ハンガー・ゲーム FINAL:レボリューションのレビュー・感想・評価
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大満足
この映画単体というよりは、このシリーズを通しての点数。
大変楽しませて頂いた。何より、カットニスの成長ぶりを体現してみせたジェニファー・ローレンスは素晴らしい。見事な説得力!
カラフルで華やかな世界も、モノトーンで貧しい世界も、別々のものではなく、地続きで繋がっているんだと教えられた作品。
満足でした。
マネシカケスはもう鳴かない
2012年公開の第1作から数えて4作目。
残忍なゲームをきっかけに、独裁国家と戦う反乱軍の
アイコンとなった少女カットニスの闘いが遂に完結。
もとはカットニスが妹を救う為に始めた闘い。
それがいつしか国全体を巻き込み、13地区VS首都
(キャピタル)の総力戦、そしてカットニスをめぐる
プロパガンダ合戦となっていったのが大きな流れ。
この“プロパガンダ合戦”という要素がシリーズを重ねるごとに
色濃くなっていった訳だが、個人的にはその点が面白かった。
戦争や政権争いに勝利するにはいつの世も
「私は正義であり貴方の味方です」という
プラスイメージを民衆に植え付けることが重要で、
マルチメディアはその為の強力な兵器に成り得る。
カットニスをジャンヌ・ダルクのような民衆のヒーロー
に仕立てて士気を高め、彼女を擁護する自身のイメージ
をも向上させようとする13地区のコイン大統領。
逆に、カットニスの英雄としての価値を下げてその
影響力を弱めようとするキャピタルのスノウ大統領。
彼らにとってカットニスは、強力だが扱いづらい将棋の
“駒”に過ぎない。駒の気持ちなど考えないどころか、
思い通りに動かす為にはその気持ちを平気で踏みにじる。
このシリーズは一貫して、メディアに翻弄され
闘争の駒にされる個人を描いてきたという気がする。
完結編ということでアクションシーンはシリーズ最大規模だし
望まれていた筈のキャピタル陥落がなんとも不毛な形で
終結してしまう点なども意外な展開で面白かった。
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だがまあ、ここから不満点。
シリーズを通して感じていたが、独裁国家パネムの設定・世界観が
カッチリ出来上がっていないという感じが僕には最後まで拭えず。
本作の場合だと、
あれだけ強大な軍事力をアピールしてたキャピタルが、
まだ完全に団結もできていない反乱軍を相手にして、
クライマックスでアッサリ転覆寸前になってる。
1~13地区連合軍は数も士気も上だったのかもだが
(コイン大統領もスノウ大統領以上に狡猾だし)、
最前線ではなく攻略済の地区を回るカットニス達が話の
中心という事もあって、戦況とかが全然分からんのよね。
特に手痛いのは、最前線に駆り出されていたカットニスの
妹の登場そしてその死までもが唐突になっていること。
他にも、
攻略済の地区の割にトラップわんさか残っていたり、
これまで名前すら登場しなかった筈の水棲ゾンビ
みたいなのが大量発生して襲いかかってきたり、
次々死んでいく仲間の存在感もイマイチ薄かったり、
カットニスの心情描写については注力されている
のだけど、その周辺の描写は随分粗いと感じた。
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そのぶん、カットニスの物語はきっちりと完結する。
妹を救う為に始めた闘いの筈だったのに、
妹が死んだ事で彼女の闘いは終わった。
多くの人々がスノウ&コインの圧制から救われはしたが、
カットニス本人にとっては救われない皮肉な結末。
だが、嘘まみれの世界で疲弊し切った彼女を癒したのはピータの真心だった。
「嘘か真実か?」というあの質問。
互いの正義ばかりをがなりたてるメディアにカットニスの真実はなかった。
野に咲く花の価値を知る人、降り続ける雨音を共に聴いてくれる人、
傍にいて、自分の大切なものを大切にしてくれる人、
それこそがカットニスにとっての真実だった。
個人を遥かに越えた闘いに巻き込まれ、本当の
自分より大きな存在であることを必要とされ、
声高に鳴き続けることを半ば強制されていた彼女。
その重圧から解放された彼女が、静かに我が子に
微笑みかけるラストは、優しく幸福なラストだ。
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僕が1作目に付けたスコアは3.0判定。
2、3作目とも個人的な評価は横這いなのだが
この最終作で綺麗な着地を決めたと思う。
3.0~3.50判定が正直な所だが、J・ローレンス
お疲れ様でしたという気持ちも込みで、3.5判定。
<2015.11.28鑑賞>
ハンガーゲーム
ハンガーゲームは、一話、二話あたりまで。ファイナルになると、ゲーム?
話が変わってきた。
反乱軍との戦い。
結局、全作、映画を観に行ってるんだ
好きな映画でもあるんだけど
、最後はスッキリしない。
ハッピーエンドで終わらない。
ちょっと残念。
本をよんでないから、わからないが、
きっと、本の世界なら、もっと楽しいはずだ。
こんなのが「全世界大ヒット」?
「THE HUNGER GAMES:MOCKINGJAY」見ました。つまらないです。というか、シリーズ通して話が長すぎて、過去の話は順を追って忘れてしまってます。なので、予習は必須。と思いきや今作の監督を調べると、過去作は「コンスタンティン」「アイアムレジェンド」だと。予習しなかったから楽しめなかったんじゃなくて、普通に駄作メーカーだったと安心した。
まず話から。予習は必須、しかもガッツリと。でなければ、ここは何処で、何処へ向かっていて、こいつらは誰で、敵は誰で、誰が悪者かといった物語上大事な部分が分からない。4作目だからか、細かい説明もないので予習をしなければ話を理解することは出来ないと感じた。途中で出てくるゾンビは何だったんだ...。
あとは雑な編集。ラスト、ジェニファーローレンスが最後に自宅に戻る場面。玄関に入って家の中を見渡すカットから、すぐに居間のソファーに横たわるジェニファーのカットへ。家の中が暗いのもあって、状況を飲み込むのに時間がかかった。どういう場面かは忘れたけど、他にもこういった雑な編集がかなりあった。本編が137分だかあるけど、かなりカツカツに詰め込んだ結果なのでしょう。
キャラクターも雑ですね。まずフィリップシーモアホフマンとウディハレルソンが糞の役にも立ってないですね。こんなにも立派な俳優を起用してんのに、ただ突っ立ってるだけなのは勿体無いし、重要な働きをさせれば映画全体がもっと盛り上がったはず。名前ど忘れしたけどコイン首相も、フォーガットンの彼女はミスキャストでは?知的にも屈強にも見えない指導者は物語の推進力を大いに削いでいる気がします。非常に勿体無い。
総じて、駄作です。シリーズを引き延ばしたのがまず退屈さを助長させてるし、その割にはラストはスッキリとさせてくれない鈍重さ。世界的にはヒットしているようだけど、単に客が入っているだけで評価は高くないのでは?騙されないように。
やっと終わった。
はぁ~^^;やっと終わった。ホントに長かったねぇ、このシリーズ。
しかし振り返ると1、2作目からずいぶん印象が変わってしまった。
残虐極まりない理不尽なゲームを強いられた少女の葛藤劇から離れ、
革命のシンボルという人形に祭り上げられてしまった少女の内面が
ハッキリせず、不安定な心が織りなすメロドラマが行ったり来たり。
登場人物は多く悲劇性も強いが後半戦は前半戦の惨劇には及ばない。
そんな中でこの少女がどうケリをつけるのかに注目が集まるのだが、
やはり弓。最後も弓で〆るところは鮮やか。でもこうも引っ張れば
そのラストが容易に想像できるので新鮮味はない。何者が主導権を
握ろうがそんなことより平和であることの重要性がヒシヒシと伝わっ
てくるが、映画ならもっと簡潔に描けたんじゃないか?とも思える。
ところで最後に描かれる夢にまで見た彼女の母性はどう映るのかな。
(受難は男性陣。皆振り回されたね。そしてホフマンよ…さようなら)
革命の終結
初めて観た。
なぜだか1作目をスルーして、そのまま今に至る。劇場公開としては4作目にあたるのだろうか?
長きに渡る闘いが終わりを告げた。
本編が始まる前に、1作目からのダイジェストが流され非常に助かった。
大まかな相関図を理解できる。
物語をどうこう語れる程観てはいないけど、途中、主人公達が監視されてたって下りがある。
で、その為にトラップに引っかかり、仲間が殺されてしまうのだ。そして、主人公達はその場を後にし向かい側の廃墟に逃げ込む。
なのだが…
監視してるはずの監視カメラにはその様子が映されておらず、主人公達は仲間と共に死んだ扱いに…え?なんで?
あのカメラの位置ならカメラ本体は機能してるはずだろ?
情報操作の一つかとも考えたが敵側も信じてたっぽく…疑問だ。
官邸に難民を装って紛れこもうとするのも浅はかだ。
フードを被ったくらいで紛れ込もうとするなんて…単細胞にも程がある。
映像は素晴らしかった。
トメは主人公が家族を構築し、子供に話しかけてる幸せな絵ではあろのだけど、そこでの台詞が何かを暗示していて、大団円ではないと予測させ、またもや続編なのっ?て感じもしてた。
この1作だけに見る彼女のヒロイン性なのだが…彼女を強いとは思うけど、迎合はしたくないと思ってしまう。
なんちゅうか…私怨で動いてしまったからだろうか?
彼女の習性が復讐に起因してるような感じだった。戦争は人を狂わせるって揶揄だろうか。
▪️追記
⭐︎5.0に変更した。
やっぱ1作目からの記憶がある内に見ると見え方が変わってくる。
私怨で動くと書いてはいたが、私怨で動いてた。ただその確執を知れた分、彼女の大義名分が分かった。
酷い大統領だった。
そして、最後の標的も間違ってはいなかった。
作品としては完結編なので、全ての事にカタがつく。何やらモンスターが地下道で登場したのは驚きだった。
アレは何の副産物なのだろうか?あまりに唐突だった。
キャピタル全域にトラップを仕掛け「第76回ハンガーゲーム」と称した台詞は粋だったなぁ。
ピータと結ばれて良かった。
彼は、やっぱりいい奴のままだった。
途中に「そばにいて」「いつでも」なんてやり取りがあって、泣けそうになった。
彼自身が彼を取り戻した証のようで、いい台詞だった。本作だけ観てたら分からなかったポイントで…シリーズ通して見れて良かった。
Netflixに感謝である。
1作目からホントに良く出来た脚本で…キャスティングも素晴らしければ、伏線を匂わす演技も素晴らしい。随所に見られるCGも作品に溶け込んでいて見事だった。
本シリーズを牽引していったジェニファ・ローレンスは神がかっていて、絶品だった。
どの作品においても、常に彼女は異質な存在感を放ち失速する事がなかった。
「反逆者」というキャラがそうさせるのか、はたまた演出の向こう側を歩いていたのか…アンコントロールな部分を常に抱えてたように見えた。
結局、革命軍が勝利するのだが、その瞬間を本作は描かない。
改めて見てめっちゃくちゃ驚いた。なぜ初見のレビューで触れなかったのか?寝てたか、俺?
今までの目的だったのではないのか?
大統領を殺し、自由を取り戻す。それが地盤だったと思うのだが、そのピリオドを本作は打たない。
何故だ?と首を傾げをするものの、ふと頭をよぎった事がある。
「戦争に勝者はいない」
武力による革命は大義があるからこそ革命と呼ばれるが、戦争によって人の命が奪われたり、殺し合う事に変わりはない。
そんな事への達成感を描くのを拒んだのかと思えた。
勝利を描かない事が、メッセージなんだと。
先のレビューで、続編がありそうなんて書いては見たものの、大団円ではないか。
ようやく訪れた平和を謳歌してほしい。
波瀾万丈のピータ&カットニス夫妻に祝福を。
渾身のシリーズであった。
カットニス!!
主要キャラクターはどんどん死ぬし,結末もけっしてハッピーエンドとは言えないが,それはあくまでも原作に忠実だったがゆえのこと。原作もストーリーが進めば進むほど重苦しい雰囲気が強くなる展開だった。
思い起こせば1作目から随分とテイストが変わったものだ。1作目と4作目を単純に観比べれば,それが同じシリーズの映画とは思えない雰囲気に満ちていることは明らか。1作目は「ゲーム」の残虐性とそこからの脱出劇をが物語の主軸だった。しかしストーリーが進むに連れて「ゲーム」はあくまでも副次的な要素でしかなくなり,最後は「戦争」「革命」が軸になる。
物語の巨大化に伴い,主人公カットニスの立ち位置も大きく変わった。もはや「平凡な一人の少女」であることを周囲が許さない。カットニスは自分の意志に反して「ジャンヌ・ダルク」のような「革命のシンボル」に祭り上げられたことにとことん悩みぬくが,4作目の「〜レボリューション」に至ってようやく自分の気持に決着をつけ,敢然と権力に立ち向かう。
とは言えカットニスは完全無欠のヒロインではないし,圧倒的に強いリーダーでもない。常に権力に翻弄され,自分を見失いかけることもしばしば。悩みが尽きることもない。そんな等身大の姿が観る者の共感を呼ぶのだろう。
おそらく観終わった後のカタルシスはない。何か心の奥にもやもやしたものが残るに違いない。でも,もしかしたらそれは,最後のシーンに描かれるカットニスの心情と同じなのだろう。単純なハッピーエンドはなし。それもまた「ハンガー・ゲーム」っぽくて良い。
やっぱり弓ですね。
とうとうfinalですね。ストーリー的にはまあ、そうだよねって感じだけと、満足感ありました。
最後はやはり弓で決めるのはさすがですが、あそこでエンドロールでもカッコよかったかな?
ちょっと間延びしたかも。
観てきた人は観るべし。。。
前作で盛り上がったほどではなく…。
カットニスの戦闘シーンが、前作と比べて盛り上がりがなく、アメリカ映画っぽくない感じ。日本人が作ったのかなって思う説明調(ラストの方の)シーンは、短くしてほしかった。白い変な化け物は唐突過ぎてよくわからないし(^o^;)纏まりにイマイチ欠けたかな。
A級芸達者による学芸会、完結編。
「ようやく終わった」という印象がまず第一の一本。
イチゴ小説原作にしては、偉そうに申し訳ないが類似の中では1番楽しめたシリーズ。
ただし、これも「アリノママ女子」映画なんだけれどもね。
大義を説くには、カットニス(も、だよ)は我儘過ぎて共感は出来ない。
洋の東西を問わず。時代は何が欲しいんだろうか、と思ってしまう。
俳優陣が実力のある豪華ラインナップだけに、余計に。
作劇も薄い。
主人公がギャーギャー騒ぐくせに、自分を救ったりしてボロボロ死ぬ人間に対する描写は極薄。
男を捨てる女を体現しているのだろうか、ナチュラルボーン自分が第一の。
兎にも角にも、フィリップ・シーモア・ホフマンの最期の姿に全てが救われた作品。
終わってしまった。イイ作品だった!
一作目は劇場で観る事が出来なかったので残念でしたが後は全て劇場で観賞でき満足でした。FINALの①と②ではカットニスが政治に利用されるシーンが多くなり仲間もたくさん失い残念だった。ただ、最後のカットニスの顔が穏やかで一作目の最初の頃に観てから久しぶりの顔だったなぁー。とにかく、イイ作品だった!
私は好きです、この映画☆
これを鑑賞するにあたって急遽ネットで今までのあらすじを勉強しなおしました!
結果、予習しておいて良かった~(^v^)
すんなり内容が入ってきました!
最後のスノーの爆笑シーンは笑いました(笑)
私の大好きなピーターとハッピーエンドになって良かった♡
あとミュットなんて今迄出てきましたっけ?
最高に気持ち悪かったです。
それなりに楽しめます
ラスト前15分は、なくても、良いかな。シリーズを見てきたお客様への、プレゼントかな。放たれた矢で、ラストでも、十分にメッセージは伝わります。 ちょっとだけ、ストーリー?はあれどラスト矢迄は、テンポ良い展開 本作品単独でも、楽しめました。
カットニスに共感ができん、、、
情緒不安定でどうしたいのかよくわからん思考の彼女に最後までポッカーンなままで終わってしまった。ピータもピータだし。後ろの外人は所々で笑っていたので楽しみ方が違うんやなぁと思った。四部作も鑑賞するもんやないで(笑)
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