「監視班が主役のポリス・ストーリーなんて珍しい」監視者たち odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
監視班が主役のポリス・ストーリーなんて珍しい
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2007年の第8回東京フィルメックスで審査員特別賞を受賞した情報課の刑事たちと犯罪組織の対決を描いた香港のスリラー映画「天使の眼、野獣の街(Eye in the Sky)」の韓国リメイク作品。
新米刑事のハ・ユンジュ(ハン・ヒョジュ)は、特殊犯罪課監視班のファン班長(ソル・ギョング)に認められ監視班の一員となる、銀行強盗を追う監視チームは署内で動物園と呼ばれ、リス、モグラ、ダチョウとか愛称で呼び合い漫画チック、班長はハヤブサ、ユンジュは子豚、強盗のボス、ジェームズ(チョン・ウソン)は影。ソウルの大通りと裏通りを縦横する影や子分のカバを只管追跡、アクションシーンはあるものの監視が主務で逮捕は別の部隊だからやや少なめ、それにしても影が頭脳明晰、優秀過ぎてなかなか捕まらない尺稼ぎはちょっと退屈かな。監察班が主役のポリスストーリーは地味だがユニークな視点、街中のいたるところに監視カメラがあるネット時代だから成り立つのだろうが膨大な情報量、AIの補助でもなければ監察班は難しいでしょう、狙いは捜査力強化よりは犯罪抑止効果の方ですかね。
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