「失敗したら世界が終わる」シェフ 三ツ星フードトラック始めました U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
失敗したら世界が終わる
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編集からして、そうだけど「経過が大事」とか「常に現在進行形」とか、そんな言葉がふと頭をよぎる。
とても良質なヒューマンドラマで、気楽に観れる点が秀逸。
いくつも共感できる台詞があった。
「俺はいい人間じゃない。夫としても父としても失格だ。でも料理は上手い」
とか、信念をもつ人間の強さと傲慢さが、溢れんばかりに伝わってくる。
物語のラストでは、皆がこの信念に、飲み込まれてしまう。
数多ある台詞を抑えて印象に残ったのが表題の台詞…というか、言葉。
エンドクレジットが流れる中、メイキングが映し出される。
ホットサンドを焼く料理人。
彼は言う、なんの臆面もなく、
「いいか、集中しろ。世界には、俺とこのサンドしかない。この焼き加減を失敗したら世界が終わると思え。」
その通りだ。
次なんてない。
人生は一度きりだし、時間も巻き戻らない。
ちょと編集に中弛み感を感じてしまった。
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