「雰囲気モノ」海街diary 肉ネ~ムさんの映画レビュー(感想・評価)
雰囲気モノ
普通にほっこり、風景もきれい。皆、それなりに悩みを抱えつつ、日常を前向きに生きており、それを美男美女が演じているので爽やかである。それだけでいいと言えばいいのかもしれない。
ただ、葛藤を寝言で表したり、割とストレートなので、ギョッとしたり唸らされたりはない。
あくまで、きれいで優しいお姉さま方と健気でキュートな妹の善良な人物像が約束されている前提で成立しているほのぼの物語。この前提を除けば、この作品には異母姉妹が共に暮らすにいたる充分な必然性は提示されていない。
なんとなく醸される人や海街の優しさに身を委ねる作品である。
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