劇場公開日 2016年4月23日

「なんだか、評価の軸がおかしいような」アイアムアヒーロー うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5なんだか、評価の軸がおかしいような

2021年6月25日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

私は、ゾンビ映画が大嫌い。原作未読で、映画雑誌での評価が高かったので、見てみました。

その時の批評でひっかかったキーワードは「邦画で良くここまで」「合法的に活躍する大泉洋」という意見。

邦画も洋画もなく、いい作品はいいし、ダメなものはダメ。そういう見方が出来ないものかと思いました。

日本だと、銃を武器として使えないので、ガンアクションは出来ない。
規制が厳しいので、派手なカーアクションは出来ない。

出来ない理由から入っているので、屈折して出来上がった作品は「洋画並みに派手なアクション」なんていうちぐはぐな評価が聞こえてくるのです。

世界的に評価を受けた作品はアニメが中心で特にジブリ系のもの。
その理由は「どこにもない映像」これに尽きると思います。

模倣している限り、オリジナルを超えることはあり得ない。

この作品に期待していたのは、ZQNに感染したのに、人間のままでいる有村架純と、看護師の資格を持つ長澤まさみ。この二人がいるのだから、ワクチンの開発につながり、世界が救われるというストーリー。

窮地を脱したところで、お話が終わってしまっているので、なんとも中途半端な印象を受けました。原作では、どうなっているのか知りませんが、読んでみようという気持ちにはなりませんでした。

2017.4.27

うそつきカモメ