青鬼のレビュー・感想・評価
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笑った青鬼
うん、分かっていましたよ。クオリティはね、まあ分かっていました。低予算でしょうし。そこを文句付けてても意味がないので。
ただね、それでこれに1800円はキツいでしょうよと、思わないワケでもないというか、なんというか。
せめて1000円均一辺りにしないとなー、と。上映時間も70分間だし。
まあ、それは置いといて。
良かった点を2つ。
青鬼から逃げ惑うシーンは緊迫感があって良かったです。ホラー要素としての、(グロも含めて)まあ諸々の魅せ方はあんまり巧くはないんですけど、逃げる時のカメラワークだったりの切迫した状況作りというか、雰囲気がよく出てたと思います。
あと伏線の張り方は「おっ!」となりました。
序盤の一体何を言いたいのか分からない部分も後半辺りできっちりと回収していたので感心しました。軽いドンデン返しも良かったです。
えー、以上です。
鬼から逃げない鬼ごっこ
さて本作、原作となったのは近頃ネットで大人気の
無料ホラーゲームだそうな。なんでもnopropsさん
という個人が作成されたとか。
このゲームは知らなかったので、YouTubeで
どなたかの実況動画を見て“さわり”だけ予習した。
うーん、なるほど、やたら頭がデカくて妙に無表情な
青鬼さんがひたすら主人公を追っかけ回す様は怖い。
映像はスーファミ並みだがそのチープさも逆に怖いし、
実際コントローラを握ってる側はビクビクもんだと思う。
(『クロックタワー』に近い恐怖感?)。
というわけで今回は、原作ゲームの流れと雰囲気だけ
確認し、オチを観るのはとりあえず止めておいて
映画鑑賞に臨んだ。
* * *
映画の全体的な印象としては、
じわじわと恐怖を煽るタイプではなく、
かなり直球のモンスターホラーになっている。
モンスターはムチャクチャ攻撃的だし、
死体の描写もかなり直接的でエグい。
これって日本のホラーとしてはずいぶん珍しい気がする。
青鬼のデザインが全く異なるのはファンの方からすれば、
賛否あるのだろうが、モンスターホラーを目指すのなら
あの獣のような凶暴な顔付きもアリかしら、と
思い入れの薄い自分は感じた。
勿体ぶったかのようになかなか攻撃してこないのは……
この手の映画ではよくあることなので気にしない(笑)。
ゲームの謎解きをそのままなぞっているらしい展開は
さすがに都合が良すぎると感じるけど、そのぶん話が
まどろっこしく無くストレスなく進むのは良い。
それに、面白いアイデアもけっこう多い。
窓の外を覗くと鏡のように巨大な眼球が……とか、
準主人公が実は幽霊だった……とか。
また、人物の胸から上にカメラを固定したまま移動させる
ショット(アクションカム使用?)を効果的に用いて
いるのも、ホラー映画ではちょっと珍しいと思う。
予算はあまり大きい映画ではないはずだが、
多彩な撮り方のおかげで狭いはずの建物が
迷路のように複雑で広大に見える。
総じて撮り方がちょいと面白いんすよ、本作。
役者陣も皆悪くない。特に、
セリフにドスが利いてて目力の強い古畑星夏はグッド!
時々青鬼より怖かったんすけど、あの娘。
* * *
けどね、あのオチは個人的にバツ。
よっぽど練り込まれていない限り、夢オチ・空想オチ
くらいに安直なラストって無いと思います。
peanutsさんとかも書かれてるが、あれじゃ
何でもアリになっちゃうじゃないすか。
『この怪物の正体は?』とか『どうして自作ゲームの
通りにコトが進むのか?』とか『弟の死の真相は?』
とかの観客の疑問(≒期待・サスペンス要素)を
一切合財ブン投げるんだもの。
『弟を救えなかったトラウマを主人公が
空想の中で克服するドラマ』と書けば
聞こえは良いけど、想像上とはいえ、
自分のトラウマ克服の為に勝手に友だち
死んだことにしちゃうのはどーよ。
だいたい弟を殺したのがあの不良の兄ちゃん
だったという展開すらもアヤフヤになっちゃうし。
* * *
以上!
毎度ブツクサ文句を書いてしまうので申し訳ないが、
気合の入ったモンスターホラーとして予想以上に
楽しめました。判定3.0~3.5くらいにしようかと
思ったが、やっぱりラストに納得いかないので
ちょっと下げて判定2.5で。
〈2014.07.09鑑賞〉
とても怖かった…。
ゲームしていないし、小説も読んでいないけれど、面白そうと思い見に行ったらただただ怖かった。入山さんは可愛かった。あと名前を忘れてしまったマスクをしている不思議な人は嵐の桜井くんにちょっと似ていて、かっこ良かった。
怖くて逃げるシーンなど、目をつぶったり耳をふさいでしまった。
夜の回で、広い劇場にみんなで4人しかいなくて それも怖かった。
終わったあともすぐみんな席を立たず、えっ、みんな生きてるよね?とか不思議な事を思ってしまいました。(T_T)
ゲームのほうが面白い。
ホラー映画を劇場で初めて見ましたが、今一つといった感想。
青鬼のクオリティはもっと安っぽい予想をしていましたが、これは期待を裏切ってよかっですね。
ただ、ストーリーが面白くない。原作を知っている人が楽しめる要素も特になく、話の流れをよく理解出来なかった人も多かったのではと。
それと、怖くない。公開してる劇場が少ないせいか満席近くでしたが、悲鳴や声をあげている人はいなかったように思います。
グロテスクな描写が苦手なのでそれも減点。
入山杏奈さんは可愛かったです!
こんな結末でいいの?
青鬼がバッコバッコ人間喰っちゃうシーンはほどよい描写でグロくもなく、エグくもなく、全く眼をそらさずにみていられます。
青鬼もなかなかキュートな造形。血がしたたる歯をみせてニヤッとするところなんかなかなかプリティ。
けど、オチがこれかい!
主人公がなんで死者をみれるかの理由もないし…。
このオチだとなんでもできちゃうよ。
お話が単純なだけに奇想天外な終わりにしてほしかったな〜。
ハリウッドなら更に単純に青鬼とバコバコバトルさせるだろうな。
意味深なラスト。軽ーく観られるスプラッターホラー。
【賛否両論チェック】
賛:時間も短く、内容も簡潔なので、あれこれ考えることなく観られる。その割に、1本取られる意味深な終わり方もステキ。
否:ツッコミ出したらキリがない内容。設定にも結構無理があるかも。グロシーンもあり。
さすがゲームが原作というだけあって、若干設定に無理があるものの、ストーリーは単純かつ分かりやすいので、何も考えずに観られます。それでいて、意外な真相に1本取られるのもイイですね(笑)。
急に驚かせるシーンは多いので、苦手な人には不向きかとは思いますが、ちょっとハラハラしたい時に最適な作品です。
小説読まないとストーリーがあんまり分からないと思う
ストーリーはほぼ小説の青鬼そのもの。
私は小説読破して見たから内容理解できたし面白かったけど、ゲームしか知らない人にとっては最後のオチとかも残念だったり、青鬼作成者がでてきたり内容が謎の映画と思う。
ストーリーが謎だった人は是非小説版の青鬼を読んでみてほしい。というか小説読まないと話分からないかも。
これから青鬼の映画見にいく人はゲームとあんまり関係ない完全なオリジナルストーリーと思ってみたらいいと思う。
ちなみに最後のやつ皆夢オチと言っているけど、実際は序盤で言ってた”
青鬼に立ち向かったら作動する変速プログラム(⁇)”が作動し、時間が巻き戻されてシュン君と話しているところまで戻ってるだけ。
結末は好き嫌いが別れるかも。
登場キャラも少なく、上映時間も適度で、とても見やすい作品でした。
ゲーム設定を生かしたストーリー展開に、後半判明する意外な事実など、内容もけっこう凝っていました。
メインモンスターの青鬼も表情豊かで予想外(?)に素早く動くなど、いい感じに不気味に仕上がっていました。初めて全身を見せるシーンは、ほんと怖かったです。
結末はゲームオチということで、ここは好き嫌いが別れそうな気がします。僕個人としては、現実であって欲しかったですが・・・。
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