…とまでは言わないが、上々のハートフル作。
ダンナとヨメの生者と死者による(?)丁々発止の夫婦漫才。
葬式の席やその他でもしつこく話し掛けてくるヨメに、「うるさい」「黙れ」。
端から見れば、悲しみでおかしくなった…?
この手の作品の定番と言っちゃあ定番だが、クスッと笑えて。
そして、
ヨメを失ってからのダンナ。
本にしようとするが、周囲の反応は…。
新しい仕事に不慣れ。
仕事に没頭して、まだ赤ん坊の息子の世話がおざなりに…。
一人の人間として、父親として、これからやっていけるのか…?
不器用過ぎるダンナ。
ヨメが心配して出てくるのも無理はない。
友達としては17年。
夫婦としては2年も無い。
あんなに一緒に居たのに、突然の別れ。
そりゃあショックや悲しみは大きい。
でも、それ以上のものを与えてくれた。
またそれを再確認出来て、これからきっと、やっていける。
ホロリとして、温かくて。
ハンバーガーを食べる度に思い出す。
うまそー。
幽霊役の永作博美が活かされていない
直腸ガンで無くなった幽霊奥さんとそれまでの経緯をブログに書いて、そしてそれを本として出版しようとする旦那の回想物語。
永作博美のざっくばらんな性格は面白いんだが、脚本内容がチープ過ぎて全然活かされていない。
ただ他人の人生を観せられている感じ。
あまり笑う所なし
あまり悲しむ所なし
あまりグッとくる所もなし
ビックリする所もなし
画面から伝わって来るものが少な過ぎて逆に悲しい。
幽霊ネタはフィクションとして、これは本当にブログにあった話なのか?
その男性ブログは個人用にそっとしておくべき。
それを元に原作を作り更に映画化?
監督はあの機関銃監督ですか‥‥
さすがショウゲート。下手くそ過ぎる。
単調
佐々木蔵之介さんと永作博美さんのコンビで夫婦役に期待して鑑賞。
キャスティングに何の不満もないが、映画の作りに満足度が低い。
まず、ストーリーの軸になる本になるはずのブログの原稿。
文章力が稚拙すぎ。
ブログだから?
作家の才能が無い前提の旦那の文章だから?
でも、ここがしっかりしないとこの映画の背骨が無くなる。
ガンで嫁を無くすまでの気持ちの表現があの程度では、鑑賞者はこの映画に入れず傍観者にしかなれない。
次に高速バスのシーン。
福島までのバスはさておき、広島行きのバスで4列シートはないでしょ。長距離なんだから3列シートだと思うよ。
幽霊の嫁さんと話してる旦那。車内であんな大きな声を出し続けて喋るなんて違和感以外のなにものでもない。
この類の映画は色々あるけど、これは残念ながら駄作。
テーマとは真逆のさらっとした夫婦関係
居酒屋幽霊の平成版的な作品。
ともすればヘビーな内容を佐々木蔵之介と
永作博美のライトな演技がさらっと感を出して
なかなか面白い作品でした。
両者ともにベテランで安心して乗っていけるし
脚本もよく実話を題材にしているものの
予定調和的なお涙頂戴作品になっておらず
以外と見終わった後もほんわかとさせてくれる。
それにしても花嫁姿の永作博美の可愛らしさ。
とってもキュートで彼女の良さが十二分に
表現されており監督なかなかやるなあ。
ともあれ、シビアに我が身に置き換えると
なかなか劇中の様にはいかないよなあと
思いつつも夫婦の会話のライトさがそれを
打ち消していてそのコントラストが絶妙です。
思いがけない良作。
肩の力を抜いてゆるーく鑑賞することを
お薦めします。
日記で振り返る夫婦の本音
佐々木蔵之介と永作博美演じる夫婦2人の距離感や呼吸、キャラクターはなかなか良かったと思うし、死と向き合ってる姿をコミカルに表現されている点は評価できるが、見えないものを描いている所為か観てる側が少し置いて行かれる気がした。
作品の性質上仕方のないことなんだろうが、ちょっと俯瞰で描き過ぎた印象で感情移入も容易ではないだろうし、ところどころ心情を汲み取るのが難しかったように思う。ただ要所要所でいいシーンはあった。
まさかこのタイミングで出会うとは!
大切な人を失って、
心にぽっかりと穴が開いて。。
今日の帰り道、夏のような青空を見ながら
「やっぱり心がスカスカだ…」
と、改めて思ったところだったのです。
ここ最近、ずっと迷子だった。
この映画を観ながら、
号泣して、
泣きながら笑って、また泣いて。
観終わって、あの日と同じようにトイレで声をあげて泣きました。
まだ泣けちゃう。
でも、今この作品に巡り会えたことが奇跡。
私も進み続けないと。
ユーモアに走りすぎて、いまいちピンと来ない
難病闘病物を、ユーモア溢れる作風で涙を笑いに変えた点は評価できるのですが、話的な盛り上がりはもう一歩だったような・・・。
結局印象に残ったのは、実話ではない部分の永作幽霊の方でしたから、いまいち何を描きたかったのか、ピンと来なかったです。
当然ながら闘病記だけを描いたら湿っぽい話になるでしょうから、悲しみを笑いに変える為に幽霊を登場させてファンタジー調にしたこと自体は悪くはないんですけど、残された者が喪失感をどう乗り越えたのか、あまり現実的ではなかったですから、いまいちグッと来ないと言うか、ピンと来ないんですよね。
まあこの夫婦の馴れ初めから結婚に至るまでと、佐々木蔵之介と永作幽霊のやり取りは、ユーモアに溢れていてとても楽しめましたけどね。
特にヨメのハンバーガーをほおばる姿、豪快だけど実は繊細な部分なんかは印象深かったです。
ただ結局この辺の印象が強すぎて、焦点がボケちゃった気がしないでもないんですけど・・・。
それとダンナの本にしようと固執した部分の迷走ぶりが、どうにも心情的に共感し難くて・・・。
状況が状況ですから、バタバタする気持ちは分かるのですが、あれは酷い(苦笑)
結局笑いや微笑ましい部分しか印象に残らなかった作品だったかなぁ。
しかし永作博美はいつまでも若い、彼女の可愛さは十分伝わってきましたよ!
実話?
実際に死んだ嫁が現れた!ってこと?まさかね┐(´д`)┌
泣く気満々で勇んで行ったのだが、涙がこぼれたのは1回だけ。
死期の迫った永作を想い、父親が「娘は私の誇りです」と涙するところ。
これって、本筋じゃないよね。
肝心の夫婦には、いまいちシンパシーを感じない。
まず、永作は元気過ぎる。
とても重篤な症状の癌患者には見えない。
結果的に、事態の深刻さが伝わらない。
四十九日のレシピの時には、もっとやつれていたように思うけれど。
夫の方には、もっと違和感がある。
劇中でもあったが、出版は自分のため!の感が拭えない。
子供のことも蔑ろにしていて、常に自分中心。
妻にベッタリの濡れ落ち葉で、イライラする。
病床の妻のために、スープひとつ作る気がない。
シックスセンスの二番煎じの方が余程よかった。
よかった
賛否両論あるようですが、私はよかった。ヨメが幽霊で出てくるがコメディすぎて話を邪魔するのでなく、自然に寄り添ってる感じでよかった。
主人公の気持ちの動きがリアルで共感できた。ただ、最後に立ち直る気持ちの動きが伝わりにくかったかな〜
夫婦で是非みてほしい。
でも、映画館でなくてもいいかな〜…
普通のストーリー
闘病日記とはいえ、テンポの良い掛け合いで全く重い雰囲気はなく、普通の何気ないストーリー。
でも、そこが良かった!
間延びせず、最後まで楽しめました。
掛け合いや、永作博美さん・佐々木蔵之介さんの演技の良さで成り立つ映画なので、細かいことは、気にしない方が良いかと。
雰囲気を楽しむ!
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