「ピットインフューリー」フューリー Hasさんの映画レビュー(感想・評価)
ピットインフューリー
この映画の一番印象的なシーンは、ドイツ人女性のイルマとエマに出会うくだりであることは、もはや共通ではないか。ブラッドピット演ずるコリアーのキャラクターに深みを持たせる重要シーン。製作総指揮を務めるブラッドピットの意気込みを感じる迫真の演技が見られる。その所作ひとつひとつにコリアーの人物像を感じる。流石の演技、貫禄勝ち。室内シーンの特性であろうか、微に入り細に入り演技に豊かさを感じる。一方、大半を占める屋外シーンにおけるコリアー像が単なる仲間想いの鬼軍曹程度のキャラクターを脱しないため、映画を通じて一人のキャラクターが完成するという気持ち良さがないのが残念。
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