「【徳川幕府後期の江戸文化をこよなく愛した、僅か40代で早逝された故杉浦日奈子さんの原作に北斎の富岳三十六景の「神奈川沖浪裏」や彼女の傑作「百物語」の要素を盛り込んだ逸品。】」百日紅 Miss HOKUSAI NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【徳川幕府後期の江戸文化をこよなく愛した、僅か40代で早逝された故杉浦日奈子さんの原作に北斎の富岳三十六景の「神奈川沖浪裏」や彼女の傑作「百物語」の要素を盛り込んだ逸品。】
■浮世絵師・お栄は、父であり師匠でもある葛飾北斎と共に絵を描いて暮らしていた。
恋に不器用なお栄は春画にも手を伸ばすが、絵に色気がないと言われて落ち込む。
が、決して絵を描くことは諦めなかった。
そして今年も、嵐の予感と共に百日紅が咲く季節がやって来た。
◆感想<Caution!内容に全く触れていません!!>
・私が、杉浦日奈子さんの漫画「合葬」に出会ったのは、大学生時代だろうか。(年齢がバレるな。)
そして、今作、そして彼女の最高傑作である「百物語」を読み、衝撃を受けた事は良く覚えている。この人は天才ではないか、と真面目に思ったのである。
・その後、彼女が次々に発表した江戸後期の文化を描いた著作の数々(例えば、当時の将軍の一日を描いた作品など。)には、魅了され愛読して来たが、早逝された後(ナント、40代後半である。)でも、私は書斎が一杯でも彼女の本は一切売っていない。
それ位、彼女の江戸文化を愛するが故の、精緻に亘る作品群に魅了されたのである。
<今作は、杉浦さんの名作の一つである「百日紅」を根底としながらも、彼女の代表作である「百物語」の要素も絡ませ、美しい描写で描いている所が素晴しいと思う。
序盤に出て来た鳴き竜の図は、京都では私が一番好きなのは、相国寺の法堂であると思っている。
毎回、祇園でしこたま飲んだ後に翌日出掛け、拍手をし音響を楽しんでいるが、滅多に見れませんよ。心の洗濯であります。
今作は、とても良きアニメーション作品であると思います。>
こんにちは
マサシさんのレビュー欄へのコメントも、ニコニコしながら読ませて頂きましたー
《Caution!内容に全く触れていません!!》にも思わず吹き出しましたよ。
楽しい連休となりますように😊🖐️
承天閣美術館へ去年行ってきました。その前に大文字山へも登りました。京都って本当に良いところですね。僕も江戸時代は好きなんですが、東京の江戸は全部作られた景観葛飾◯帝釈◯なんて。とこれ以上言うと消されるので。