海街diaryのレビュー・感想・評価
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家族の絆
日本らしさ
フランスのDVD屋さんで見つけて買ってみた。
カンヌ映画祭に出品されたこの作品。
2年前、初めて観たときは、
これといった感想を持たなかった。
でもフランスへ来て、
日本の文化から距離を置いた状況で改めて観ると、
日本ならではの美しさが際立った。
劇中に出てくる、てんぷらやおはぎ、
そうめん、生しらすに梅酒…
春には満開の桜、夏には浴衣で花火、秋には紅葉…
季節に物語が付いていくのではなく、
物語が先行そこに寄り添うように季節がついていく…
そんな印象を受けた。
複雑で、踏み込みづらい家族の問題を、
美しい風景とともに、
綺麗に描いているところがよかった。
心の拠り所となる場所を、
いつも支えてくれている存在を、
ずっと大切にしていこうと思えた。
いい人ばかり
暇なら見れば
あたたかい気持ちになれる
ふんわりしている
鑑賞後に気持ちが落ち着くような、この不思議な気持ちは何だろう。
特別内容が良いだとか、印象に強く残るような作品には感じなかったのだが、上映が終わり劇場を後にしてもまだ心だけが残されたように感じた作品は久しぶりだ。監督の前作、「そして、父になる」でも似たようなものを確かに感じ取ったのだが、恐らくこれが是枝監督の独特な空気感なのだろう。前作ではストーリーが面白く目が離せなかった部分もあるため、その雰囲気を確実に感じることが私には困難だったようだが、本作で描かれていることのほとんどが姉妹の日常の出来事のため、序盤などはストーリーに目まぐるしい展開などがなく、その空気感により浸れることが出来たのだろう。
そう、本作は日常の生活に焦点を当てているところがポイントだ。
ふんわりしたまま中盤へと差し掛かるがそれで終わらないのが本作の良いところ。終盤では姉妹それぞれの問題を丁寧にカタをつけていくのだ。急にふわっとしていたものが引き締まったかの如く進んでいく。この構成にもやられた。いい映画を観たなと心から思えるそんな作品だった。是枝監督にはこれからもこの路線で頑張ってもらいたい。
映画が醸す空気感が良かった。キャストも好みだった。物語に大きな展開...
映画が醸す空気感が良かった。キャストも好みだった。物語に大きな展開を作らず、日常を描いていてこれだけのクオリティはすごい。
旬の女優カタログ
綺麗な女優、素敵な縁側のある古民家。夏の鎌倉。海。浜辺。
家族の物語。
男がいない。ロマンスがない。
多分途中で資生堂の化粧品CMが入っても観客は気づかない。
ショーケースのように嘘っぽい。
ドグサレ親父が包丁一本で古民家に侵入して、次々と犯しては殺してっていう、何日かしてそれが発見されて捜査が始まるような、そんなサイコミステリーにならないかなと鑑賞中に思うくらい退屈だった。
姉妹の心情、穏やかな鎌倉の自然。
四姉妹作品は最高
是枝監督は大好きな監督。劇場に足を運べなかったのが残念でならない。私が中学生の頃に映画館で観た.
「姉妹坂」が大好きで大好きで紺野美沙子 さん、浅野温子さん、沢口靖子さん、富田靖子さん。全員大好きなのは今でも変わらないです。海街ダイアリーに出演されてる女優さんも「姉妹坂」に負けず劣らずの名作だと思います。今回DVD で観たのですが、夏帆さん
夏帆さんは素晴らしいと思ってしまった。間違いなく
他の女優さんも素晴らしいのですが、夏帆さんからは
それ以上の夏帆さんを見てるだけで涙が溢れて笑顔が漏れて楽しく楽しめました。四姉妹作品は視点を様々に観ればあきることなく見れる。桜に梅・花火に浴衣
アジサイが咲き映り海辺を歩き死を見つめ眺め向き合い生を大事に思う。四姉妹作品。
これから先何度も何度も思い起こし楽しみ今回出演してる女優さんをこれからも観続けたいと思います。
本当に素敵な映画です。
キャスティングが豪華!
長女の綾瀬はるか
次女 長澤まさみ
三女 夏帆
四女 広瀬すず…
四女のすずだけ母親が違うのだ
そう。過去父親が家族を捨てて
新しい家族をきずいたのだ。
物語は、
そんな父の葬儀で
4人が出会う所からはじまった。
葬儀で再会した3姉妹はすずに
一緒に住もうと話を持ちかける。
ずっと居場所をさがしていたすずは、
以外にもあっさり承諾し
ひょんな事から4姉妹の鎌倉暮らしが
スタートする。
しかし、すずは自分のせいで
家族がばらばらになったことを気にしていた。長女は、父と同じ不倫をしている事している…そして三姉妹の母親も父のせいで
家をでていっていた。
しかし、感情の起伏はあまり描かず
以外にも淡々と進んでいく。
この映画の見所は、
なにげない日常の生活や食事のシーン。
古民家に暮らしの
なつかしさを感じる
生活の一部をきりとっていた。
タイトル通り、
夏休みの日記の一部のぞいているような…
そんな感覚になった。
映像がとても綺麗で、心地よかった。
ラストは、長女は不倫相手と別れ
鎌倉に残ることを決意。
そして、すずにずっとここにいていいんだよ…と。伝える。
また、ここから日常が続いていく
そんな事を連想させるような終わり方だった。
個人的には、
長女の葛藤や、すずの心情を
もう少しのぞいて見たかったかな。
4人の幸せはこれでよかったんかな〜と
少し腑に落ちなかったかな。
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