「ため息が出るほど美しい」イヴ・サンローラン MizuKiさんの映画レビュー(感想・評価)
ため息が出るほど美しい
サン=ローランの恋人でありビジネスパートナーだったピエール・ベルジェの協力や、イヴ・サン=ローラン財団所有のアーカイブ衣装の貸し出し許可なども得て製作されたというこの作品、一番の魅力は新作のコレクション発表のシーンでした。
美術館に収容されてもいいような、貴重なオートクチュールの衣装が使われています。繊細で大胆な衣装の数々と、イヴ・サン=ローラン役のピエール・ニネの優美な演技はため息が出るほど美しい。
また、彼の恋人でありビジネスパートナーだったピエール・ベルジェの関係も丁寧に描かれていてよかった。
実業家だったピエールは若きイヴの才能に惚れ込んで、独立してYSLを作るための金策やら細かい実務やらを全て請け負います。イヴがデザインのみに集中し、大成功を収めることができたのはピエールのお陰でした。
ファッション好きな人は絶対に楽しめる作品です!
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