劇場公開日 2014年11月28日

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「感動はない、でももの凄く意味がある映画。」フューリー myaa1969さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0感動はない、でももの凄く意味がある映画。

2014年12月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

楽しい

単純

興奮

感動はない、でももの凄く意味がある映画。
アメリカがハリウッドが英雄ブラピを使って戦争には善も悪もない、ただ勝者と敗者があるのみ、双方が悪であると表現した映画。
先の大戦を描く最悪の映画『パール・ハーバー』の劣悪ぶりは語るべくもないが、最近の『リンカーン』然り彼らが描く戦争は『聖戦』。
この映画ではアメリカ軍人による民間女性・子供への容赦ない虐殺、敵国女性への蹂躙・〇姦、それを英雄ブラピが演じる意味。戦争とは人間を悲惨・異常なchaos(ケイオス)に陥らせるもの。
また歴史とは勝者が作り上げる勝手気ままな武勇伝。こういう映画が次々に出てこない限りアメリカ人は今後も女性・子供民間人への大量虐殺を続け、英雄・聖戦と語り継ぐ。
フィクションとしての『映画』の完成度は壮絶な戦闘シーンをはじめてこだわり抜いた本物の追求がもたらす臨場感は素晴らしい。
冒頭、『感動しない』と述べたのは最強ドイツ陸軍にアメリカ陸軍が5対300人で勝てるはずがない戦隊ヒーロー映画のようなパロディ感。
ただフィクションと思えば十分楽しめる映画でしょう。

myaa1969