劇場公開日 2015年10月3日

「青春時期の"熱量"に忘れてかけていたものを感じた」バクマン。 マシューさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0青春時期の"熱量"に忘れてかけていたものを感じた

2020年4月21日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

笑える

楽しい

興奮

原作は未読。
最高以外の登場人物の描写はなかったが、何かに夢中・熱中・集中する、今では忘れかけていた若い頃の"熱量"を感じた。

くせ者揃いの俳優の中、主演の2人の"熱さ"が終始映画を引っ張り、気づけば紅一点だった小松菜奈さんの魅力が作品に彩りを加えていた。
この女優さん、個人的に好みの顔ではなく、演技力も決して高いとは言えないが、必ず観る者を虜にさせてしまう稀有な存在である。

さらに「モテキ」同様に、大根仁監督の生み出すアイデア溢れる映像と、独特のテンポ感で飽きることなく、最後まで鑑賞できた。
(「モテキ」同様、エンドロールもおしゃれ)

日々のルーティンワークに疲れ、かつてあったはずの"熱さ"を忘れかけた現代人に観て欲しい作品。

マシュー