「強調しすぎてしまったのかな」LUCY ルーシー まりえ13さんの映画レビュー(感想・評価)
強調しすぎてしまったのかな
形をとどめられなくなるシーンは
おお、と思いましたが、
最後の時間、空間、恐竜時代まで遡っていく
シーンが安っぽいかな、、と。
時間を意識させたかったのだと
思いますが、そしたら、その点を
他の戦闘シーンや、捜査シーンでも
使用した方が丁寧になっていたと思います。
最後に適当に詰め込んでも、荒くなって安っぽく見えるだけかと。
有名、無名気にせず俳優さんたちの
演技をみてますが、
モーガンフリーマンの演技がもったいない
と感じてしまった映画。特にファンとかではなく、1俳優さんとしてしかみていませんが、
この作品ではなぜだかそう感じました。
主人公の女優さんスカーレットヨハンソンさんは、始めのつかまるシーンで泣き叫ぶ点では、リアルで演技上手だな。このシーンでは確かにこの人しかいないと思い配役されたのもわかるかなと思いながら見ていましたが、覚醒する部分での表情などをみていると、うーーん、もっと他に人間を超越した表情、無機質な演技のできる適当な女優さんがいたんじゃないのかなぁと、物語のせいもあるのかもしれませんが、感情移入できずでした。
ちょっと、覚醒のやりすぎ感がでていて、ぷぷっと笑ってしまいそうにもなりましたし、
覚醒したからってこんなことできないよっていう意見でというよりかは、演出が、荒いせいなのですかね、幼稚に感じられてしまってです。
薬が切れてしまうときに、
人間的感情が戻ってきての
葛藤などもあればもっと面白く
見れたのかなとも思います。
最初覚醒した時のお母さんへの電話や、
あの刑事さん?から、
自分は何も手伝えないし一緒にいる
必要ないだろと
言われたときに、忘れないため
と答えていたシーン。
今ふと思い出してふりかえってみたら、
人間的部分を消してしまいたくない
主人公の気持ちもシーンに入れていた
つもりだったのかな?と、思います。
ですが、圧倒的な高能力をシーンで
みせたかったあまりなのか、
強さだけ強調しすぎて、
伝えきれておらずだったと思います。
特別ハズレでもないし、面白いシーンも
あるのですが、2度みたいとは思わない中の下の作品かなと思います。