「結末に異議あり!」フューリー うそつきカモメさんの映画レビュー(感想・評価)
結末に異議あり!
戦車による戦闘をここまでリアルに描いた映画は、初めて観ました。
また、戦争の不条理を、ギリギリ許せる範囲で描いてあり、結局、敵にも味方にも、悪い人間はいないんだという無常観と、極限状況においても、人間は恋に落ちるし、略奪するし、仲間に対する尊敬や情で行動する生き物なのだと思いました。
なかでも、ブラピが演じたドンは、人間臭く、善人でもなく、それでいて自らの信条を譲らない複雑なキャラクターを上手に表現しています。
本当に、結末だけ。それだけがこの映画でいただけないところでした。
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