「実写映画化に成功だと言えるのか」バクマン。 さすらいの馬鹿さんの映画レビュー(感想・評価)
実写映画化に成功だと言えるのか
ゴールの決まってるこの漫画
どういう形で終わらせるのか漫画でストーリーを知っていた自分は1番の着眼点にしていました
漫画を実写化したという見方ならば漫画では伝えられない立体感や音のリアリティは抜群に感じました
最初からストーリーのテンポは早く負けない音楽と展開を後押しする漫画の制作風景の臨場感!
何よりペンの音!ハマってました
中盤の新妻エイジとのアクションは圧巻でした。
アクションのない原作で映画が長く感じる所でのあのバトルは映像化成功だと思います!漫画の白黒基調でのバトルはページの上でキャラクターが三次元に動きバトルしてるかのようでした
そしてあのエンドロール!小ネタで入るジャンプネタに大満足してます!!
こんなに満足してるのにタイトルで「成功と言えるのか」と書かせていただきましたが、その理由としてはやはり亜城木夢叶が出てこなかった所です。
あと、小松さんのアンニュイさが逆に不自然
小松さんはとても美しく撮られていて漫画の中でも亜豆は美しく描かれています。ですが、小松さんは心に闇を感じるというか発する言葉全てに裏があると感じてしまいました。亜豆の純粋で裏表のないキャラとは少し違うと感じました。でも小松さんの表情はとても亜豆に似ていたと思います
(バクマンを、表面上でしか読めてないと思われてしまうかもしれませんけど)
漫画を映像にするという点では間違いなく成功だと思います!
ですが、
完結した漫画を映画にするという点ではやはりラストはあそこに行って欲しかった
自分は漫画版バクマンの終わり方がとても好きです
ラブストーリーの始まり方で友情、努力、勝利に乗っとり最後はラブで終わる。ジャンプの王道バトルラブストーリー
その点でこの終わり方で良いのかと思ってしまいました
なので漫画を映画にするという点で納得いかなかったのだと思います
自分よりバクマンを好きで自分の意見に全く賛同しない方もいると思いますが、長い文章失礼いたしました