海街diaryのレビュー・感想・評価
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キャストが攻めてる 長澤綾瀬の2トップ時代があっただけに当人らも意...
キャストが攻めてる
長澤綾瀬の2トップ時代があっただけに当人らも意識してるだろうし
そこに綾瀬はもうチヤホヤされる役じゃなくしっかりとした大人の女性をあて、更に若手の可愛い子を入れてくるなんて、現場の空気結構しんどかったんじゃないのってそっちが何故か気になった
でもやっぱ長澤も綾瀬も夏帆もさすがで演じるのが上手い
是枝の凄さって適役を見つけられるのもすごいんじゃないかと思う
どっかちゃんとしてない登場人物らに自分を重ねたり共感できたりする所が見入ってしまうのかも
盛り上がりはないけどのんびりと観られた
日常
監督のしっかりとした視線が物語を宝物のように輝かせた。
テレビの録画‼️❓
不自然過ぎる程自然な演技の封印
昭和的雰囲気
綾瀬はるかの あの一言
異なる個性の女優達をそれぞれ見事に輝かせる是枝監督は凄い
是枝裕和 監督による2015年製作の日本映画。配給:東宝、ギャガ。
4人の姉妹愛というか、家族愛というか、大きな事件がある訳では無いが、何気ない日常を淡々と丁寧に描いていながらも、キラキラとした掛け替えのないものを感じさせる素晴らしい映画であった。
姉妹を演じた綾瀬はるか、長澤まさみ、夏帆、広瀬すず、個性が大きく異なるが、それぞれがとても魅力的であった。特に、是枝監督の演出力のなせる技か、16〜17歳の広瀬すずの演技が実にナチュラルで魅せられてしまった。サッカー・シーンもとても様になっていて感心させられた(サッカーのコーチを付けられて練習したらしい)。
そして,舞台となった鎌倉も海と山が共存し、姉妹が住む古い家や食堂を含めて、とても良い絵になっていた。何処か儚げな食堂のおばさん風吹ジュンも印象に残った。
こういう映画を脚本も兼ねて創ってくる是枝監督の才能に、あらためて感服・感動させられた。ホント良い監督だ。
監督是枝裕和、原作吉田秋生(漫画海街diary)、脚本是枝裕和、製作石原隆、 都築伸一郎 、市川南 、依田巽、エグゼクティブプロデューサー小川泰 、大村信、 上田太地、 小竹里美、プロデューサー松崎薫、 田口聖、アソシエイトプロデューサー西原恵。
撮影瀧本幹也、照明藤井稔恭、録音弦巻裕、美術三ツ松けいこ、装飾松尾文子、衣装デザイン伊藤佐智子、ヘアメイクデザイン勇見勝彦、編集是枝裕和、音楽菅野よう子、音響効果岡瀬晶彦、キャスティング田端利江、助監督兼重淳、 遠藤薫、スクリプター矢野千鳥、制作担当熊谷悠、ラインプロデューサー熊谷喜一。
綾瀬はるか香田幸、長澤まさみ香田佳乃、夏帆香田千佳、広瀬すず浅野すず、加瀬亮坂下美海、鈴木亮平井上泰之、池田貴史浜田三蔵、坂口健太郎藤井朋章、前田旺志郎尾崎風太、キムラ緑子高野日出子、樹木希林菊池史代、リリー・フランキー福田仙一、風吹ジュン二ノ宮さち子、堤真一椎名和也、大竹しのぶ佐々木都、中村優子すずの義母、清水一彰、平田薫、
野村麻純、関ファイト、三上紗弥、原扶貴子、野中隆光、斎藤加奈子、きむらゆき、安宅陽子、小倉一郎。
自然と不自然を行き来する演技・物語
観たかった映画だが、なぜか気が乗らずに5年以上もズルズル先延ばしにしてしまった作品。
主演女優4人とも好きな方たち。
話のテーマは「家族のリアル」と思う。
家庭の環境は違えども、誰が観ても共感する部分や考えさせられるところがあるはず。
嫌なところがありつつ、やっぱり家族としての繋がりがあって、愛し愛されることを望んでいる。
冒頭の「あれ」という言葉に始まり、登場人物の言動やクセを使いながら、家族のつながりがうまく表現されている。
血のつながりだけじゃなく、共に過ごした時間の中で似てくるのが家族と思う。
少し抜けた母を助けようとしっかりものを演じる長女、そんな長女に対抗するように感情的に行動する次女、そんな2人のバランスを取るように楽しく振る舞う三女。
そして、そこへ仲間入りするも心の内は明かせず後ろめたさを感じる四女。
みんなが、それぞれに胸の内に思いを抱えつつ、互いのことを考えている。
そういう心情が演技に織り交ぜられていて、「こういうところが家族だよな」と、ある種のあるあるを目の当たりにできる。
「家族ってこういうもんだよね」という理想的、物語的な「自然」と、「家族なのにそんなことないだろ」というぱっと見では反論してしまう「不自然」
ただ、それらが混ざったものが「家族のリアル」なんだと観た後に思う。
家族について、幸せについて、自分の中にある思いをふと気づかせてくれる作品。
4姉妹の日常を静かに淡々と描いていく
サッカー経験がないというのが信じられない
私は女子サッカーのファンであるので、すずちゃんがサッカーやるシーンを見て思った「どっかのユースに入っていたのかな」って。そしたらサッカー経験ゼロだという。素晴らしい運動神経だ。もし本当にユースに入っていたら今頃日本代表だったに違いない。女子サッカー人気は今の100倍はあっただろう。
さて、映画のレビュー。この映画は20分で終わってしまっている。そこのところが一番良いシーンでその後はずっと蛇足のように感じた。それでもこの20分だけでも見る価値があるので3.5点とした。この20分、私は泣いてしまった。たったの20分でこれだけの感動を生み出せたのは役者の力もあるだろう、演出の影響力もあるだろう・・しかし何と言ってもその写真の美しさにあったと思う。この映画はフィルム写真で撮られていて写真がとても美しい。特に主人公たちの住む家の中の風景がとても美しい。このような美術的な美しさが深層心理に与える影響、感動につながる影響というものは計り知れないものがあると思う。そのフィルムの力によって最短で最高の感動シーンにたった20分でたどり着けた。
だから映画監督には映画をフィルムで撮ってほしい。それから写真ファンにも写真をフィルムで撮って欲しい。
美しい4姉妹
2015年。監督:是枝裕和。原作:吉田秋生。
6年前にこの映画を見たときには、この映画はいったい何を言おうとしているのか、
とても不思議でした。
見る私が未熟だったと今、思います。
家族(妻やこども)を捨てて別の女性と暮らす・・・
夫が自分を捨てたから、妻の自分も他所の男性のところへ出奔する、
こどもを捨てて・・・
そうすると残された家族は苦労しますね。
父親にも母親にも捨てられた姉妹がいます。
長女・幸(綾瀬はるか)次女・佳乃(長澤まさみ)三女・千佳(夏帆)
今は成人して自活している3人は日々元気に過ごしていますが・・・。
この映画はとても葬儀と法事の多い映画です。
美人3人姉妹の喪服姿が3回も見れるのです。
始まってすぐに15年以上生き別れの父親の葬儀が山形であります。
父親は異母妹すず(広瀬すず)を残していました。
すずは母親を既に亡くし、この度は父親まで亡くして孤児になります。
帰りの汽車に乗る直前に、幸は言います。
「すずちゃん、良かったら鎌倉に来ない?一緒に暮らそう」
すずは自分たちの父親を看病して看取った・・・幸にはすずへの感謝があったのでしょう。
山形ですずは他人に生活の面倒をみて貰うことになる。
幸には不憫でならなかったのでしょう。
鎌倉の古い大きな家。
本当に古い・・・これは修繕費が嵩みそう、柱は朽ちて倒れてこないんだろうか?
心配になります。
でも幸は庭の梅の木になった梅で祖母の代からの梅酒を絶やさず作っています。
幸の生き方が見事です。
父親と母親(大竹しのぶ)に捨てられた妹たちを、キチンと育て上げようとしている。
そして引き取ったすずも責任持って育てるつもりです。
まったりした時間の流れる映画です。
特に劇的なことも起こりません。
でも家族がバラバラに成ったことによる傷を修復した幸は、異母妹すずとともに、
新しい家族と絆を見つけたのでしょう。
綾瀬はるかの地味めでしっかり者の看護師さん。
長澤まさみの伸びやかな手足と奔放な性格。
喪服でも黒ソックスと、どこかパンクな夏帆。
そしてデビュー作とは思えないほど落ち着いた広瀬すず。
透明感が際立ちますね。
四人姉妹役の女優たちが全員主演クラスに成長。
是枝裕和監督の眼力は確かですね。
なんか良い空気
観ていると落ち着いた気持ちになれる。 自然の流れの中で、家族に生じ...
三姉妹も樹木希林さんも素晴らしい
いろんな家族の在り方
四姉妹の絆と鎌倉の自然美
この作品は鎌倉で過ごす三姉妹のもとに15年以上会っていない父親の訃報が届くところから始まります。
その父親には中学1年生の異母妹、浅野すず(広瀬すず)がおり、既に母を亡くして父の再々婚相手と暮らしていたすずは長女(綾瀬はるか)の提案で三姉妹と鎌倉で暮らすこととなります。三姉妹のもとに四女として迎え入れられたすず。四姉妹として楽しい日々を過ごしていく中で、長女、次女、三女、すずの4人それぞれの恋愛模様や生活や環境も変わっていきます。
本当の姉妹のように暮らしていく四姉妹の絆が素敵な作品でした。
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