「まさに和製ウォーキングデッドやぁ~~(彦摩呂風に)」アイアムアヒーロー ぐっさんさんの映画レビュー(感想・評価)
まさに和製ウォーキングデッドやぁ~~(彦摩呂風に)
ここ最近、原作がコミックの作品が実写化されることが多くなってますね。「進撃の巨人」「闇金ウシジマくん」や最近では「僕だけがいない街」「暗殺教室」などなどありますが、作品によっては「原作のほうがおもしろ~~い。」「どうしてこれを実写化したの?どんだけ~~」というようにアタリハズレは多いでしょう。(どの作品かは個人個人によって分かれますけどね。)
でも、この「アイアムアヒーロー」はよくできた大アタリ作品と私は思っております。
昔から、この作品は実写化は絶対無理という意見が多かったのですが、近年のCG技術の発展やメイク技術・特殊効果技術の進化のおかげですばらしい実写化作品ができていると思います。
こういう私も、恥ずかしながら原作コミックは1巻しか読んだことがありません。
この作品に興味を持ったきっかけは、とある美しい人から人気海外ドラマ「ウォーキングデッド」をススメられて観始めたことがきっかけ。この作品も原作はコミックでゾンビ物(こっち側はウォーカーと呼んでおります。)最初観始めのころは目をそむけるシーンはいくつかありましたが、6シーズン観ているとさすがに慣れてしまいまして、今回の作品もZQN(ゾキュン)を倒していくシーンは目をそむけることなくどっしりとした構えで観ながら満足することができました。(慣れって怖いねぇ~~)
原作を知っている人も知らなくても「ウォーキングデッド」などゾンビ系の作品が好きな人もこの作品は現実から近い設定だしいつおきてもおかしくない内容なので2時間20分じっくり観れました。
前半のゾキュンが増殖を開始して人を襲うシーンや高速道路でのシーンは日本映画としては久々に気合の入ったシーンなので注目していただきたい。後半のショッピングセンターのシーンも原作知っている人にとっても見所ありのシーンですよ。(撮影で使ったショッピングセンターは韓国で撮影されたものです。使われていないなんてなんかもったいない。)
主演は北海道のスター大泉洋さん!!ズバリこの役ピッタリ。髪型や顔も原作キャラにバッチリ近い!
ダメ人間の主人公が様々な人との出会いでどのように成長していくのか。原作を知っている人はどこまでで終わるのか?ぜひ注目していただきたい。
それにしても、大泉さんは「水曜どうでしょう」時代から知っているので、すごい役者になったなって改めて思いましたね。「探偵はBARにいる」の時が一番好きでしたがこの作品が一番好きになりました。まさに当たり役といってもいいでしょう。とくにクライマックスの見せ方がカッコイイ(絶対言えないけど(笑))
共演は、有村架純、長澤まさみ。一言で言うとカワイイ。
長澤まさみはご存知のとおりdTVでこの作品の序章ドラマから拝見させていただきました。看護師でもあり頼りになるお姉さんタイプの役どころなのでチェックしていただきたいです。
最後に一つ。原作とは別にこの作品にはちょっとした小ネタがいくつかあります。まずはどこかにメイプル超合金が出てます(M-1グランプリ2015決勝進出した漫才コンビ。???と思った人はWEBで検索)
もう一つはセットに注目していただきたい。ちょっとした小ネタがありますよ。(映画館でもざわつきました。)
以上のように、見所満載ですがまとめると「原作好き」「ウォーキングデッド好き」「大泉洋好き」がすべてそろっている人はパーフェクトな映画だと思います。
続編希望ですが、すごい大変だと思う(笑)
図書館戦争も続編出来たから監督がんばって!!!