テロ,ライブのレビュー・感想・評価
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8年前の韓国作品。政府おすすめ勧告映画には絶対ならないけど、ノンス...
8年前の韓国作品。政府おすすめ勧告映画には絶対ならないけど、ノンストップなパニックサスペンスとして意外な掘り出し物。とにかく見始めたら止められない勢いがある。全編テレビ放送室内のワンスポットの映像で、しかも演者もアナウンサーほぼ一人なのに、飽きさせずに魅せてしまうシナリオと演出がすばらしい。イタ電かと思いきや、冒頭すぐのブリッジ爆破でつかみは完ぺき。半ばの警察庁長官のイ〇〇ン狙撃で中だるみも解消。最後の◯◯破壊でクライマックスも大盛り上がり。テーマ的には、視聴率しか考えてないテレビ局体質批判なのか、犯人に翻弄される危機管理担当の腰抜けぶりなのか、体面だけを重視する政府糾弾なのか、わやわや詰め込みすぎて結局コメディっぽくなっちゃったところに好感が持てる。
【韓国がテロを描くとこうなる】
『ショウタイムセブン』の元ネタということで鑑賞したが、結論から言えば完全に別物だった。
この作品をベースにリメイクしたと言えるのか、正直首をかしげてしまう。
本作は、文字通り“テロを生放送する”映画である。
2014年という、まだ9・11の記憶が色濃く残る時代に、ここまで踏み込んだ表現をしたこと自体に驚かされる。
舞台のほとんどはラジオブース。
それでも外で起きている大規模テロの恐怖とスケールが、音と映像の演出だけで鮮明に伝わってくる。
このワンシチュエーションで成立させる構成力と演出力は見事だ。
特に印象的なのが、耳に仕掛けられたイヤホン型爆弾の存在。
それを“本当に怖いもの”として観客に認識させるのは、役者の演技と演出の力にほかならない。
日本版の阿部寛の方が重厚な演技をしている。
それでも、脚本と演出の差によって、ここまで作品の強度が変わってしまうのかと考えると、
邦画はまだ学ぶべき点が多いのではないかと思わされる。
韓国映画がテロという題材を扱うと、ここまで緊張感と覚悟のある作品になる。
その底力を、強く実感させられる一本だった。
リメイクされた日本版の方を先に観たが、オリジナルである本作の方がよ...
スタートは良かったのですが…
リメイクより、こっちの方が面白いよ。
日本版リメイク『ショウタイムセブン』を見た後にみて見ました。
『ショウタイムセブン』は、話がとっ散らかって、あっちこっちに行ってしまっていた感がありましたが、こちらは物語の進行スピードがめちゃめちゃ速いわりに、とっ散らかっている感はあまりありません。むしろ、話の進行が早くて、面白いと思う程。
物語の設定も、『ショウタイムセブン』より、こちらの方が素直。『ショウタイムセブン』は、日本に合わせよう合わせようとして無理が出ていた気がします。
『パラサイト 半地下の家族』でも思ったのですが、韓国って、貧富の格差がやっぱり酷いんですかね?まぁ、財閥がある国ですし、貧富の格差があるのは間違いないのでしょうけど、この作品でも、根底にはそう言う事があることが見えていました。
どころどころ(?)、脚色を超える様なオーバーな演出があるのは、まぁ、劇作品なので仕方ないと思うところでしょうかね。
エンタメ性の底に込められた、痛烈なメッセージ性
【イントロダクション】
テレビ局のキャスターからラジオ局のパーソナリティーに左遷されたアナウンサーが、自身のラジオ番組に掛かってきたテロリストからの爆破予告をネタに、キャスターとして返り咲こうと、犯人との攻防をテレビ中継する様子を描いたスリラー。
主演に『チェイサー』(2008)のハン・ジョンウ。監督・脚本にキム・ビョンウ。
また、日本では阿部寛主演の『ショウタイムセブン』としてリメイクされ、2025年2月に公開された。
【ストーリー】
テレビ局SNCの元国民的ニュースキャスター、ユン・ヨンファ(ハン・ジョンウ)は、ラジオ局に左遷され、朝のニュース番組のパーソナリティーとして活躍していた。
ある朝、番組中に“パク・ノギュ”と名乗る元建設作業員という男性から、「(SNCのすぐそばに掛かる)麻浦(マポ)大橋を爆破する」という脅迫電話を受ける。ユンはイタズラ電話と判断し、汚い口調で相手を罵って電話を切る。直後、麻浦大橋で大爆発が起こる。
単なるイタズラではなく、テロ事件だと確信したユンは、犯人との通話を独占スクープとして利用し、キャスターとして返り咲く事を画策。スタッフの警察への通報を阻止し、報道局長のチャ・デウン(イ・ギョンヨン)に掛け合って、テレビ中継を取り付ける。
中継が始まり、ユンは犯人の犯行動機を聞き出す。建設作業員として30年勤め上げたという犯人は、1983年の麻浦大橋の建設にも携わっていた。彼は、2年前の世界首脳会議に間に合わせる為、仲間の作業員と共に急ピッチで橋の修繕作業に望んでいたが、その際に3人の作業員が橋から落下し、犠牲になったという。
しかし、警察や消防は首脳会議に掛かりっきりで初動対応が杜撰であった事、政府からの補償が為されなかった事を理由に、今回の事件を起こしたという。
犯人の目的は、大統領をTV出演させ、事故の謝罪をさせるというものだった。上層部や政府は、テロに屈するわけにはいかないと、犯人の要求を拒否する姿勢を示す。しかし、犯人はユンのイヤホンに爆弾を仕掛けていた。自らの命を握られたユンは、犯人の要求を承認させる事を余儀なくされる。
【感想】
事件の発生から解決までを、ほぼリアルタイムで展開し、その殆どが放送室で展開されるというシチュエーション・スリラー。
特に、冒頭のラジオ番組開始から、犯人からの電話予告、橋が爆破されてテロ中継が開始されるまでのテンポ感が素晴らしい。
また、中盤で警察庁長官がイヤホン型爆弾で殺害されて以降、悲劇のエンジンが掛かったかのように、容赦ない展開が連続するという先の読めなさも素晴らしい。橋の倒壊による一般人への被害、犯人が潜伏先として捜査員を誘き寄せる為にJRタワーに仕掛けた爆弾を爆破、それによりSNCビルまでもが倒壊の危機に瀕するというクライマックスまで、限られた空間で物語を展開しつつも、見せ場を作る創意工夫の姿勢にエンタメ魂を見る。
犯人が近くに居ることを悟ったユンが、犯人を誘き寄せる為にゲリラ中継を行うという、もう一つの“テロ、ライブ”が行われる上手さに感心する。
犯人の正体が、パク・ノギュの息子、パク・シヌという種明かしは、中盤の警察庁長官の爆破殺害の際に、彼から「工学科出身の息子がいる」という丁寧な前振りがある為、納得出来る。
特に中盤以降は、賄賂や圧力という上層部の腐敗、政府への不信感、悲劇的なテロ事件を起こそうと変わらない国という皮肉といった、韓国映画ならではの暗い現実に対する痛烈な批判が展開される。ラストでようやく姿を現し、高らかに勝利宣言する大統領の顔が、モニターの破損によって見えないという演出がニクい。
キャスターに返り咲き、別れた妻、イ・ジス記者とヨリを戻す事を夢見ながらも、自身の過去の収賄を暴露され、キャスター復帰も白紙、ジスの事故死によって全てを失ったユンが、「俺にはこれしかない」と語ったシヌの残した爆弾の爆破スイッチを押して自殺するラストは、何とも皮肉。
【総評】
限られた空間、リアルタイム進行という時間制限、そして恐らく製作費によるシチュエーション・スリラー展開を求められる限られた脚本の自由度と、様々な制約の中で、エンターテインメントとして盛り上げる為の創意工夫を感じ取る事が出来る、スリラーの佳作として楽しめる。
作品の根底にあるメッセージの痛烈さも印象的。
リメイクの価値は―――
阿部寛さん目当てで観た日本版リメイク『ショウタイムセブン』に比べるとだいぶハードな展開
日本版は序盤やあらすじは原作(テロ、ライブ)通りなのだけど、伝えたいテーマの部分を書き換えたられたような印象を受けた
元ニュースキャスター、現ラジオアナウンサーの主人公の番組にかかってきた爆破予告の電話
本気にせず軽くあしらっていると主要な交通網である橋が爆破され、関わりのない人々に危機が迫る・・・
日本版と比べると発電所ではなく橋が爆破されることで、多くの人命が危険にさらされるというのが設定の大きな違い
日本版はマイルドにする制約でもあったのだろうか?
主人公のいるスタジオ内で起こる事件やクライマックスに向かう展開も原作のほうがかなりハード
日本版はメディアとそれに接する我々視聴者について語った物語と受け取ったが、今作はそれよりも大きな「国」や「体制」といったものへの不満を強く感じた
知らなかった原典に触れる機会を与えてくれるという点で、やはりどんなリメイクも歓迎していきたいと改めて思う2作品だった
云わずと知れた🎦ショウタイムセブンのオリジナル。
「ショウタイムセブン」の予習
エンタメ映画として成功
この韓国映画を原作とした『ショウタイム7(セブン)』が公開されるので、観てみました。
スリリングさより、「韓国って政権や国家を怨んでいる人が多いのかな」みたいな怨念表現に意識がいってしまいました。
実際、歴代首相は逮捕されることが多いですしね(今なんか、現役で逮捕されたし)。
放送局内に爆弾を仕掛けてられる時点で、内部犯の可能性を一切考えない警察のテロ対策担当の頭の悪さが際立ち、「韓国とインドは映画の中の警察が無能」の法則がバリバリ発動していました。
テロが大規模でがんがん人が死んでいき、情動による発作的かつ衝撃的なラストは、エンタメ映画として印象的な仕上がりで、かなり成功しているなと。
面白かったですよ。
20数階の宙ぶらりんの
流石の原作。
息もつかせぬ展開は、ライブそのもの!
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