SHIFT 恋よりも強いミカタのレビュー・感想・評価
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自然感が心地よい
主人公の女性が、日本によくいるフィリピンのおばちゃんのようにしか見えなかった。もうすこしなんとかならなかったのかと思いながらも、だからこそリアルなのかとも思った。
特にストーリーがあるわけではないのに、最後まで観れたのは、役者たちの自然感なんだろう。やっている、やらされてるという、ワザとらしさ感が無くなると、それだけでこんなに映画が観れるものになるのか、と驚きだった。
音楽に乗せて見せていくシーン、部署の競争やデートでは、普通だと下手な見せ方なはずだが、不思議とそれも気にならなかった。編集がどうこうと言う気にならないぐらい、ワザとらしさがなかったということか。
ワザとらしく感じたのは、歌のシーンの泣いているインサートぐらいか。
こういう自然な映画を観れて良かった。
シンガーソングライターを夢見ながらコールセンターで働くエステラと優...
シンガーソングライターを夢見ながらコールセンターで働くエステラと優しいイケメン先輩トレヴァーの切ない恋物語。全編恋愛あるあるに溢れた胸がキリキリするお話がアコースティックギターの音色に彩られてキラキラと淋しげで、それでいてどことなくサバサバしている愛すべき一編でしたが、隣のおばさんはイビキかいて爆睡していました、恐らくここ(シネマカリテ)の常連さんだと思います。
自分探し。
フィリピンで大学を出た女の子が、実際に歩んでいてもおかしくない、生き方の模索を描いている。
恋でも、仕事でも、自分でありたいともがく様は、ある程度の発展を遂げた社会において、共通なのだろう。
でも、自分って何?自分なんてないのでは?、という感もするんですよね。
今年のベストムービー!
いまの日常に致命的にだめなところはないけれど、本当は好きなこととかチャレンジしたいことがあって、日常を変えたい、と思っているすべての人に見て欲しい映画です。
初めてポスターアートを見たときから気になっていました。ヨーロッパの映画のように見えますが、なんとフィリピン映画。監督は、今回が長編初監督の女性。いわゆる自主制作映画とは一線を画するクオリティです。
とにかく、主人公に感情移入をせずにはいられません。
監督はインタビューで、主人公のエステラは自分自身を反映している、と答えています。最近来日されたようで、監督のインタビュー記事には勇気をもらいました。とても、聡明な若い監督です。
次回作も是非見たいな、と思いました。
目新しい訳ではないがフレッシュ
恋する惑星や胸騒ぎの恋人と比べられるのは分かる気はするんですけど全く別物だと思いました。とてもフレッシュな恋愛模様。色遣いもステキなんですけどやり過ぎてないのが良い感じ。もっと話題になってもいいのにな。
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