拳銃と目玉焼のレビュー・感想・評価
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盗んだバイクでイキリ出す
リバイバル上映にて『ごはん』から続けて。
オヤジ狩りを懲らしめるところまではよかったが、こちらも中盤が退屈。
その一因は、話の中心が志朗でもユキでもなく哲也なってしまうこと。
しかもそれが、借金を返せず特殊詐欺グループに入れられ、組織の金を持ち逃げするという…
もうベタ過ぎて予想通りにしか話が進まない。
その間主人公は、装備だけやたら整えるものの特に何もしない。(痴漢パトロールくらいしようぜ)
背景が目玉焼きエピソードのみで、志朗のキャラに厚みがないのが残念。
せめてヒーロー願望の根源くらいは描くべきでは。
ユキや哲也の事情は明かされたが、サブや阪本も活かしきれてないし。
尺の割に“人”が描けていなかった印象。
クライマックスでの武器の殺傷能力は少しやり過ぎ。
プロテクター程度で志朗があれだけのバットの殴打に耐えられるのも不自然。
(というかプロテクターの耐久すげぇ)
駅前でハイエースするのに顔を隠してなかったり、アジトに鍵かけなかったり、敵も雑すぎ。
辞めた後にユキが仕事を引き受けた理由は?
作品の雰囲気に対してリアリティラインのバランスが悪かった。
『ベビわる』くらいオフビートならよかったのに。
そういった意味では、紅萬子のキャラに救われたところは大きいと思う。
『侍タイ』で期待し過ぎた面はあると思うが、単体で見てもやや残念な出来。
コスチュームの造形はかなり好きでした。
ゆうこ殿に何という役をさせていたんだぁ~
『侍タイムスリッパー』の安田淳一監督の過去作を辿る旅、続いては初監督作の『拳銃と目玉焼』です。8万円のカメラと750円のライトで撮った製作費750万円の手作り作と言われています。
秘かに思いを寄せる女性の為に気弱な男が悪の組織に立ち向かうというヒーロー映画です。でも、そこは安田作品なので緩さとクスクス笑いを交えつつ「映画で楽しんで下さい」のサービス精神一杯で作品は進みます。 しかし・・
『侍タイ』→『ごはん』の順に安田監督作を観て来ると、
「我々のゆうこ殿(沙倉ゆうのさんの『侍タイ』での役名)に始めは何という役をさせてたんだ~!」
と3割位は本気で怒りが沸々と湧いて来ました。女優さんは仕事なんだからどんな役でもこなすのが仕事とはいえ、
「こんなゆうこ殿を観るのは辛い~」
と目を覆いたくなります。
「でも、時を追う毎に作品も俳優さんも前進してるなぁ」
と偉そうに上から目線で思うのでした。
マドンナへの憧れは…
侍タイムスリップパーを観て、安田淳一監督の作品が観たくなり鑑賞。
紅さん、若くてスリム。
侍タイの劇中劇「最後の武士」の監督も出演。
マドンナを演じる沙倉さんは唯の主人公のマドンナだけではなく、風俗のデリヘル嬢も演じてます。
作品が作られた同時に問題になったオヤジ狩りやオレオレ詐欺(特殊詐欺)も描かれていて、主人公の青年(中年?)は新聞配達をしながら、行きつけの喫茶店に働く女の子に恋心を募らせていきます。
その女の子が痴漢から守ってくれる正義の味方が青年だったら、みたいな事を言うので、その気に。
オヤジ狩りをされていた中小企業の社長を助けてボロボロになるも、その社長にオヤジ狩りの狩りを切り出され、硬いスーツを着込みオヤジ狩りの復讐をする事が出来きる。
その事も喫茶店のマドンナに新聞ニュースを褒められた事に主人公は全身スーツを纏い、運動をして正義のヒーローの鍛錬を積む。
しかし、そのマドンナは同棲をしていて高額の借金からデリヘルの風俗で働いている。
そしてその同棲している彼氏は借金の返済に特殊詐欺に関わって行く。
そんな感じで、主人公はプラトニックにマドンナを好きなんだけれど、デリヘルで指名しても身体の関係にはならない。
唯、ひたすらマドンナに憧れる。
彼女の為に闘うも報われない。
でも、侍タイの様なスゴい心を震わすのがなかったかな。
今度、「ごはん」を観ます。
重苦
意外とよかった
やっと観られた!
うぶな男の恋物語
侍タイつながりでやっと見ることができました。
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