「鎌倉の四季」海街diary everglazeさんの映画レビュー(感想・評価)
鎌倉の四季
葬式や近所付き合いを通して、家族内の心の機微を描く様が、現代版小津作品のようでした。
誰しも大人や親に、ある程度振り回されて育ってきていることをしみじみ感じました。
不倫・離婚など不健全な家庭環境が、パートナー選択に影響していることも暗示されていますが、鎌倉の穏やかな風景に包まれて、悲観的ではありません。
鎌倉の春夏秋冬に例えるなら、辛い環境を耐え忍んで新芽を出してきた四女が春、色っぽい次女が夏、食欲旺盛な三女が秋、我慢強く厳しい長女が冬…かな。
コメントする