ブラインドのレビュー・感想・評価
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うーん、プラマイゼロかなぁ
設定と中盤まではスリルがあっていいんだが(プラス面)。相手が見えないことをいいことに真横にいたり、スマホを使って若者くんが逃げるのを手伝ったりする、設定をとても活かせてる良いシーンだった。
(マイナス面)
終盤1、まず警察を殺しちゃう展開、こうなると犯人いづれ捕まるのが確定しちゃうんだよなぁ。
終盤2、で、逃亡図るのではなく恨み晴らしなのか二人をヤルことをチョイスする犯人。知能犯なんだか衝動犯なんだか、ブレブレ。(例えば羊たちの沈黙のレクター博士なんかは、きっちり逃げおおせるとこまで計算されていてカタルシスを感じるわけだが)
で、ラストシーン、物体感知器を使ったカウンター攻撃を描きたいのはわかるが、引っ張りすぎ。警官を1刺しで仕留めた腕がある犯人なのに、若者は復活するし、復活したらしたで犯人を一度ぶっ倒してるのにトドメを刺さないあまり、犯人も復活するしで冗長。(部屋を真っ暗にして犯人が見えない立場になる展開は良かったが)
日本版リメイク版もあるらしいが元がこれだとどうなんだろ。韓国映画ぽさ(残虐性)は満喫できた。
犬好きの方、憎めないキャラがお好きな方は閲覧注意、
もしくは視聴をオススメしない映画…
ひどすぎる…犯人ほんと許せない…
自分、そこまでワンちゃん好きじゃないんすけど、
この映画ではギャン泣きしました…(´;Д;`)
昔、ドラマの家なき子でリュウって名前のワンちゃんが天に召されたときと同じぐらい泣いた…
ワンちゃんと、
明るくて抜けてて憎めないキャラが天に召される映画が苦手な方は、この映画はやめたほうがいいかもしれません…(T_T)
でもサスペンス映画としては面白かったです。
犯人が必ずかける音楽、フリオ・イグレシアスさんのLa Paloma に怖気が走りました。彼のお気に入りのナンバーなんでしょうね…。もちろん歌手と歌が悪いわけではないです汗
ちょっと詰め込みすぎ感もあるサイコサスペンス。
盲導犬スルギが殺されたところで号泣してしまったので、終盤は早く終わらないかな~とイライラさせられる。ただ、韓国史上最恐のサイコパスともいうべき堕胎専門の産婦人科医はとにかく殺しまくり。チョ刑事を殺した段階でもう捜査の手は確実にやってくることも自覚してないんじゃないかと思われるほどだけど、それでもミン・スア(キム・ハヌル)の育った施設にも容赦なく殺しにやってくる。
キム・ハヌルはいくつかの作品を見てきてるけど、この映画が一番いいかもしれない。盲目という役も難なくこなしてるし、不幸が重なって悲しみに暮れてもおかしくないのに常に前向きな生き方を見せるのがいい。
スマホの音声認識や、テレビ通話での地下鉄チェイスシーン、そして人がやってくるとバイブで教えてくれる装置など、細かなアイテムもいいし、犯人が施設に侵入したときにショートさせて停電を起こすところも面白い。
犯人がもうやけっぱちになってて、目撃者を殺したところで捕まるってことがわかっていない。レイプの前科があるサイコパスの心理面ももうちょっと描いてほしかったところです。
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