劇場公開日 2014年9月6日

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「本物の天才」イヴ・サンローラン 가나코さんの映画レビュー(感想・評価)

3.0本物の天才

2015年5月12日
iPhoneアプリから投稿

良くも悪くも"天才"というものをありのままに描いた作品だなと思いました。美をどこまでも追求し、孤独感から逃げて愛に溺れる、、、そういう解放された、けれどもある意味閉じこもった生活をしていたのだなあと、、、。
若くしてディオールのチームを引き継いだイヴは大きすぎる責任を背負って、創造という仕事をこなしました。つぶされそうになったことも多々あり道を踏み外したこともあったけど、そのとどまることのない才能により成功したことは彼がほんとの天才だったからだと思います。でもその分性格は暗くセンチメンタルで感情や本能のまま生きてるんだろうなあと。きっとトゲのある鎧で自分を守ろうとしていて、その才能で人をひきつける一方で、そのトゲで周りの人を傷つけることもあったんだと思います。
彼がゲイであったとかは関係なく、人生のパートナーがいたことが彼の救いになっていたと思うし、男性の肉体に美を見出していたんだろうと思います。彼の師、ディオールについて描いたディオールと私も見てみたいです。

가나코