海街diaryのレビュー・感想・評価
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良かった
家族のかたち
感想
可愛くて愛おしくて、
そして父になる、ほどのパンチはないが、季節季節を感じながら、徐々に...
そして父になる、ほどのパンチはないが、季節季節を感じながら、徐々に4姉妹が本当に心の通った4姉妹になる様子を丁寧に描いたもの。
ちょっとボーっとしてたので見逃したぽいが、父は3度結婚している。最初で3姉妹(すずの母親と不倫して離婚)、2回目ですず(奥さんは病死)、3回目はそれぞれの連れ子を伴った結婚。その3回目の時に父が亡くなる。
居場所のないすずと3姉妹が鎌倉で一緒に生活することに。
しっかりもの(を演じるが、長女ということでいじになっている)幸。
だらしない男にばかり貢ぐ佳乃。
不思議ちゃんで上2人をうまくつなぐ千佳。
家庭を壊した張本人である母を持つすず。
こんなに何も大きな話題がないのに、見入ってしまうのは監督のすごいところだ。TVなどで、撮影前に4人が仲良くなるようにいろいろな共同作業をしたのが映像にも反映されている。
そして、死を受け入れる、四季を感じる、憎むべき相手を受け入れる、それがさらっと入っていることに日本人らしさを感じる。
これ、数年後とかも気になるところ。次回作はないだろうけど。
4人の美人姉妹
「忖度」の修行のような映画!!
新海監督に「売れ線を集めれば売れて当たり前」と吹っ掛け、「そんなに容易ならやってみれば?」と反論された記憶も新しい是枝監督の先出しブーメラン映画だと思います。売れ線女優をこれでもかと詰め込み鎌倉の綺麗な映像でまったりできますが、脇役も有名俳優揃いなのでさすがに気が散ります。察してね‼という行間を読む修行のような台詞回しが終始退屈で、どう面白さを見出したら良いのかわかりませんでした。登場人物に対してのみならず、これをセンス良いと思って作っている是枝監督の気持ちも推し量らなければならないような気持ちになります。わざわざカンヌに出品して無冠だった本作が、2015年日本アカデミー賞作品賞だった事は多くの人が忘れているのではないでしょうか。過去に他作品も観ましたが、空気を読めよと強要してくるのが是枝ワールドなのではないでしょうか。フレッシュな広瀬すずは今となっては大変貴重ですし、長澤まさみの肢体が艶かしいです。
心が大事!
出演陣がとにかく豪華!
それでいて、お互いが干渉しない無機質な仕上がりになっているところがまた面白い。
舞台は鎌倉。
海の潮風を受ける平屋に住む3姉妹。
そこに腹違いの妹すずを引き取り4姉妹で暮らすことに。
大きなストーリーの展開はないが、鎌倉のゆったりとした情景とストーリーがマッチングするかのように静かな波を連想させる構成となっている。
どことなく物足りなさを感じながらも、すずは3人の姉の優しさに触れていき、次第に3姉妹に溶け込んでいく。
ストレスなく、なんだかしっぽりとした心の落ち着きが欲しい。
そんな時がこの作品を見るベストなタイミングなのかもしれない。
「人と人は心でつながる」ことを再認識し、鑑賞後の余韻を楽しんでほしい。
また、個人的には綾瀬はるかがしっかり者の長女役を演じていることで彼女がさらに好きになった。
広瀬すずの初々しい姿も今後大人になっていくことを考えると本作は貴重なものになるのではないだろうか。
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