「シュワルツェネッガーの存在感が凄い」ターミネーター:新起動 ジェニシス えのきちさんの映画レビュー(感想・評価)
シュワルツェネッガーの存在感が凄い
『ターミネーター:新起動/ジェニシス』を鑑賞。
12年ぶりにアーノルド・シュワルツェネッガーを主演に迎えたシリーズ最新作。
尚、それ以外のキャストは全て一新されたリブート作品となっている。
まず、素直に楽しめる作品に仕上がっている。
ターミネーターの表面の皮膚だけは人間と同じように老いると言う設定により、主演復活を果たしたシュワルツェネッガーはやはりカッコ良い。
また、今作のサラ・コナー(エミリア・クラーク)も身長156cmと小柄で少しぷにぷにした女の子で、全然強そうには見えないが実に可愛らしくて良い。
2029年から1984年、2017年とタイムトラベルを繰り返し、複数の時間軸が交錯するストーリーはぼんやりしていると分からなくなるかも知れないのでしっかりついて行こう。
最高傑作と言われる2作目と比較すると物足りなさを感じてしまう事は否めないが、SFアクション作品としては非常によくできており、安心して楽しむ事ができるはずだ。
リブート作品と言われている割にはストーリーは完全オリジナルなので、シリーズ未観の方でも全く問題なく楽しめるので安心してご覧いただきたい。
今年はシリーズものの続編が多い年なのだが、今のところマッドマックス、ターミネーターと良作が続いている。今後はミッション~やジュラシック~、そして年末にはスターウォーズが控えている。
続編に頼るのはいかがなものかと思わなくもないが、名ばかりでなくきちんと良作で応えてくれるならば大歓迎である。