バクマン。のレビュー・感想・評価
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面白い
駄作の一言
ジャパニーズマンガの世界。
原作アニメ好きとしては
大根監督の良さが全て詰まった作品
漫画を創作して世に出し、その真価を読者に問うといことで全体の構成が成り立っているという絵的に退屈になりそうなストーリーを
動的に、漫画的に(ある意味漫画原作を超えて)見せる工夫をした大根監督はすごい!
プロジェクションや漫画を描くことを格闘にしたあのシーンだけでなく、演技の仕方、漫画を描く上での音の使い方を巧妙に使うことで最後までダレることなく、アクション映画を観てるかのような映画に仕上がった!
このような一見映画としてはコケそうなものを映画表現に最適化するところや、エンディングの『ある仕掛』のような大根監督のサブカルへの愛(あくまで彼は受容する側の目線)を惜しみなく垂れ流しているところなど、
今までの作品の中でも一番彼らしいかも。
演技に関して言うと新井浩文には全く気づかなかったので彼を評価したい!
ゾクゾクしたー
美しき大バクチを応援する、素敵な時間。
私事で恐縮ですが、
自分の好きなことをシゴトにしたくて、
20代の頃に壮絶な体験をしました。
新人は1週間家に帰れないことも当たり前で、
よく仕事場の床に寝たものです。
吐血して身体を壊して辞めていった仲間もいて、
夢を追いかけるなんてキレイなんかじゃなかった。
命を賭けた人生の大バクチを打っているんだと、
本気で思ったなぁ。
なんとかプロになっても、
ゼロから創造するシゴトは生みの苦しみがかなり辛いもので。
ライバルはたくさんいるし、賞などの印も必要。
しかも高みを継続しないと、すぐに干されてしまう。
代わりなんていくらでもいるし、新しい感性だって求められる。
そんな想いまでしてもなぜ続けられたかというと、
ゾクゾクするほどの目標があったから。
だからこその達成感も、ハンパなかった。
僕はこの漫画を見たことがなかったけど、
2人の気持ちが痛いほど分かって、
切なくて、後半は涙がとまらなかった。
ドタバタ青春ものだと思ってたから、不覚でした。
何かに打ち込んでる人や、
まだ一生のシゴトが見つかってない人は、
ぜひ観た方がいい。
自分が輝ける瞬間をつくるには、
自分で挑戦するしかないんだな。
そんなバクチも、
長い人生ではきっと財産になるはずです。
佐藤健くんが、抜群にいいですね。
以前仕事でご一緒させてもらったけど、
本当に努力の人。
それを決して見せないところが、彼の魅力だ。
今回の役作りも見事でした。
神木隆之介くんもうまい役者さん。
脳内ポイズンベリーよりも、
等身大な感じがして良かったです。
染谷くんのやり過ぎなカンジも、
さすがですね。
プロジェクションマッピングなどの
実験的な映像の数々も、
新しい発見がたくさんありました。
すごいクリエイティビティで、
監督はかなりのアイデアマンなんだなぁ。
漫画文化とこの映像表現は、
クールジャパンとして世界に受け入れられそう。
海外でも上映すればいいのにね。
劇中使用される漫画の原稿のクオリティが
高すぎて感心してたら、
原作者自ら描いてるんですね。
これもすごいなぁ。
原作ファンの方は
尺の問題や脚本など色々あると思うけど、
僕は読み切り漫画のように楽しめました。
美しき大バクチを応援する、素敵な時間だったなぁ。
何よりエンタメ映画なのに、
切なくて爽やかで、
少しだけ人生の指針をもらえますよ。
#実況向きな作品!
鑑賞記録2
本気になること。努力。友情。勝利
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