「キリスト教・・・」フューリー kenkenさんの映画レビュー(感想・評価)
キリスト教・・・
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戦車の中に“バイブル”というキャラクターが乗っている。「十字路」を死守しようとする。ラストカットは俯瞰ショットとなり、クロスの中心に「フューリー(fury)」がありその周囲に無数の死体が横たわる。キリスト教的な正しさへの揺らぎと、9.11以降のジレンマが映し出される。ここまで残虐描写をしなければアメリカ人のもつ「正しさ」に異を唱えられないということか。キリスト教的教養と戦争体験が違う日本とアメリカではその受け止め方が大きく違うのかもしれないと思って観ました。「地獄の黙示録」に一番近い映画かもしれない。
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