「ゾンビ祭りだ!わっしょい!!」アイアムアヒーロー showさんの映画レビュー(感想・評価)
ゾンビ祭りだ!わっしょい!!
花沢健吾(という人の)の人気(らしい)漫画の映画化を、いつもお世話になっているTOHOシネマズ渋谷で鑑賞。
平日のド昼間の回だったのに、カップルを中心に7割ほど埋まっていて、本作の注目度の高さが伺えました。
「なんか、和製ゾンビ映画らしいよw」
という情報しか知らずに観たら、ぶったまげました!!!
ひゃっほーー!ゾンビ祭りだ!!!
120%手加減なし!
ゾンビ導入部の見せ方も、ゾンビ発生時の大混乱も、ゾンビ一体一体のクリーチャー具合も、ゾンビのドバドバ展開も、容赦ないほどゾンビわっしょい!
日本映画もやればできるじゃん!
ちゃんとエンターテイメントしてるし、ちゃんとゾンビしてるよ!
…別に、ゾンビが大好物ってわけじゃないけど、これだけちゃんとゾンビしてくれたら、嬉しくなっちゃいます。
大掛かりなシーンも多々ある中、なんだかんだお金をかけないように作ってて、その辺も感心してしまいました。
また、ハリウッド映画ばりの絶え間ないBGMのおかげで、高揚感とバクバク感がうなぎのぼりで、息つく暇なく魅入っちゃいました。この映画のサントラは相当いいです。
配役もドンピシャ!
大泉洋のダメ具合、長澤まさみの強さ弱さ表現、有村架純の目ヂカラ、片瀬那奈の三十路感、吉沢悠のサイテー具合、岡田義徳のおちゃらけ、マキタスポーツの嫌感、などなど、
主演も脇役もゾンビも、みんな素敵でした!
エンドクレジットで驚いたのは、製作委員会の顔ぶれ。
電通・博報堂・講談社・小学館・エイベックス・WOWOW・JR...
テレビ局主導じゃなくても、大人たちが真剣になったら、ちゃんといいものできるじゃん!
日本にも、こうゆうドバドバ需要はあるんだから、もっと積極的に作るべきだとおもいます。
消化不良なのが、有村架純のキャラクターが宙ぶらりんな点。まだまだ続けられるので、続編での大活躍に期待です!
ゾンビ映画を映画館で観るなんて、こんな体験めったにないので、真っ暗な映画館で心ゆくまで恐れ慄いてください!
USJのハロウィンイベントでコラボしないかなーっと今から楽しみです。