シェフ 三ツ星フードトラック始めましたのレビュー・感想・評価
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とにかく心地が良い
【良かった点】
◯料理が美味しそう
◯シンプルだけど伝わるストーリー
◯ SNSの良さと悪さをわかりやすく描いている
【あと一歩な点】
◯離婚後の母の行動を問い詰めるシーンの必要性
◯敵対する批評家の投資に(見る限り)すんなり乗った事
【まとめ】
料理に対する実直さと、息子との心を通わせていく事にフォーカスすることで、複雑な思考を持たずにすんなりストーリーに入り込める作品。
「シェフ」というものが、肩書き、アイデンティティ、家族とのつながりというそれぞれの側面を表していて、どれも現実離れしない程度に理想的な展開になっているのも良かった。
もちろん料理はどれも美味しそうで観ているだけでお腹が空いてくる。
観終わった後に爽やかでスッキリした感動?を感じたければ是非観てほしい一本。
観ていて腹が減ってくるのは良いグルメ映画の証明だ
映画レビュアーとしても有名なライムスター宇多丸さんが絶賛していた本作。「万人におすすめできる」と話すほどに絶賛していたのが気になって鑑賞しました。
「一流レストランのシェフが色々あってフードトラックを始める」というおおまかなあらすじは知っている状態での鑑賞です。
結論。非常に良かった!!!宇多丸さんが「万人におすすめできる」と言った意味が理解できました。
料理を通じた人間関係、親子愛や夫婦愛などがきっちり描かれていて人間ドラマとしても非常に楽しめましたし、何よりも出てくる料理が全部めちゃくちゃ美味そうなんです。映画中盤に、トラックを手に入れてからはフードトラックとして営業しながら自宅まで帰るロードムービーになります。主人公と息子、そして主人公の助手のお調子者シェフ。男三人による旅行シーンの楽しいこと楽しいこと。アメリカ各地の名産品を食べたりおバカな下ネタで盛り上がったり。不器用な父親と知的な現代っ子の息子による親子ドラマが非常に素晴らしかった。
「料理を介した父子の交流を描く」といえば、最近は『461個のおべんとう』という邦画がありましたね。こちらの作品も非常にクオリティの高い飯テロ&親子愛映画ですので、本作が気に入った人はぜひ観てみてください。多分ハマると思いますよ。
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ロサンゼルスにある一流のレストランで総料理長として働く凄腕シェフのカール(ジョン・ファブロー)は、定番のメニューしか作ることを許さない凝り固まった考えを持つレストランオーナーと揉めていた。ネットで有名なグルメ評論家が来店した時もオーナーの指示で定番メニューを提供したのだが、これが評論家に酷評されてしまう。怒り心頭のカールは評論家に対して暴言を投げつけ、これがきっかけでネットは炎上。カールは職場を追い出されて再就職先を探すがなかなか見つからなかった……。
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ジョン・ファブローは本作の製作・脚本・監督・主演という一人四役を務めた天才的人物。アイアンマンの監督として確かな地位を築いた人物であり、そして本作は彼がアイアンマンの続編の監督オファーを辞退してまで作りたかった映画。
まずはこれだけ言わせてほしい。この作品を作ってくれてありがとうジョン・ファブロー!!
物語の前半、主人公のカールがレストランのオーナーによって本来の自分の作りたい料理が作れないという葛藤が描かれます。有名なグルメ評論家が来店するということで渾身の新メニューを作ろうとするカールに対して「勝手なことをするな、いつものメニューを作れ」と高圧的なオーナー。メニューはカールが自由に決めて良いという契約だったのに、オーナーは権力を笠に着てカールに指示を出します。そして案の定評論家に酷評され、総料理長である自分の顔に泥が塗られる結果になってしまう。
この描写はなかなかキツかったですね。「自由に料理作って良い契約だったじゃないですか!」って感じで。こないだ観た『花束みたいな恋をした』でも「1カット1000円の契約だったじゃないですか!」ってシーンありましたけど、それに通ずるところがありましたね。
そして中盤。レストランをクビになってしまったカールが息子と元妻と一緒に故郷のマイアミに訪れた際、そこで食べたキューバサンドイッチの美味しさに驚き、過去に一度「フードトラックをやらないか」と誘われていたことを思い出し、「このサンドイッチをフードトラックで出そう」と決心します。
フードトラックの入手までがかなりとんとん拍子に進むので後から考えてみれば結構ご都合主義な展開なんですけど、実は序盤で元妻との関係性とかフードトラックの話がちらっと出ていたので映画観ている最中は全然違和感感じなかったです。ここは脚本の妙だと思います。
後半は男三人で自宅へ帰るまでのロードムービーになります。
カールと助手のマーティン、そして息子のパーシー。男同士のロードムービーには思わずニヤニヤしてしまうような笑える描写がてんこ盛りで、自分も4人目のメンバーとしてアメリカを廻っているような気分にもなれます。マーティンが「シェフに年齢は関係ない」とパーシーにビールを勧める描写がありましたが、本当に年齢の差を感じさせないような仲良しな三人の旅行はずっと観ていたくなる魅力があります。あと5時間観れる。ずっと観てられる。
SNSの使い方も上手かったですね。序盤はカールがネット炎上を起こしてレストランをクビになる描写があるように「使い方を間違えると怖いよ」という使われ方をしていましたが、後半はパーシーがフードトラックの広告のためにSNSを活用し、たくさんのお客さんがカールの料理を目当てに押し寄せて人々の輪が広がっていくなど、「正しい使い方をすれば便利だよ」という使われ方をしていました。最近の作品ってSNSの悪い面ばっかり描写する作品が多いように個人的に感じていて、それがすごく不満だったんですよ。なので、本作のようにSNSの良い面と悪い面をきっちり描いているのは好感が持てました。
他にも素晴らしいところがたくさんあるんですが、既にかなり長くなってしまったので割愛します。
本作は久々に「誰が見ても面白いだろう」と思える名作でした。オススメです!!!
頑固シェフが自分のショップを出すまでを描く奮闘劇
料理へのこだわりからオーナーと衝突し店を辞めてしまった料理人カールが新しい商売を始め、元妻や息子、友人の助けを借りて仕事に打ち込む中で絆を取り戻し、深めあっていく心温まる物語。『いい映画を観たな』で終わらせるのはもったいないです。スタートアップの創業期は逆境が当たり前であることや信頼は仕事を通して育まれていくことなど、大事なことが詰まっています。最も感動したのは最大の敵が最後に最大の味方となり、カールが念願のショップを持つシーン。『映画の世界だから』と言われるかも知れませんが、やはり成功は地道な努力の先に待っているのではないでしょうか。
★5つは高すぎる?いやいや、★5の娯楽映画です
鑑賞前にはさほど期待はしなかったのが、功を奏したのか、観終わった後には、心がホカホカ。
三つ星レストランの総料理長のカールが、自分の料理に対する批判を書いた料理評論家のTwitterに、Twitterの使い方をよく分からずコメントを返したところ、大勢のフォロワーにその下品なコメントを拡散されてしまうことになり、プライドを傷つけられ、結果、レストランのオーナーとも馬が合わず店を辞めてしまう。
私生活では離婚した元妻と息子との関係も今ひとつで、モヤモヤ。
そんな、一流料理人としての腕と情熱をもったカールがキューバサンドイッチの美味しさに魅了され、フードトラックでサンドイッチを販売しながら、アメリカ横断することに。息子とレストランで働いていた時のスタッフも一緒に。
料理を通して、働くことの意味、料理への愛情、料理人としての心得。などを息子に話しながら、少しずつ息子との関係が変わっていく。今時らしいSNSが使われるのも面白くて、楽しめる。
男同士ならではの下ネタ会話や、リズムの良いラテン音楽。美味しい料理に、美人な元妻やスタッフ(スカーレット・ヨハンソンでてます❤︎)本作を通して見どころは満載。
お話の起承転結が素晴らしく、最後にはホッコリ笑顔にさせてくれる映画。
キューバサンドイッチ食べてみたい‼️
ひたすらハッピー
ジョン・ファヴローってアイアンマンでハッピーやってる人なんですね。
この作品では監督、脚本、製作、主演とこなし、脇役に主役級の大物がゴロゴロと登場。
ストーリーは主人公のシェフの再起と子育て物語。
悪人はひとりも出てこないし、奥さんとは離婚しているにも関わらずなんだか
愛情冷めやらぬ関係。仲間はいい奴ばかりで、大きな問題は失職くらい。
しかし主人公は知名度の高いシェフだしそのうち再就職は余裕だろうし、
この物語には、危機感も悲しみもなくひたすら美味しそうな料理と息子を
思う父親の姿が描かれて、みている間は笑顔がが絶えない作品だった。
最後も当然だけどハッピーエンドだし。
なんだかひたすら楽しさが伝わってくる映画だった。
わざと? 劇中評論通りの映画
高級レストランのチーフシェフ、カール。彼は創意工夫に満ちた料理を精力的に産み出す食通も認める一流。しかし本意でない無難な料理を高名フードブロガーに出してしまったことからSNSで酷評され、転落。しかし元妻の勧めでフードトラックをしてみることになり……
クソつまらん映画です。※
当初カールは創意工夫に満ちた料理を作りたがってたはずなのに、フードトラックで出すのは何故か真逆とも言える「伝統の味」キューバサンド。
妻は何故フードトラックが向いてると言ってたか不明だし、妻の知り合いは皆唐突に紹介されるし、どんな人生や経験を経たかを皆口で説明するだけだし、息子とはどこかで腐るほど見た『嫌われてはいないけどなんやかんやで上手く行ってない親子関係』、フードトラックは都合よくタダで手に入るし、友人シェフは地位を捨てて都合よくフードトラックを手伝ってくれるし、何がいいかの説明も演出もろくにないキューバサンドが飛ぶように売れていく。もちろん最後は息子と関係改善できるし、元妻はずっと協力的だし、なんなら酷評したフードブロガーがカールのために出資してくれて、カールは好きな料理を文句一つ言われず作れる自分の店のシェフになる。めでたしめでたし。スタッフロール最後にはキューバサンドの作り方を教えてもらえるおまけ付き!
……これ、面白いでしょうか?
料理とSNS意外特に特徴付けのない都合のよいキャラ達、不自然なまでの上手く行きっぷり、使い古された家族像や自己実現によるハッピーエンド。途中で見るのを止めようか何度悩んだか。
※けどこの感想、実は物語序盤でフードブロガーが酷評した内容と不思議なほど似ています。要約するなら「もっと創意工夫を期待していたのにつまらん物出しやがって! 特に最後のクソみたいなのはなんだ!!」でしょうか。
他にも、「玉子にキャビアを沢山乗せるのは値段を上げたいだけで腕に自信がない証拠」……これ、「キャストを豪華にしたりロケ地を豪勢に転々とすること」の揶揄かな?と思ったり。
もしかして、このつまんなさはわざとやってるのでは?と思わされる部分もあるわけです。
つまんない脚本つまんない演出の映画をやって、わざと劇中で似たような作りの料理を酷評する。そうだとしたら、非常に回りくどい高等なギャグではないかとも思うのです。
ただ、そうだとしても分かりにくく、途中で見るのを止めたくなるほどつまらないので★2としました。
予定通り
ツイッターみたいなSNSを表現した画き方はよかった。
鳥が飛ぶような表現で、情報が拡散される様がよくわかった。
料理も美味しそうなんだろうが、食にそそられるものがないのでいまいち響いてこなかった。
話も先がわかってしまっているので、何かしらの捻りが欲しいところだけど、予測通りの終末で盛り上がりに欠けた。
シェフにとってはフードトラックはやはり格が落ちるということもわかった。
スカヨハとロバート・ダウニーJr.、特にロバート・ダウニーJr.が出てくるとは、知らなかった。
アイアンマンだ。
一言で面白い
最初の掴みからもう心鷲津噛まれました。
シェフの手さばきでもうグッです。笑
全体的にストーリーは退屈なく次々にどんどん進む感じが見ていて飽きず、ラストスパートにかけてはトントン拍子で上手くいく様が、うまく行きすぎて逆に気持ちがいいです。
最悪な敵対してたブロガーに認めさせ、お店の出資をしてもらえ、フードトラックから自分の店を持つという素晴らしい流れのストーリーでした。
楽しかったです。
シェフとしてのプライド、良い仕事仲間、親子の愛情、色々な要素がいい...
シェフとしてのプライド、良い仕事仲間、親子の愛情、色々な要素がいい感じに混ざって展開されていて最初から最後まで飽きなく楽しく見れた。
ラストの敵と友情が芽生えるところも良かった。
幸せな気持ちになれる映画
主人公のシェフは料理の腕も良く、息子や同僚からも好かれていて、離婚した元奥さんも美人で優しい。
元から、上手くいく要素が盛り込まれたスタートで、大きな挫折も無く、全てが上手くいく映画だったので、美味しそうな料理の画像、楽しい音楽と共に観ていてハッピーな気分でした。
仕事は楽しんでやりたいなぁ、ってこの映画を観て思いました。理想ですが!
あと、料理の上手な旦那さんも理想!
キューバに旅行で行った事を思い出し、今度はマイアミにも行ってみたいなぁと思いました。
最高
どの料理もすごく美味しそうだった
食べてみたくなった
父と息子の旅 感動作品
ちょっと下品な言葉が多かったけどそれもこの映画の味で楽しい
息子のアンソニー君可愛い
ジョン・ファヴロー最高!
ダウニ少しだけだったけど存在感強
お腹へる
最近の映画と言う感じで、ことはシェフがTwitterで料理評論家に
公開で宣戦布告をしたことからはじまっちゃう。
(本人は私信のつもり)
とりあえず…主人公のシェフがすごく魅力的だった。
男性として…というより人間として?
出来た人ってわけじゃないけど、すごい共感する!
一緒に酒飲みたいぜ!って感じ。
ストーリーはよくあるハッピーエンドやけど
仕返しではなく見返す形でたてなおすのが爽快!
なんといってもラストの息子のムービーが泣ける。。
いい息子、そしてよすぎる元奥さん、、、
未来の残るハッピーエンドでよかった。
欲をいえばもういっこどかーん!というのが欲しかったけど
見て損はないとおもう。
ただしおなかいっぱいの状態で見なきゃ苦痛になる、笑
美味しそう
この映画に出てくる料理すべてがむっちゃ美味しそう
どれも食べたくなるものばかりでした
話の展開としてはご都合な展開が否めない
ハッピーエンドなんですけど
特に最初からそれほどドン底感がなく
屋台も最初から大繁盛で
トントンと良い方向ばかりに進むのがちょっとなーって思いました
最後の動画には少しウルっとしましたが笑
むちゃくちゃお腹が空く映画には間違いないです!
親子
料理はとっても美味しそうで食材を焼いたり切ったりする音があいまって目と耳両方で楽しめました。
お腹空いてる時に観るのは酷かもしれません(笑)
ちょい役でしたがロバート・ダウニーJr.が出てくると思ってなかったので驚きました。
料理だけじゃなく親子のやり取り、時に師弟のような関係も良かったです。
SNSを子供から教わったり大人の方が、そういう事に疎くて今の時代ならではだなと思いました。
幸せ、だけどそれだけ
主人公には頼もしい仲間も愛すべき家族も超きれいな恋人もいる。
行動力もあるしまっすぐで料理愛に溢れていて、その腕も超一流。
フードトラックも順調に成功、職を失うハメになった評論家とも和解。
全てがまるーくあっという間に収まる。それだけ。凹んでて辛い気持ちになるもんなか観たくない!って時に観るといいかもしれない。
I think that's a good place to start. ジョン・ファブロー監督の自分へのご褒美映画
「アイアンマン2」を酷評されたジョン・ファブローが自分自身の再生の為に撮った映画です。仕事であったり、親子の絆であったり、別れた夫婦間であったりと一度失った物がマイアミからロスまでの旅を通して再生されていきます。かなり主人公に都合の良いように話が進んで行きますが、あまり毒のない(キャラクターの言葉使いは汚いですが)安心してみれる映画でした。きっとジョン・ファブロー監督はこの映画を通して批評家と呼ばれる仕事の方に言いたい事言ってかなりスッキリしたでしょう。
とにかく出てくる料理が美味しそうで、お腹空く事間違いなしです。アメリカ人の体型を作れそうな料理ばかりなのですが、なんとも美味しそうに見えます。見た目の勝利ですね。
SNSは危ないですね、使い方知らないと。良く使い方がわからないTwitterで失敗した主人公は良く使い方を知ってる息子の助けで成功します。良くできた息子さんだ!!アメリカの子供は10歳でも使いこなしているんですねー。
ダスティン・ホフマン、ロバート・ダウニーjr.、スカーレット・ヨハンソンと監督の交流ある役者さんが出演している所も味噌ですね。特にスカーレット・ヨハンソンはいい女でした。「アベンジャーズ」の時には演技に手を抜いているんじゃないかと思えます(笑)話の展開上中盤からいなくなるのが残念!!
物語に派手さやヒネリは無いものの、出てくる料理に食欲をそそられる作品でした。
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