百日紅 Miss HOKUSAIのレビュー・感想・評価
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難しい内容ではなく、とてもバランスの良い映画だなと感じました。テレ...
難しい内容ではなく、とてもバランスの良い映画だなと感じました。テレビで観るのと、映画館で観るのとでは、大きく変わる映画だと思います。もちろん、映画館で観るべきの映画です。
??絵にまったく躍動感なし。。。
世界的にも有名な浮世絵師とその娘の物語って事に加え、世界的なアニメーション作品って事だったし、レビュー評価も上々だったので、脳内ではなくコッチチョイスしましたが・・・
丁寧なアニメーションなのに全てに躍動感とメリハリがなく・・・
杏ちゃんの心地よい声に、久々に映画で落ちてしまいました。
最後もえっ!これで終わりでまとめかよ・・・・私にはまったく合わなかった。。。。☆2.4
パンダがブレーキ。
言ってしまえば結局、「北斎の娘だから?」な淡々(は監督のいつも、か)なれど…
江戸良し、妖良し、演出良し、総じて雰囲気良し!の一本。
大きな山も無く、江戸時代の風俗(辞書を引いてみよう!)に興味が無ければ。
ホントに退屈かも知れないけれども。
時代の空気や機微は本当に観ていて幸せだった。
然し乍ら、顔まで似せた主演の方の違和感がその雰囲気に酔うのに大ブレーキをかけるのは如何だろう…涙
棒読みの台詞&言わされてる感丸出しの江戸言葉…
アニメーションに関しては「声優に芸能人を使うな!」と、自分は目くじらを立てる質ではないけれども。
(「日本語吹き替え版」なんて絶対観ないから余計に)
「ポニョ」に於ける所ジョウジ氏並みの違和感だったのが本当に残念!
観客を呼ばなきゃならないのは分かるけど。
それで映画の質を下げたら、元も子もないんだけど。
やらなきゃいけないのが、今の観客も含めた邦画全体の問題かもなぁ…
誰が悪い訳でもないけれども。
プロの「声優」(声ドルは不可!)さんとはいかないまでも、せめて演技の達者な方のアテで観直したい作品。
淡々と語る素晴らしさ
終始淡々と物語が展開するので、どうしても長く感じてしまったけれど、細かい描写など見事で、もっと長くても見ていたいという気持ちになりました。
ただ終わりのほうのエピローグ的な部分は、必要ないような気がしました。最後一枚絵でそしてひらひらっと終わっていれば星5つでした。あくまで個人的見解です。
絵は非常に良かったと思います。風景や光の捉え方・描き方が素晴らしかったと思います。
動きも優れていたように思います。杏さんをはじめ声優陣もとても絵になじんでいたので、リアルな江戸を感じさせてもらえました。だからなおさら東京はいらなかったなぁー
見事なまでに期待ハズレ
期待してた分、裏切られた時の落胆は大きい。なんといっても致命的なのは、ストーリーに盛り上がる点が無かったこと。この映画を世に出した目的が全くわからない。あえて言えば冒頭の龍を描き上げたシーンぐらいだろうか。まぁ大したモンじゃないんだけど、あとは最後までそれ以下。これだけ印象に残らないアニメ作品は、そうそうナイよ。かぐや姫の物語 と同じくらいのつまらなさだ。実在の人物だから、大胆な脚本にできなかったのかもしれないが、この話を作った人間は反省して欲しいものだ。( ̄Д ̄)ノ
粋ってこういうことかも
原恵一さんがインタビューで自分の今までの映画のなかで最も派手だ、と仰ってましたが、私は最も地味だと思ってしまいました。
でも最後まで少しも飽きない。台詞など最小限で、音や表情、間の取り方などの演出がほんとに細やか。それでいて嫌味ではない。
粋ってこういうことかも。多分10回見たらそれぞれ新しい発見があるかと。
映画にカタルシスを求める人には正直物足りないかもしれませんが、10年後にも残る傑作だと思います。
ずっと観ていたい
なぜ自分がこの作品をこんなに気に入ったのか説明するのはすごく難しい。なぜ人々の日々の営みや、細やかな感情の機微、四季や時間の移ろいなどをアニメで見せられると鳥肌が立つのだろう。一方で所々挟み込まれる実にアニメ的な演出も楽しかった。自分がアニメに求めるものが全てあった。確かに、ストーリーは平坦にも感じられるし、「大人帝国」のような涙腺崩壊お涙ちょうだい的なものを期待すると肩透かしをくらうかもしれない。しかし、一見単調にもとらえられかねない話なのに魅せられてしまうのは、原監督の実力のなせる技だろう。上げるところはしっかりと上げてくれるし(江戸とロックがこんなに合うとは)、90分があっという間だった。いつまでもこの世界に浸っていたいと思わせてくれる傑作。
なぜ今これ?
なぜ、ミセス北斎?
江戸時代女性絵師の生き様を描いているのだと思うんだけど、なんかイマイチメインな出来事がなくて物語が平坦すぎ。盛り上がりに欠けて退屈してしまいました。
杏ちゃんの声優も杏ちゃんの顔が全面に出てきちゃってイマイチでした。
江戸の街のアニメは綺麗でした。そこ、見所です。
普通の出来かな
良くも悪くも無い作品でした。逆に言うと普通かな。お栄役の杏さんのセリフが、ちょっと棒読みなのが気になりました。
ラストの橋の上の時期は、北斎が亡くなった後なので、お栄も歳をとったはず。顔は老けた方がよかったのでは?
原作は読んでいませんが、原作ファンには、納得出来た内容になっていたのでしょうか。
怪奇で艶やかな世界観。不思議な浮世ムービー!!
【賛否両論チェック】
賛:恋や命の儚さを経験しながら、成長していく女絵師の姿が爽やかに描かれる。豪華なキャストも魅力。
否:結構怪談チックなシーンが多く、話も案外単調なので、苦手な人には向かないかも。
男勝りの主人公・お栄が、江戸の四季や初めての恋心、そして命の儚さに触れながら、少しずつ絵師として成長していく様子が、浮世絵の風情と共に鮮やかに描き出されていきます。また、お話そのものは怪談のような、不思議な世界観と共に描かれます。その辺りも、この物語の荘厳さを引き立たせる、重要な要素といえると思います。
出演キャストもかなり豪華なので、是非注目して声を聞いてみて下さい(笑)。
筆は2本、箸は4本
初めて映画のレビューをします。
私はクレヨンしんちゃん世代で
原恵一監督の作品はどれも大好きです。
戦国アッパレ以降もクゥやカラフルなど
ずっと追いかけてきました。
今回は正直、原作も内容も何も知らなく
原恵一監督だから観ました。
しかしやはり期待は裏切りません。
冒頭の江戸の町とエレキギターで
一気に世界観に引き込まれました。
確かに作品自体は地味ではありますが
大人向けのアニメ映画としては
かなり良くできていると思います。
とにかく主人公の父親、
松重さん演じる葛飾北斎のかっこよさが
光っていました!
あと藤原啓治さん矢島晶子さんの
出演にはニヤリとさせられました。
物の怪が出てきたり、
少しファンタジックなところも
ありますが
妙に現実的で日本的で
信じさせられてしまうところが
心地良かったです。
ただ少し残念だったのが
オムニバス的な作品だったので
映画全体の
縦軸があまりなかったこと
まぁ原作通りらしいので
仕方ないですが。。。
見た目地味で薄味でも
箸を伸ばせば繊細な美味しさで
やみつきになる和食そんな映画でした。
原恵一はどこへ向かうのか?
アニメにしかできないことやったる!という意気込みを随所に感じる。それだけで観る価値あり。流石原恵一。ただ…葛飾北斎の娘というあまり知られていない人物(をモデルにした"お栄")にまつわる小話を抑制した演出で描くのは地味過ぎないか?原作未読なので何とも言えませんが
「小話を抑制した演出で」というのは前作『はじまりのみち』でもそうだったけど実写とアニメの違いはあるよなと思った。原恵一監督はもしかしてまた実写で撮りたいんじゃない?
『はじまりのみち』も本作も抑制した演出の中で随所にドーンと映画的な見せ場を持ってくるけど前者の方がより大胆で感動的だった。原恵一はこれからよりミニマルな方へと向かうのだろうか?
原作に忠実で、良かった!
公開日に劇場挨拶と合わせて観てきました。
原作を読んでいたので、監督がどのくらい杉浦日向子リスペクトかがよくわかりました。セリフは原作通りだそうです。さすがにストーリーは90分には収まりきらないので、大分つまみ食いでしたが、映像はきれいで、声のはまり具合も素晴らしかった。舞台挨拶で重松さんも言ってましたが、家族ドラマとしても観られる内容で、お栄と猶との交流がよく描かれていました。杉浦ファンとしては、もう少し江戸の風俗が描かれていると嬉しかったかな?
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